不器用なぼくの両手が抱きしめる可細い君の不安も総てへの応援コメント
不器用なぼくの、力強い抱擁。良いですね。
作者からの返信
熱々の甘々です。
上手く言葉に出来ない気持ちを実力行使で分からせる……、
失敗すると通報されます。(´;ω;`)ブワッ
編集済
黒揚羽蝶 落花散華の合間ぬけ開けた先の光陰に帰すへの応援コメント
こんにちは。
綺麗ですね。てふてふ……、ととぶ黒揚羽蝶が、散華のなかをゆき、白い光に溶ける。
作者からの返信
花見でも酒見でも気づけない、静かに且つ自然に飛び去る黒揚羽蝶は、きっと魂に呼ばれたひとだけの特権なのかも知れません。
死に様を魅せる役者の生き様に鍔迫り合いの火花のひかりへの応援コメント
鍔迫り合い、
ヒュカッ!
と刃が離れた瞬間に、火花、散る。
この詩、リズミカルで好きですよ。
作者からの返信
斬られ名役者の一番の見せ場は、この鍔迫り合いだと思う。
主役に殺気を飛ばし、絶妙の間合いで斬られ、フェードアウトして行く。
顔は映るが長過ぎても短過ぎても駄目な、残酷な殺陣シーンの魅力を察して欲しい。
卒なくこなす仕事を終えて起伏のない一日には帰る道があるへの応援コメント
るる、るるる、鼻歌をうたって帰ろう。
安いお酒でほろ酔いも良い。
お土産で焼き鳥も買って帰るから、これでばっちり……。
うぃ、ひぃっく。
作者からの返信
オロロロと道端で蹲っていたら、介抱してくれる素敵な出会いがあるかもしれない。
雨あがり蒸された土のにおい立つノスタルジックな痛みの匂い への応援コメント
こんにちは。
その痛みは、何の痛みか。
きっと、何年たっても、雨がふれば、忘れようとも、におい立つ。
作者からの返信
取り返しのつかない後悔は心に一生涯残り続ける。
それは僕を彩るモザイクの一片。
去る人の記憶は不変に残りをりただただ渇く空蝉の頃への応援コメント
おはようございます。
この短歌の主人公は、振られてしまったのですね。(;´∀`)
空蝉のうつろを、ただただ乾く、と表現されたのが好きです。
作者からの返信
別れた恋人を美化したまま心に残る様を表現した下句は僕もお気に入りです。
ただ改めて見ると、上句は少し説明的で抒情を減退させていますね。
まだ改良の余地がありそうです。
編集済
雨粒はひいふうみいと輪を作り濃度の違う波紋に覆うへの応援コメント
こんにちは。
濃度の違う波紋に覆ふ
其は汝が心
雨粒きたりて
心を覆ふ 泣き濡れて
作者からの返信
ひとり泣く
塩分濃度1%分の心の比重を
ゆっくりと、ゆっくりと
世界に拡散させる
優しい波紋
常夏が似合う彼女のほがらかな涙の意味は知らなくていいへの応援コメント
こんにちは。
ほがらかな、涙。
常夏が似合う彼女にも、涙を流す思いがある。
ほがらかな、涙。
それは、人から見ればほがらかだけど……。
作者からの返信
君が嘘をついているのは、知っている。
君が他に好きな人がいるのは、知っている。
君が別れたがっているのは、知っている。
でも、知らないことにしてもよい。
今度、水芭蕉の花束を贈ります。
黙々と喰む白兎の目に映るぼくはやさしいいきものですかへの応援コメント
こんにちは。
白兎さんがハムハムしてるのは、人参かな〜。
うさぎ用人工ごはんかな〜。
やさしく、ありたいものですね。
……足掛け8年!!長い!!Σ(゚Д゚)
作者からの返信
たくさん食べて、みんなウーンドウォート将軍なみに大きくなって、立派な穴掘り兎になり、人知れず旅立って行くのであった。
近隣のニンジン畑が全滅したのは言うまでもないです。
より深くディープブルーに沈むとき吐く息は宝玉ただ美しくへの応援コメント
おはようございます。
トミノの地獄は存じ上げないのですが💦
とても美しい詩ですね。
ディープブルーの宝玉。
それは深くディープブルーに沈んだ気持ちから生まれた、ということですね。
作者からの返信
「トミノの地獄」はネットで全文読むことができますよ。
大正時代の古い詩ですし、何より都市伝説になったので面白がって載せている人がいます。
とはいえ、時代特有の退廃的で美しい文体は短詩を愛するひとなら必ず魅了します。
正に大正デカダンスです。
同名の漫画もあり、それはそれで面白いのですが、マニア以外にはお薦めできません。
僕が思い描いたディープブルーはまんま海に沈むイメージです。
静かに深く沈む時、吐き出される息が零れ落ちる生命そのものの宝玉に見えた。
そんな感じです。
果たしへぬ約束残りしんしんと積もり積もりてしんしん眠るへの応援コメント
リズムが良くて、素敵です(*´꒳`*)
短歌は詳しくないのですが、全体に説明がついていたので、とても分かりやすかったです。
作者からの返信
ありがとうございます。
こういった歌は意味不明なものになりがちで、一首だと評価はされにくいです。
この歌はぎりぎり意味が通ったので一首で応募しました。
韻律の言葉遊びは楽しいのだけどね。
