第6話Q進化したことないけどどんな感じなんすか?A意外とワクワクするよ

「よっす、バール。ログアウトから戻ってきたよ。早速だけどこのフィールドには何がいるか教えてもらえるか?」


「構いませんよ、主殿。

ここには私を含めて四柱の守護者、大魔獣が存在します。私は魔力を、他の者たちは力、叡智、属性を司っています。と言っても封印されているので全力は出せないのですが。」


なるほど、封印されているのか。

それだったら大魔獣と呼ばれているのに微量だが、神性を感じられたのも納得がいく。


「なるほど、それでバールはどうしたいんだ?

俺は主人だ。配下の願いはある程度聞いてやろう。」


「ッ!であれば私の願いを聞いていただけるということですね。私の願いは他の四柱とまた会いたいのです。ですので他の四柱を倒していただければと。」


「そんなことでいいのか?それくらいの願い、叶えてやろう。1人は寂しいからな。」


そう俺が告げて歩き出したあとバールは俺の影に隠れた。他の大魔獣か……これは進化する必要があるな。フハハ、久しぶりだな………ここまでの高揚感は。ヘルプ欄を開いてっと………なるほど、進化するためには素材が必須なのか。


今の俺の進化条件を見てみるか。

・レベルを十以上超えていること

・ボスモンスターの素材が手元にあること

なるほどな、これが俺の進化条件か。

…………ん?これ進化できるくないか?

だって大魔獣バールの毛皮はボスモンスターの素材だろ?確認してみよ。


あぁ、進化可能だったわ。これマジでよくみてないとわからんわ。それじゃあ早速進化しよ。


『レベルを十、ボスモンスターの毛皮を生贄に吸血鬼(王)を進化させます。吸血鬼(帝)に進化……完了しました。各種ステータスが上昇します。

スキル日光耐性(80%)を取得しました。

スキル日光耐性(70%)を破棄します。

スキル物理攻撃耐性、スキル魔法攻撃耐性、スキル弱点耐性を獲得しました。スキル日光耐性(80%)が弱点耐性に統合されます。』


WORLDアナウンス

『プレイヤー初の魔物種で帝到達を確認しました。』


『ユニークスキル帝の存在を獲得しました。』

ユニークスキル絶対王者とユニークスキル帝の存在を統合します。神滅ゴットスキル絶対的なる帝王神を獲得しました。


WORLDアナウンス

『プレイヤーの中で初めて神滅スキルを獲得したことを確認しました。』


『称号:神滅の意思を獲得しました。神滅スキル■■■■を獲得しました』


え?えええええええ!確かに統合可能なスキルがあれば統合するとは書いてあったけど揃う可能性は低いって書いてあったやんけ!何度俺を驚かせれば気が済むのさ!それよりもその後に獲得したこれが問題だよ。いるみたいだな、運営側に俺と同じ奴超越存在が。あの言葉は超越存在だけが理解し、読むことを許される禁忌の言語だ。


どっちかっていうと大罪言語の方が禁忌なんだけど。話が少し脱線したな。はぁ、俺は最高位悪魔なんだけどなぁ。いや、俺は■■でもあってるっちゃあってるのか?


さぁてと、進化も終えたことですし他の大魔獣を倒しに行くとしますかね。バールからもらった地図によるとここから一番近いのは属性の魔獣らしい。

それじゃあ出発だ。少し歩いたらすぐに着いた。

………まじで近くやんけ。そう驚いきながらドアを開けると狼がいた。

その狼は大魔獣ルーラ、レベルは26。

ルーラは俺に向かって爪を振るってきたが、足を回しながら吹っ飛ばした。悪いな、ルーラ。

俺は強欲ほどじゃあないが、肉弾戦は得意なんだ。


俺はルーラを吹っ飛ばした後血液武器を使って武器を創造する。その武器はナイフ。

進化して強化された身体能力を使ってルーラに向かって走る。ルーラの片方の瞳を切り裂いて見えないようにする。そこから更に魔法を使って追撃をする。暗黒魔法『暗黒乃衝撃波ダークネス・インパクト』を発動してからさらに暗黒魔法を発動させる。

暗黒魔法『盲目による暗黒の支配ダークネス・ブラインド


悪いけどこれが俺の本来の戦い方なんだよ。

卑怯、卑劣、それが俺の戦い方だ。

大魔獣なんだからこのくらい受け入れてくれよ!

