ぶっ飛んでいるが、破綻しない暴虐の物語

ぶっ飛んでいる。
報復が通常よりエスカレートし続けているはずなのに、物語を破綻させていない。
暴虐を振るう主人公だが、狂気ではない。破滅主義でもない。
ご都合主義と言えばそうなのだが、「はぁ?」という展開も無かった。

正気と狂気のボーダーがヌルくなってしまうような文章なのか、
イベントが常識を何枚も突破していて「自分の破綻検知感覚が狂ってしまった」のか
麻酔の効いたような気持で読み進めることになった。

総評として、良いのか悪いのかは判らない。
ただ一気に読んで、読み終えた達成感はあった。

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