66. 個人的アニメ・オブ・ザ・イヤー2023【アニメ感想】

真野魚尾(まの・うおお)です。何となく筆が走ってしまいました。タイトルそのままの内容です。



【AOTY2023 TOP5】


すべて原作既読。順不同です。



◆『トモちゃんは女の子!』


ラブコメでは類を見ない特異な立ち位置=トリックスター的存在である、みすずとキャロルについ目を奪われがちですが、ドタバタコメディの裏で丁寧に描かれる主役二人の関係こそが本作の肝です。


迷いと葛藤の末に「親友」と「恋人」を両立させるという答えに辿り着いたトモとジュン。二人の未来を心から祝福したくなる、爽やかな後味の名作です。




◆『私の百合はお仕事です!』

◆『江戸前エルフ』

◆『もういっぽん!』


ガチ百合からほんのり百合風味まで。第8回(↓)で語っております。


★8. 2023春アニメ振り返り【アニメ感想】

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16817330659450006588




◆『Lv1魔王とワンルーム勇者』


ギャグ&熱血の異色ファンタジー。第37回(↓)で語っております。


★37. 2023夏アニメ振り返り【アニメ感想】

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16817330664439467688




アニメ単体として観ても、非常に完成度の高い作品ばかりでした。原作に忠実なのは勿論、魅せるべきシーンに力を入れた演出が行われていたのも好印象です。


中でも『Lv1魔王とワンルーム勇者』は、原作を補完する理解度の高いアニオリが、ファンとしての私の心にも響きました。


完結済みの『トモちゃんは女の子!』以外は現在、原作が連載中です。ぜひアニメで続きを観たい、という気持ちでいっぱいです。




【おまけ】


◆『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』


第64回(↓)でほぼ語り尽くしてしまっていますが……追記。


★64. 『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の熱量【アニメ感想】

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16817330669200616685


非常に癖の強い主人公なコノハですが、作中でもしっかり変人扱いされていることに笑いました。原作にいない、いわゆるオリ主にもかかわらず、メアリー・スーとは程遠いポンコツ感もポイントです。


しかし、実はコノハのブレーキ役である守の方がよほどヤバい(PC98絡み)というのがいいバランスでした。


冬夜は一見して損な役回りですが、立場の違いやしがらみを越えてコノハと心を通じ合わせられたことが救いになっていたし、幸せだったのではないかと思います。


エコーは全ての時代・全ての世界線に偏在する、形而上的な生命体だったのかもしれないですね。第8話の80年代の描写は個人的に胸熱でした。何故ならば、真野は子供の頃に当時のパソコンをいじったことがあるからです(下記参照)。


★45. 追憶のMSX(0)私のパソコン原体験【回顧録】

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16817330665733623563



ところでこの『16bitセンセーション』を観ていると思い出すのが、知る人ぞ知る名作『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』(2017)です。あちらもオタクであることを誇りに思える素晴らしいアニメでした。ぴゅう子……(二度泣)。




◆『僕の心のヤバイやつ』


2期に先駆けてアマプラでは「ツイヤバ」が公開されていますね。原作のコミカルなノリが再現された演出が非常に好感触。何気にエモい「ゾンビごっこ」が好きでして、まさかのアニメ化に感慨もひとしおです。

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