同じ愛を振り撒くことだけが優しさとも平等さとも言わない
蒼キるり
同じ愛を振り撒くことだけが優しさとも平等さとも言わない
ざんさんと輝く青に身を寄せてこのまま流れ果ててしまおう
剥げるたび塗り直せるは恵まれた証拠何もできない目を見ろ
風は誰にでも吹くわけがないでしょ世界回す勘違いに吹く
じゅえりいぱちぱち弾け残る砂 何に群がる?指を掲げろ
笑ってろの暴力性よ口は縫い鋏を入れ見せてあげようか
ぶるうの囀る悲鳴がこだましていつかわたしを解放しろと
魔法でも変えられないの人の愚かさ醜さは白夜の果てへ
線は千手首に刻む明日の私へ食らいついて生きろの叫び
花全て五つの花弁に揃えるそんな馬鹿さが世を回してる
スマホは世界馬鹿にするのならマシなものを残せばよかったのに
淡々と生きることを生と呼ぶのか誰がここに閉じ込め去るのか
つらら貫く貴方への仄暗く細く真っ直ぐ憎しみな愛
ひとつとて同じものない結晶も人も容易く踏んで汚して
生きるため凍える場所に身を置くがいつも胸には炎の刃
暗闇に流れる一線それは何 希望信じる時は終わった
冷たさと怒りの熱はすぐ近く表裏一体貴方を刺す
回せ鈴鳴らなくなれば土の中報いは恨み私もそこへ
ちらほらと見え隠れする雪模様 綺麗なものは私を焦がす
花摘める日々のゆとりを愛してる握る手が血濡れだとしても
今は亡き愛を求めて今日を生き無しかない日も生と呼ぶのか
同じ愛を振り撒くことだけが優しさとも平等さとも言わない 蒼キるり @ruri-aoki
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