第59話 土地神様は薔薇が好き。 📚2

学園から戻って、ひとりで料理したよ。


夏野菜&生イカで作る✨イカ墨彩りパスタ


パスタ 80-100g程度 イカ墨 イカ5杯分 生イカ(ゲソ、胴体など何でもOK)

100gほど にんにく(すりおろし) 大1片 ミニトマト 5個 分葱 3本分 ★塩/ブラックペッパー 多め オリーブオイル 大匙1杯 バター 1片 白ワイン(or 料理酒など) 20cc


パスタは夏バテにものすごく最適。バリエーション多いし。家族は喜んで食べたよ。


パクパク。


それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。


チーターマン2というクソゲーをプレイ。恐ろしく作りこまれたクソゲーらしいクソゲーにため息が出る。


ああ。クソゲーの愛は、なぜここに神として宿ったのか。なぜか、ボーイズラブで、メチャクチャなイケメンが出てくるんだよなぁ。


なんでボーイズラブのゲームを僕がやるかというと、けっこうこのゲームシュミレーションの要素が深くて、しかも、男同士の愛だというのに、なぜか許せちゃう雰囲気がけっこうあるんだ。


僕はボーイズラブでも全然平気。現実でないんだから、多少はっちゃけた愛があってもいいと思うからね。


と思ってたら、翌日の昼休みに教室で僕のクラスのイケメン姉御として有名な、大剣使いのスカサハが、実は薔薇系のイケメン男子がくちゃくちゃしている薄い本をいきなりクラスの女子に配布し出して大騒ぎだよ。しかも、男子にも読ませようとするし。


「うるせぇえええ。アタイは男の絡みが好きなんだよーーー!!! イケメン男同士が愛しあう濡れ場がなくて、なにが青春だッ。お前ら、男同士で絡み合って、青春しやがれッッ。ルッツ、ポップ。お前らやれんだろうがっ」


うぅ、ムチャクチャだよ。


僕は車いすのルッツと、顔を見合わせて苦笑しあったよ。


「俺と絡むかよお。ポップ。なあ、俺の瞳は美しいと思うか? 覗いてみるか?」


「・・・冗談やめようよ。ルッツ」


はぁ。あの憧れのスカサハ姉御がまさか、男の絡み合いが好きなんて。


ただ、ちょっとだけ興味沸いたよ。男同士の××の本の世界ってどういうのなの?


僕は軽くそういうのが触れられてるポップな本をカクヨムで探してみた。


あっ、あった。


このくらいなら、僕も楽しめるかも。あっ、なんかすごく面白い。


興味本位で龍のルルイに紹介しよ


僕は本を紹介、動画配信したよ。


🐢「にゃー」


土地神様は薔薇が好き。


「コメディです。なんというかネタが斬新でおもしろい。薄い本って、みなさん、お好きですよね? そう。同人誌で書かれる幾多の危険なブツです。そんな中にあって本作は土地神さまが、なんと男同士の××な同人誌に転んでしまう内容になっています。そんな土地神さまと主人公はどう関わっていくんでしょう。おもしろい騒ぎが巻き起こされる予感が大変しますよ。是非、ご一読ください」

https://kakuyomu.jp/works/16817330656412398017


ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★評価をまだしていない。


のじゃツンなエルネが本にデレてコメントをくれた。


「男同士のくんずほぐれつが好きじゃーーーーーー! たまに無償に見たくなるのじゃーーーー!! ポップ。ごめんなのじゃーーーーーー♪」


ありゃ。エルネ。スカサハ姉御に染められた!?


僕とエルネの恋はまだまだバズらない。


僕のクソゲー補完計画はまだ道途中。ルルイの協力が必要だが、そのルルイがなかなか、僕を翻弄して、計画を進めてくれない。


僕の手の平の中のスマホで、龍のルルイが言った。


「・・・なにが男同士の恋愛に問題あるか? 男同士で愛しあうのは当然じゃないか? 美しい生き物が美しい生き物に惹かれて愛しあう。それのどこに問題があるのだ。俺も美しい人間の体を得て、ポップと愛し絡み合いたいぞ。ポップのやわらかな体に触れて、俺色に染め上げて、そこから激しい展開の愛を語り合いたいと思う。素朴な俺の気持ちだ。愛は無限大だ」


うっそぉおお!!!


僕は次の本を選んだ。



==========👅本の道選択============

📚1 たまねぎ剣士の本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

📚2 壊れた婦女子が好きな本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659183834503

📚3


📚4

🌟時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059902289

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る