第6話 噂

教室の自分の席に座った俺はただただ机に突っ伏すことしかできない。

今日は本当におかしい。朝から誰も俺と目を合わせようとも話そうともしない。


「俺が何をしたっていうんだよ……」


誓って言うが俺は犯罪など一度もしたことはない。酒やタバコに手をつけたこともない。だからこそ、なぜ俺にこんな視線を向ける奴らがたくさんいるのかが分からない。


「おーい、海渡ぉ!」


教室によく通る声を上げながら俺の名前を呼ぶやつは誰だ? ……まぁ、予想はつくがな。


「はぁ、なにか用か?」


俺の名前を呼んでいたのは学校での数少ない友人の一人である応和おうわ 仁志じんだった。


「なにか用かってぇ? ただお前を見つけたから声かけただけだぜ!」


ま、そんなところだとは思っていたよ。こいつは中学の時からの付き合いだが俺と違って陽キャなので用がないときも話しかけてくる。


「はいはい、そうですか」


そうだ、こいつに聞いてみるか。なんで俺がこんなに注目されいるのかを。


「おい、仁志じん聞きたいことがあるんだがいい「何でも聞いてくれもいいぞ!」……」


こいつは本当に……人が話している途中だと言うのに。まぁ、こいつは誰彼かまわずこんな感じだしいちいち注意しても意味ないか。


「それで、質問ってなんだ?」


「ああ、聞きたいことは。なぜ俺がみんなに避けられているのか知りたくてな」


そういうと仁志は信じられないものを見るような目で俺を見てきやがった。


「え!? お前、知らないのか?!」


「知らないって、何をだよ」


あっ! こいつため息付きやがった!


「あのなぁ、お前がこんなに注目されいるのはな――


――お前が成瀬川さんをフッたって噂が立ってるからだよ」


「――……は?」












――――――――――――

短くてごめんね

――――――――――――

作者の一言


私は艦これ10年やっていましてですね。サブ垢(7年使ってる)で次は誰とケッコンしようか悩んでいるんですよ。……夕立かレンジャーのどちらかとしたい……。



追記 2024/3/25

作者が病気なので続きの更新がだいぶ遅くなります。



♡を押してくれたら。作者が発狂します。ですからコメントで話しかけてきて落ち着かせてください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ラブコメの主人公みたいにヒロインに紳士的な行動をして信頼を得たのだが、急に告白されたので断った。 紗斬_涼【不定期更新が多い人】 @sakir-you

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画