第38話 リゼの悪役令嬢日記 📚2
学園から戻って、ひとりで料理したよ。
実だくさんの夏野菜汁
玉ねぎ 1/2個 じゃがいも 1個 水 400cc 顆粒だし こさじ小さじ2 なす 1本 大葉 3〜5枚 みそ 20g 豆腐 1/3丁
是非家族に野菜をいっぱい食べてもらいたい。だから、美味しく料理! 家族は喜んで食べたよ。
ぱくぱく
それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。
クソゲーの問題作。四八(しじゅうはち)(仮)をプレイ。む、これは問題作だ。
ただ、名台詞は忘れられない。
「殺しあうことで愛しあうことってできないのでしょうか? 私が永遠に愛を掴もうとするときに、それだけでしか、私たちは愛しあえない」
ヒロインが泣きながら叫ぶ有様に、クソゲー的な愛を感じた。はまった・・・。
クソゲー愛してる。
セリーヌは今日、ちょっと花壇のところで昼休みにため息をついていた。
独りぼっちだ。そりゃ皇太子に振られて世間から完全に悪役令嬢扱いされたら、落ち込んで人間不信にもなる。
「僕、ポップだけど、ゴブリンの平民とキスしてる皇太子を想像してごらん? そんな間抜けな皇太子なんて振られてよかったよね?」
「・・・ありがとう・・・ございます・・・ポップさん・・・」
おずおずとうつむきがちに声を出したセリーヌは可愛くて、ちょっとドキっとした。
うーん。雑念だあ。
こりゃ、本格悪役令嬢の本読んで、ムチャクチャに世界ぶっ壊すしかないよね?
僕がカクヨムの本を紹介すると、その力によって龍のルルイが世界をメチャクチャにクソゲー的に壊してくれるんだー。
あっ、見つけた。いい本があった。
僕は本を紹介、動画配信したよ。
🐢「にゃー」
リゼの悪役令嬢日記
「ときにはじっくりと悪役令嬢の物語を読みたい。軽くソフトに語られる中で、主人公はどうやってさまざまに自分の身に降りかかる事件を解決していくのか? 悪役令嬢と言われながら、それほど悪役令嬢でない主人公の活躍を、暖かい気持ちで見守ってみませんか? 実に主人公が幸せになれるかはあなたの読書する気持ちに掛かっているかも知れません。是非ご一読ください」
↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330658143910102
ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★9評価をつけた。
のじゃツンなエルネが本にデレてコメントをくれた。
「悪役令嬢のディティールが好きじゃーーーーーー! 悪役令嬢をどこまでも愛したいのじゃーーーーーーー♪ かわいいのじゃーーーーーー♪」
僕とエルネの恋はまだまだバズらない。
さあ、世界どんな風にぶっこわれるかなーー。
おお。なんか、いきなり貴族が学ラン着て、下半身ふんどしになるようになったぞー
「やあ。ご機嫌うるわしゅう。君。元気かい? 昨日社交パーティで弟が皇太子さまに挨拶したんだよ。すごいだろう? これで僕らの名家の御曹司ってわけさ」
なんかいけ好かないかっこつけの貴族がぶいぶい言ってるけど、みんな上半身学ランで、下半身ふんどしだからかっこつかないや。
アハハハハ。
世界見事にぶっ壊れたねー。たのしー。
悪役令嬢のセリーヌが真面目に言った。
「・・・ふんどしって、素敵だと思うんです・・・。男性が・・・ふんどしを締めて、・・・恋を語れる世界になったら・・・世界は・・・本当の意味で・・・愛を作れると思う・・・・ふんどしが、愛を知ってるんです・・・みんな・・・気づいて」
うーーん。セリーヌキレてる。まあ、悪役令嬢って言ったら、愛だよね。愛すべきキャラだ。
さあ、世界をもっとメチャクチャにぶっこわそーっと。
僕は次の本を選んだ。
==========👅本の道選択============
📚1 もっとデスゲーム! 悪役令嬢デスゲーム登場!
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659169139412
📚2
📚3
📚4 もずくの本
https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667
🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059929759
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