ED2 あなたが現実に戻る選択をした場合

「戻るんだ……。現実の、世界に……。そう、だよね……。やっぱり、向こうの世界が現実だから、戻るのが当たり前だよね。うん、やっぱり家にはちゃんと帰らないといけないんだよ。ごめん、私がちょっと暴走しかけちゃって……。もう離れるから……。きゃあ!?」


(離れようとしたアリスを強く抱きしめる)


「お兄さん、どうして……。お兄さんも、泣いてるの? 本当は一緒にいたいけど、無理だから? そう思ってくれるだけで、私はとっても嬉しいよ。凄く嬉しい。だから、もう別れよう。このままだと、お互いにずっと離れられなくなっちゃうから。だから、最後に……。ちゅ。アリスからの、元気が出るおまじない。向こうに戻っても、頑張ってね。じゃあ、バイバイ……だと、ずっと会えなくなりそうだから……。うん、行ってらっしゃい。お兄さん」


(次に目を覚ました時、あなたは自室のベッドの上だったが……。隣に重みを感じて視線を向けてみると、アリスが寝ていた)


(※うわっ!?)


「ん~、何~? あ、お兄さんおはよう」


(※おはよう……。じゃなくて、どうしてアリスがここに?)


「ん? ああー……。どうやら、ここはお兄さんの部屋の中みたいだね。へえ、こうなってるんだ……。じゃなくて、ここに私がいる理由、だよね? それは、その……。お兄さん、結局、夢から覚めることができなかったんだよ」


(※夢から……。じゃあ、ここは……)


「うん、夢の中。お兄さんが帰るって強く願ったから、お兄さんの部屋が作られたみたいだけどね。つまり、その……。お兄さんはたぶん、現実では……」


(※……そっか。とっくに限界だったんだ)


「そうみたい。うん、だからお兄さんは夢の中の住人になったってことだけど……。どうする? お兄さんはもう自由なんだし、私がいなくても、例えば外から誰かを招待したりとかして、楽しく暮らすこともできると思うけど……ひゃあ!?」


(アリスを強く抱きしめる)


(※アリスと一緒がいい)


「私と、一緒が良いの? 本当に? あわよくば、あなたを夢の中に閉じ込めて、もう現実に戻れないように誘惑しようとした悪い女なのに……。それでも、好きでいてくれるの?」


(※アリスじゃないと嫌だ)


「私じゃなきゃ嫌だなんて……。そんなこと言われたら、好きになっちゃうよ。もう、とっくの昔に好きだけど! ちゅ、じゅるるるる……」


(※むぐぅ!?)


「ちゅ。どう? ディープキス。朝の目覚めとは思えないくらい、刺激的な一発目。夢だけど、夢じゃないって分かったんじゃないかな?」


(※うん。凄いリアルだった)


「でしょ? でも、これからは……。ずっと、こうして恋人同士のイチャラブプレイもできるし、添い遂げることだってできる。その、まだアダルティなことは……。もう少し、時間を置いてからの方がいいけど……。。いずれは、そういうこともしてみたい。いい、かな?」


(※もちろんだ)


「うふふ、嬉しい! ありがとう! お兄さん! もう、絶対に離さないからね! これからも、よ、ろ、し、く。あ、な、た。ん~、ちゅ。ふふ」

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あなたの選択でEDが変わる、アリスと過ごす素敵な夢でASMR 黒ノ時計 @EnigumaP

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