第17話 誰にでも優しい幼馴染は俺にだけ厳しい。 📚3

学園から帰って来て、今日も僕が料理。


カレールーで作る簡単ドライカレー


合びき肉 200g 玉ねぎ 1個 バター 塩・こしょう なす 1本

ミックスベジタブル 蒸し大豆 コンソメ ケチャップ 市販のカレールー ブロック1かけ(1皿分) 卵


材料をすべて微塵切りにして、炒めて水を加えて、カレールー投入。目玉焼きを添える。


じゅー。ぱくぱく。


今日もクソゲーをプレイ。魔道扇風機をブォー。


アトリエデコラドールコレクションだ。


小さな古びたアトリエで、主人公とヒロインが恋を育む物語。


家に帰ったら、母さんが「あんた・・・クソゲーばっかやって、人生どうすんの?」


と言って来た。余計なお世話だよー。たのしーんだー


クソゲーは面白い。病みつきになるの。アトリエはとくに面白い。


ただ、登場人物が二人ってだけでクソゲー扱いされたんだ。すごいいい恋愛物なのに。みんなわかってない。


僕はため息とともにプレイを止めて、本を読んだ。アトリエの主人公もちょっとツンデレだったな。女の子の主人公なんだけど、


たまに間違うと「嫌いッ」って言うんだ。ツンデレかわいー。


そうだ。珠玉のツンデレ小説で、世界すべてをツンデレにして、世界をメチャメチャにしちゃおう。


ツンデレ好きな僕には、そのクソゲー的な世界はまさにハーレムと言えるだろう。


僕は小説のタイトルと、リンク先を動画配信したよ。


タイトルは、


誰にでも優しい幼馴染は俺にだけ厳しい。


「うーーーん。ツンデレな幼馴染がすごく魅力的です。なんていうか、生き生きツンデレって感じで、このヒロインと、らぶらぶコメコメしちゃったら、どんなに楽しい読書になるんだろうってドキドキわくわくしながら思っちゃいます♪ なんていうんでしょう。ツンデレは愛です。ツンデレ愛♪ 読んでみて、すごく楽しい気分になること請け合いです。さあ、ツンデレを楽しみましょーーー♪」

https://kakuyomu.jp/works/16817330653770016890


ルルイが笑った。


「・・・うん。素敵な小説だ。抱きしめたい小説だな」


おや。今日はエルネからのコメントがないぞ。エルネどうしたんだろ?


世界がツンデレによって崩壊したことで、なにか起こったのか?


そしたら、エルネから突然メールが届いた。


> ふん。あんたなんかに、コメント寄越さないんだからね!


あっ、エルネがツンデレ化してる。


「エルネ。そう言っても、コメント僕にくれてるじゃない?」


> ふん。コメントじゃないんだから。あんたなんか好きじゃないし。


「エルネ。立派にコメントだよ(笑)僕のこと、ほんと好きなんだね。


> ふん。好きじゃないし。全然気にならないし。


「あははっ。気になってるぅーーーー。僕のこと気になってるぅーーー。


> あわわわわ(汗)ばれてしまったのじゃ。わしの気持ちがバレてしまったのじゃー♪ あわわ。こうなったら言うのじゃ♪ 好きじゃーーーー♪ ポップ♪


あっ、デレた。


やったね!


今回の本は、世界には影響なかったけど、エルネがデレたということで、僕にとっては、最大の世界崩壊と言えるかも知れない。


「あわわ。恥ずかしいのじゃ(汗)でも、好きじゃ♪ ポップーーーっ♪ あわわ。はずかしーーー。はずかしいーーーーのじゃーーー(泣)」


うはは。


たのしー。


いつまで続くんだろ? この効果。ずっとデレてくれないかな?


まあいいや。愛される気持ち、今いっぱい補充しとこ!


僕とエルネの恋はまだまだバズらない。


僕は次の本を選んだ。


==========👅本の選択============

📚1 ヤンデレな本!?

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659175626073

📚2 みみずの本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

📚3 美女の野獣な恋愛な本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659087003821

📚4

🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659124395178

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る