「夢に残ってくれる？　本当に？　嘘とか、ドッキリじゃなくて？」

（※うん。アリスのことが好きだから、ずっと一緒にいたい）

「～～～っ、どうしよう……。こんなに嬉しいことって、人生で初めてだよ。私、もう独りじゃないんだ……。大好きな人と、一緒にいられるんだ……。やったー！　ありがとう、お兄さん！　ぎゅーって、このままハグする力を強めちゃう！　もう、絶対に離してあげないから、覚悟してね？　私、やりたいこといっぱいあるんだ〜。まず、飽きるまでお茶会して〜、庭園を一緒に手入れしたりとか〜、あとは新しい花とか木の苗を植えてみたりもしたいし〜、　ゲームをしながら夜更かしもしたいな〜。アニメとか見たことないから一緒に見たいし〜。あ、海とか行ってみたい！」

(※アリスはやりたい事がいっぱいあるんだな)

「うん！　それはそうだよー！　一人だったからこの館に留まってたけど、一人じゃないならできること増えるし！　お兄さんもやりたいことあるでしょ？」

(※数えきれないくらいある)

「なら、全部叶えちゃおう！　何て言ったって、ここは全てが叶う夢の中何だから！　まあ、限度はあるけどね。でも、一番最初にしたいことは……。キス、したいな〜。お兄さんと、これからも一緒だよって証、お互いの体に刻みたい。いいかな？」

(※いいよ)

「んふふ〜、それじゃあ……。誓いのキス、しちゃおっか。ん～～……。ちゅ。これで、私とお兄さんは、永遠に一緒。これからも、末永くよろしくね。私の大好きな、大好きなお兄さん」