不器用なぼくの両手が抱きしめる可細い君の不安も総てへの応援コメント
「可」をつけるのを初めて知りました。
たしかに、ひらがなが続くと、読み間違えますよね。僕も二度見することがあります。
勉強になりましたm(_ _)m
作者からの返信
改めて変体仮名を調べてみると、昔の日本語は一音に複数の仮名があり、当に変態的に難しかったのだなと。
今回使った変体仮名「可」は明治33年以降使われておらず、語頭なら「加」、語中・語尾なら「可」と使い分けする書かれていました。(web調べ)
だとすれば「可」ではなく「加」となるのですか、その辺も曖昧の様なので敢えて「可」としました。
「可愛い」のイメージがあるのでこちらの方が妥当かと。
日本語は面倒な上、適当な処もあり、
国文学者の皆様は解読にとても楽しい時間を過ごしているでしょう。(笑)
ごみ捨て場を荒らすいのしし親子あり死すべき獣となりあらがうへの応援コメント
よくニュースで見ますけど、ただ殺すのは、どうかと思います。
食べるためなら、まだ分かるんですけどね……。
作者からの返信
結局のところ、人の利権はどの命よりも優先されるということです。
それは人であっても同じこと。
弱いものは更に弱いものを叩く。
その音が響き渡れば
ブルース(詩)は加速する。
byブルーハーツ
雨粒はひいふうみいと輪を作り濃度の違う波紋に覆うへの応援コメント
昼に別の作品を読んでしまいましたが、こちらが途中でした。
先に、こちらから読みます(^_^;)
作者からの返信
ありがとうございます。
でも、読んでくれるなら好きな順番で良いのですよ。
厳しい意見を募集しているので、遠慮なくガンガン批評して下さい。
常夏が似合う彼女のほがらかな涙の意味は知らなくていいへの応援コメント
めちゃめちゃ好きです、とストレートに思いました。常夏と涙のマッチングが、彼女の思いや一人称の方の思いを汲み取らせてくれるなと感じました。
作者からの返信
ありがとうございます。
相聞であった時期は確かにあった、そんな微妙な関係が表現出来たと思います。
この歌は殆ど悩みませんでした。
ある時スッと一首まるごと降りてきて、助詞の調整を少ししただけです。
いろんな意味で印象深い歌です。
卒なくこなす仕事を終えて起伏のない一日には帰る道があるへの応援コメント
お邪魔しています。
安堵とか、安らぎとかを感じます。特別な成果はなくても、思い通りにことを運べた時ってとても嬉しいですよね。私はこの歌、とても好きです。
(的外れだったらごめんなさい)
作者からの返信
ありがとうございます。
僕は4+1の型が好きで、読み手の感情を揺さぶることができます。
実はこの歌に僕の感情は乗せていません。
上句にしても、充実しているか不満かは問題ありません。
最後にひと言「帰る道がある」と呟いているだけです。
それだけでドラマが生まれます。
そのドラマは読み手だけのものです。
雨あがり蒸された土のにおい立つノスタルジックな痛みの匂い への応援コメント
初めてお邪魔いたします。
短歌にいて詳しくないので、的外れなこと言っていたらごめんなさい。
嗅覚って、他の感覚より感情や記憶に結びつきやすいような感じがします。
立ち上る土の匂いがどんな思い出なのか、気になってしまう歌ですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
りりさんの俳句はとても抒情的で好きですよ。
短歌も俳句と一緒です。
言葉がイメージを構築して感情を共鳴させることです。
違いは14音多くあるので俳句ほど言葉を削る必要がないくらいでしょうか。
「匂い」という言葉は強ワードすぎて、扱いが非常に難しいです。
この歌では「におい」と「匂い」で比較する対象に強弱をつけたことが上手くいきました。
これは俳句に出来ない技ですね。(笑)
雨粒はひいふうみいと輪を作り濃度の違う波紋に覆うへの応援コメント
実際の光景が瞳に浮かんできますねぇ~~
作者からの返信
ありがとうございます。
この歌では人を一切出さずに、気持ちを表現出来ないかに挑戦し、上句が出来たときにもの凄く手応えを感じて、いっちょやってみっかの乗りが沼行き一直線でした。
最後は上手くまとまってよかったです。
雨あがり蒸された土のにおい立つノスタルジックな痛みの匂い への応援コメント
この歌も好きです
雨上がり独特の土のかおりはずっと変わらず、ノスタルジックですね
「痛みの匂い」がより、想像を掻き立てられてよかったです!
作者からの返信
土のにおいと言葉ではひと言だけど、それぞれの記憶や思い出は別のものです。
短歌の最小の言葉で共有し、刺激する、この嵌まった感じがとても好きです。
何気にコメントが多いのは、「匂い」という強ワードが上手く使えたということでしょう。
素直に嬉しいです。
黙々と喰む白兎の目に映るぼくはやさしいいきものですかへの応援コメント
どれもステキな歌ばかりだったのですが、特にこの歌が好きです!
