冒頭だけでも、この作品が他とは「違う」と理解らせられました…

 こんなに丁寧に面白く死に戻り系を書かれる作家さんがいたなんて……もっと早く出会えればよかった!
 死の描写、牢獄の描写、悪役貴族の姉弟の関係性に至るまで美しく読みやすい筆致で描かれていて、これ名作じゃん……って一瞬で思いました。本屋で立ち読みしていたならそのままレジに持って行って購入します、私なら。
 小説ってやっぱり最初が肝心だな、と強く思わされます。たくさんの人に読んでほしい作品です。私もまだこれから続きを読めるのが嬉しいです。ゆっくりではあっても彼らの人生を最後まで追いたい。