読んでもらえる小説フォーマット。400×5

Eternal-Heart

20字 400文字 5ページ

「作品を読んで貰たい」

カクヨムに登録されてる、全ての作者さんの

願望だと思います。


「どうやったら読んで貰えるのか」

という悩みも尽きないのではないでしょう。



私の提案する小説フォーマットが

お役に立てばと思い、創作論を書いてみました。




【フォーマット】

・一行 約20文字

・1ページ 400〜800文字

・行間 1〜4行

・全5ページ以内



ひとつずつ解説します。




商業ベースに乗り、利益を上げる

プロの作家の作品には、敵わないという大前提があります。

「他人は素人が書いた駄文など読まない」

という残念な現実があります。

だからこそ、アマチュア作家ならではの

読み易さが必要になります。




①『一行:約20文字』


企業のホームページなども

スマホ閲覧対応が、必須となっています。


おそらく皆様も、スマホでカクヨムを読んでいるのではないでしょうか。

約20文字は、スマホの横幅に合わせる為です。

小説の内容ではなく、まず書式自体を

読みやすくする工夫が必要となります。




②『1ページ 400〜800文字』


延々、下にスクロールしても文章が続くと

うんざりしますよね。


原稿用紙一枚、400文字を読む時間は

平均1分半だそうです。


読者を、物語に引き込む技量があるなら

気にしなくて良いでしょうが、アマチュア作家にそれを求めるのは酷です。


1ページ、400〜800文字。

1ページを、1分半から3分で読めるよう

まとめてあれば、読んで貰える確率も高くなります。




③『行間 1〜4行』


スマホ画面びっしり文字で埋まってると

それだけで読むのが、しんどく感じて

読まれなくなります。


物語を読むリズムに合わせて

程良く行間を空けた方が、読みやすいです。


物語を数行のブロックにして執筆する事で

執筆する際の、リズムも生まれると思います。




④『全5ページ以内』


文字数、ページ数が多い作品は

それだけで、読む事自体を避けられてしまうという

リスクを抱えています。


作者も執筆時に、起承転結を把握しやすく

読者も読んだ後、作品の全体像を覚えやすい

ページ数に収める事を、意識するのも

大切だと思います。




『制限の中で書く意味』


400×5 、である必要はありません。

いかに、気軽に読んで貰える文字数の中に

自分が書きたい物語を収めるか、が重要です。



文字数制限の中で

描写を削ぎ落とし、言葉を厳選、抽出し

研ぎ澄ます事で、その作業が執筆の技量を鍛え

後の作品の筆力を、高める効果があります。





『読んで貰たい作品への導入』


簡単に読める掌編が、作品一覧の中にある事で

作者が読んで貰たい作品への、導入となる

メリットもあります。



ふと、あなたの存在を見かけた人が

作品一覧の中から

すぐ読めそうな掌編を見つけ、読み初める事が

・フロントエンド

興味を持って貰えるきっかけとなり


それが

・バックエンド

読んで貰たい他の作品への、導入となるのです。


掌編で興味を持ってもらい、長編に繋げるのです。




いかがだったでしょうか。


こんな事を言いながら、本作が1200字を超えてしまいました……



「書きたい!」「読んで貰たい!」

だからカクヨムに投稿してるのですが

書きたいからこそ、

沢山書き過ぎるきらいに、陥りがちかも知れません。



私自身が作品の文字数が多いと、それだけで

読む事自体を、止めてしまうタイプなので


この「読む側の視点」が

書き手さんの参考になれば、幸いです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

読んでもらえる小説フォーマット。400×5 Eternal-Heart @Eternal-Heart

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画