「ぼくはやさしいいきものですか」
聞くまでもなく、もう、この時点でやさしさを感じます
ひらがなで書かれているところもさすがだと思いました
白いうさぎもやさしさの象徴みたいですし、愛おしい彼女か、少女のようも感じられ、その目に映るという表現、本当にステキでした!
作者からの返信
ありがとうございます。
やっと代表歌にコメントが付きました。
ハートが付いてる割にはコメントがないので、僕が考えているより良くなかったかなと自信喪失中でした。(笑)
雑記にも書きましたが上句は本当に納まらなくて、白兎に至るまで長い時間が掛かってます。
苦労した分、思い入れもひとしおで、特に好きとコメントを頂いて、とてもとても嬉しいです。
常夏が似合う彼女のほがらかな涙の意味は知らなくていいへの応援コメント
こんにちは、歌集を読んでいただき&コメントをいただきありがとうございました!操作ミスでコメントを削除してしまったため、こちらにご挨拶にあがりました。
情景が見えてきて、素敵な歌ですね♪
作者からの返信
ハートとコメントありがとうございます。
コメントの件は長文だったので迷惑かなと思っていたので気にしていないです。
この歌を素敵と言ってくれたので、少し技術的なネタバレします。
「常夏が似合う彼女」の初句で、あえて助詞の「が」を使っています。
ここは「常夏の」でも意味は通じます。
「常夏が似合う彼女」
「常夏の似合う彼女」
並べて見ると前者の方が夏そのものっぽくないですか。
ここで強い女をイメージさせてあるから、次の「ほがらかな涙」でギャップを生み出せます。
参考なればと思います。
特価本の雑然とした本棚に寄贈本を手にとる淋しさへの応援コメント
とてもよくわかります。古本屋さんで好きな作家の本が買えたことがあります。表紙の裏にサインがありました。なんだか迷子のぼうやを抱きしめているような切ない気持ちになりました。
ちょっと違うでしょうか(^^)
作者からの返信
僕が買った本はまったく知らない歌人です。
ただ読み進めると贈呈と書かれた栞が挟んでありました。
とても綺麗な本でしたが名が売れていなければ捨て値で売買される世界です。
せめて栞を外す配慮は欲しいものです。
某B○○KOFFさん。(怒)
夕立ちは予報通りに降りはじめ僕は透明な一輪となるへの応援コメント
私も素敵と思います
作者からの返信
ありがとうございます。
本当はこの歌を一番最後に置く予定でした。
最初のディープブルーで沈めて置いて、透明な一輪になって去るみたいな?
ただあまりにも締まりが良すぎて、余韻が残らないので、この並びになりました。(笑)
雨あがり蒸された土のにおい立つノスタルジックな痛みの匂い への応援コメント
匂いはいつだって、強制的に、ノスタルジックな記憶に瞬間移動させてきますよね。
こちらを読んで、私も大和田よつあし様とは違う場所ではありますが、移動させられ、痛かったです。
(*´꒳`*)
作者からの返信
作歌をする時、どうすればドラマが生まれるかよく考えます。
痛みを感じたなら大成功です。
蜂蜜ひみつさんはどんな痛みを感じたのだろうか。
僕の痛みは秘密です。
編集済
さようなら僕の冷たい熱帯魚 さようなら鯖の欠けた背骨への応援コメント
前句からバトンを渡されたものか?と ついゲスな興味本意を刺激されましたが、
とてもなんか好きでした。
作者からの返信
この並びで正解でした。(笑)
作った時も全然違うので、脈略はないのですが良い感じで響き合ってます。
だって僕は背骨の欠けた鯖ですから。
特価本の雑然とした本棚に寄贈本を手にとる淋しさへの応援コメント
あ、サインとか入ったやつ……
書き込みあるのもちょっと腹たつ反面、その人の人生に触れるようで
作者からの返信
いろいろなドラマを感じますよね。
状態の良いものが多いのはラッキーです。やはり思うところがあるのかも。
僕は詩歌に関しては書き込みのあるものを選びます。
前の人が何に反応しているか参考になりますよ。
果たしへぬ約束残りしんしんと積もり積もりてしんしん眠るへの応援コメント
どれも素敵な歌でした。
流されない強さと余韻を感じます。
やさしい歌も、いい意味で重厚ですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
第一回カクヨム短歌・俳句コンテストに出した歌は、歌止めの期間を含め、足掛け二十年間に作歌したものです。
歌会に所属せず、ネットでひっそりと活動し、そのまま消えてなくなるものでした。
もったいない精神でコンテストに参加し、カクヨムで公開したら評判も良かったので、いけるかなと思っていたら、箸にも棒にもかからない結果でした。
悔しかったので、その後も続けた歌で、第二回にも参加したのですが、今度はあまり評判が良くなく、諦めていたら、ぎりぎり100選に残ることができました。
なんとも皮肉な結果です。
不思議なことに、第一回のこの歌たちは、終わった後でも、この様に評価されます。
僕が感じていた世界が、一人のものでなかったと感慨深くさせられます。