深淵魔法『深淵乃爆発アビス・エクスプロージョン


『LV UP7→16』


ドロップ品

大魔獣ルーラの毛皮

大魔獣ルーラの札


WORLDアナウンス

『大魔獣ルーラがビースに討伐されました』


『スキル:短剣術を獲得しました』


『スキル邪魔法を獲得しました』


無事に討伐できたみたいだな。

それじゃあ次は力の大魔獣のところに行きますか。

……………よし、着いたな。力の大魔獣はどんな獣なんだろうな。オープン!

ドアを開いてみたらそこにはライオンがいた。

そのライオンは大魔獣テイス、レベルは28

なるほど、百獣の王であるライオンだから力の大魔獣なのね。それじゃあ暗黒魔法を使う時の魔力を纏って殴る。そしてテイスも足をだして殴った。


1発じゃあ互角みたいだな。ならばもう1発叩き込む。少し押した。ならばもう1発、もう1発!

何発も何発も殴ったからテイスは吹き飛んでしまった。しかしテイスはすぐに立て直した。

ハッハッハッ!肉弾戦はそうこなくっちゃだよな!

大罪武術を思う存分楽しんでくれよなぁ!


そしてテイスと肉弾戦を楽しんでいたらテイスが空中を舞いながら口を開けて魔法光線を放とうとしていた。いいぜ、乗ってやるよ。

血液武器『銃』

創造した銃はピストルだけど魔力を沢山込めた。

この威力は半端じゃねえぞ。思う存分喰らうがいいさ!銃魔砲撃!俺とテイスの技がぶつかり合った。

勝ったのは…………俺だ!


『LV UP16→24』


ドロップ品

大魔獣テイスの毛皮

大魔獣テイスの札


WORLDアナウンス

『大魔獣テイスがビースに討伐されました。』


『スキル暗黒武術を獲得しました』


『スキル暗黒魔力を獲得しました』


『スキル銃術を獲得しました』


よっしゃ!力の大魔獣はクリアと。

これで残りは叡智の大魔獣だけだな。

叡智の大魔獣はアッチか!それじゃあ出発やで!

よし、ここやな!ドアを開いたら何が出るかな?

ドアから出てきたの亀だった。亀は大魔獣ミラ、レベルは25。亀は俺に向かって魔法を使ってきた。

え、えぇー。此奴バールより魔力を司ってないか?

控えめに言ってバールより似合うなな。


それじゃあ戦うとしますかね。拳を構えてスキルを発動させる。暗黒武術『矛盾の拳』

この矛盾の拳は相手が硬ければ硬いほど威力が上昇する技だ。そしてもう一つ暗黒武術『天破正拳』

天破正拳は魔法に対しての特攻を発揮する。

だからこんなこともできる。

俺は向かってくる魔法に向かって拳をぶつけると魔法が破壊された。


俺は亀に殴る。そのために魔法を避けて、破壊してを繰り返す。そうしてやっと近づくことができた。

覚悟しとけよ、ミラ。デカいの喰らわせてやっからな!暗黒武術『矛盾拳天雨』

矛盾拳天雨は矛盾の拳を大量に喰らわせる技だ。

だから馬鹿硬いミラにとっては最悪の攻撃だ。


『LV UP24→25』


ドロップ品

大魔獣ミラの毛皮

大魔獣ミラの札


WORLDアナウンス

『大魔獣ミラがビースに討伐させました』


『スキル魔法破壊を獲得しました』


『スキル天雨拳を獲得しました』


よっしゃあ!これで大魔獣の四柱は討伐完了だ!

これでバールも1人じゃあないな。

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