現代絵師の心意気

紹介文にAIイラストに対する想いを書かれていたので、拝読させていただいたのですが、SF的な世界観と明るいディストピアな社会が絶妙にマッチしていて、素晴らしい作品だと感じました。

絵心が無いため、AIイラストに頼って、自作小説の挿し絵やイメージイラストを制作している自分にとっては、何とも耳の痛いお話しではあるのですが、イラストレーターや絵師さんの心意気が感じられる作品で、目からウロコの想いで、自分とは異なる立場ながら、主人公たちを応援したくなる気持ちで、いっぱいです!

これは、一人称で読みやすく共感しやすい文章であることと、AIが社会を支配することへの危機感が、しっかりと描かれているからでしょう。

物語としては、長編冒頭の主人公が決意を固める場面で終了した感じはありますが、彼女たちの行く末を見守りたい気持ちにさせられる素晴らしい作品です。