第51話 地獄の裁判官 📚2

今日も学園から戻って、ひとりで料理したよ。


夏野菜のキムチスープあんかけ


インゲン 適量 鶏もも肉 60g ニンニク 1片 ネギ 適量 油 適量 キムチスープ 120ミリ 醤油 適量 片栗粉 適量 塩胡椒 適量


下ゆでと、キムチスープにインゲンを入れるのがポイント。家族は喜んで食べたよ。


それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。


クソゲー。サッカーキッドは面白過ぎる。


サッカーをしていた少年が異世界に転移して、敵をサッカーボールだけで倒してしまうのは新しくカッコイイアクションで面白過ぎた。


ただ、途中にどうしても倒せない敵がいて、なぜかバグでソイツに出会うと、ゲームが止まってしまう不具合で、クソゲー扱いになってしまった。


ああ。クソゲー。愛してる。なんかムチャクチャしたくなったよ。


龍のルルイが言った。


「ドラゴンの子育てはストレスがたまるだろう。たまにはお前も世界を壊してみたらどうだ? カクヨムの本を紹介するだけで、それが可能だろう? やってみたらいい」


やってみよ。


僕が本を紹介したら、いきなり、そこが地獄になった。


僕の住む魔道路面電車の街の津々浦々、道の隅々まで黒々となにか世界が光が差しているのに、光が届かない感じになって、なぜか、川が血で真っ赤に染まってる。


うわーー、やっちゃったよ。


血の池だ。


血の池からは地獄の鬼が溢れて、街の人間と僕をわらわら襲って来ようとしている。


避難所に逃げた僕だけど、その避難所に閻魔大王さまがやって来て、携帯避難食料をボリボリ食べながら、僕に言ったんだ。


「よお。大変だな。まあ、地獄の本を紹介すれば地獄からかえしてやらんこともないが、どうする?」


やってみよう。


僕は動画を配信、2冊目の本のタイトルと内容を鬼たちに紹介した。


👹「ごぶごぶ」


地獄の裁判官


「え!? 閻魔大王が地獄で私に求愛してくる? 私どうなっちゃうの? 司法試験を志す女の子主人公がいきなり地獄に堕とされて、なぜか閻魔大王に告白されるというシチュエーション。うーーん。興味深い。そして、閻魔さま。ちょっとイケメン? 実に興味をそそるシチュエーションです。これからどんな展開が待っているんでしょう。是非、読んでください。新読書体験を、あなたに」

https://kakuyomu.jp/works/16817330651656144276


ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★7評価をつけた。


だが、イケメンの閻魔大王様は気に入ってくれたようで、赤い木丹を振ると、途端に、黒々しかった僕の街に光が戻って、血の池が消えて鬼も消えた。


「達者でな」


のじゃツンなエルネが本にデレてコメントをくれた。


>かっこいい閻魔大王様が好きじゃーーーーーー!


それから避難から戻った帰り道、エルネに偶然街で会って、エルネが真剣な顔で言った。


「のじゃーーー♪ おぬしが男の子になってわしはすごくうれしいのじゃ。ずっと、わしはお前と一緒にいたい・・・。かわいくて、楽しいお前が好きじゃ・・・」


ふふ。


エルネの気持ち・・・ちょっとだけ届いたよ。


テキトーに行こー


僕は次の本を選んだ。


==========👅本の道選択============

📚1 青銅のつるぎ

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

📚2 なにをやるかわからない女の子が活躍する本 https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659184427401

📚3

📚4

🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059940791

🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659130351527

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