第2話
その日、早速ターゲットを絞ったリストを作り上げた。
まずは行きつけの喫茶店でよく出会う、サラリーマンの男性。
個人経営のこじんまりとした喫茶店だった。
何度も顔を合わせるうちに会釈をするまでになり、そのうち相席をするようになった。
聞くところによると、34歳のバツイチで家族はいないそうだ。
子供もおらず、養育費を払う必要はない。
家庭環境も良くなく、両親とは絶縁状態にあるそうだ。
良いカモだと思った。
憧れの人 金沢華 @kanazawa87
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。憧れの人の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます