第2話 麻雀
中国の国民的ゲーム(頭のスポーツ)である麻雀。 ポーカーやブラックジャックなんていう西洋式ゲーム(ギャンブル)よりも、よほど歴史があって奥が深い、知的要素が強い。 運もありますが、麻雀というのは頭(の良さ)が勝負のポイント。悪のギャンブルというよりも、頭の体操というべき、善なるスポーツなのです。
競馬や競輪、競艇やオートレース、あるいはルーレットやスロットマシン、各種カードゲームなんていう西洋的なバカギャンブル(バカでもちんでもできる)に比べて、よほど手軽でありながら、実は奥が深い。バカでは勝てない(楽しめない)ゲームなのです、麻雀とは。
日本では政治家や東大天下りが儲かる「公営ギャンブル」に国民を誘導し、その結果、家や家族まで失うという多くの悲劇が毎日生まれています。
一方で、家や全財産を失うことなどない、知的な頭のスポーツを「賭け麻雀禁止」なんて標語によって悪者にしている。
これもまた「嫌中」と同じで、作為的に誤った認識を外来種日本人政治家が、在来種日本国民に与えている、といえるでしょう。
◎ 中国のネット新聞 人民報 日本語版に掲載された「麻雀関連記事」の一部
○ 列車に「麻雀専用車両」が登場?
○ 「雀士」も競技選手になれる?段位認定制度がスタート
○ 夏が来た!水に浸かってマージャンだ! 四川省成都
○ 卓上麻雀では物足りない?全身を動かす「大型麻雀」登場! 広西
○ 麻雀好きなら是非住みたい?重慶で話題のユニークな「麻雀マンション」
○ 麻雀好きにはたまらない? 麻雀牌で装飾されたカウンター 済南
○ 麻雀が「国際マインドスポーツ」に認定
○ 重慶で「人間麻雀」の試合
○ 外国人教師が授業で麻雀!?ざわつくネットユーザー 四川省
○ オーストリア麻雀オープン、70代の中国人女性が優勝
○ 四川省ルールの麻雀、日本で交流大会開催
○ 校長先生発案の「英語麻雀」 これで英語もばっちり?
○ 楽しみながら学ぶ「英語麻雀」 単語やセンテンス作って「上がり」
○ 水に浸かりながら麻雀納涼 3日連続で高温オレンジ警報発令の重慶市
○ 麻雀は打つだけじゃなく食べられる!麻雀牌のゆで団子 甘粛省蘭州
○ 春節を控え家庭用麻雀卓の販売量が激増 トップは重慶
○ 重慶のプールに納涼「水上麻雀」がお目見え
・・・。
まことに、中国人というのは人生の楽しみ方を知っています。 ギャンブルという暗さも・陰湿さも・後ろめたさもない。 健康的で楽しい、国民的なスポーツ娯楽としてみんなで楽しんでいる。
● 私のギャンブル体験
親父が競輪好きだったので、小学生の頃、日曜日にはよく競輪場に連れらていかれました(母親と祖母は大反対でした)。
また、20年ほど前、妻と川崎の競輪場へ、ギャンブルではなく観光で見に行ったことがありました。
子供の時も大人になってから行った時も、殴り合いのケンカでは感じたことのない「恐怖感・嫌悪感」を感じました。競輪場にいる人たちの「荒んだ心」に押しつぶされそうで、麻雀とは全く異なる、暗さ・陰湿さがあるように思います。
米国駐在員時代、何十回とラスベガスへ行きました(半導体・コンピューター関連の学会が開かれる。→ サーカスや遊園地も併設されているので、学会の間、学者や技術者の家族が楽しめるという理由)。(私自身はカジノでブラックジャックを一晩やった(少し勝ちました)だけです。)
公認ギャンブルの町ラスベガスでも・リノでも・アトランティック・シティーでも、一見、明るくて健康的なようですが、やはり、ギャンブルをやる人というのは目が虚ろです。
自身でやった経験は僅少ですが、やっている沢山の人を観察してみると、ギャンブルとは人の心を不安定にさせるのではないか、と感じました。 勝っても負けても心が不安定になる(確固とした理由が無い結果を受け入れるしかないから)。そこで再びギャンブルに行く。「麻薬のような中毒性」がある、といえるのかもしれません。
競馬・競輪・カードにしても、頭を使っているように見えて、結局は「運頼み」です。頭であれこれ考えずに「えいやッ」と心(頭)を空っぽにする瞬間に快感を感じるのでしょう。
大学で日本拳法をやり、苦しい練習・パンチを打ち合う瞬間に、頭が空になるという、精神的に良い「心を空っぽにする」のではなく、ただの空虚なバカになるというのが、これらギャンブル(の悪効果)というものではないか。
「国民をバカにする」政策によって、バカな為政者でも国家を統治できると言われますが、日本人の韓国人化が推進されている現在の日本は、まさにそのお手本と言えるでしょう。
◎ 英国による「アヘンで中国人を愚民化する悪の政策」を教訓にする中国
歴史の教訓がしっかり身についている中国では、ラスベガスのようなギャンブルは、マカオで限定的に許可されているだけです。 中国人は、むしろ頭の体操になる麻雀の方を国家として奨励しているようで、さすが賢い国の賢明な政策と言えます。
日本でも、ヤクザが街の一角で賭場を開いていた頃は、博打で人間性が失われることはなかったようです(「浅草博徒一代」新潮文庫)。
「公営ギャンブル」という、国家による麻薬・詐欺が、日本という国家を蝕み、日本人の心をボロボロにしているのです。
中国では、政府がしっかりとギャンブル規制をしているし、国民(人民)もまた人間として熟なれている(熟成している)ので、麻雀という、放っておけば悪になる遊びをうまく善に転化している、と言えるのかもしれません。
2023年6月18日
V.1.1
平栗雅人
惡に強けりゃ善にも強い嫌中變じて即愛中 V.1.1 @MasatoHiraguri
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