僕はここにある優しさを見つめていたい

淡々と重なりゆく短歌。ここには一つの殺伐とした物語が詠まれております。

寒々とした現実、システマチックな閉塞感、そんな毎日を生きる時、人として抗う術を失い、ただ従い、自らの心を殺す。それは果たして生きていると言えるのでしょうか?

生きる為の我慢と我慢を強いられる生、一見似ている言葉ですがそこには明確な違いが存在します。こぼ短歌には、心を失くしてしまう怖さが込められております。

だからこそ、人は優しさや想いを失ってはならないのだと僕は思いました。





 

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