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  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    ルイ=シャルルの死が、みごとなミステリになっています。探偵役にフーシェを起用したところがユニークで、彼の魅力を伝えています。

    マリー・テレーズは弟の死をなかなか信じす、賞金目当てのたくさんの偽りの情報に辛い思いをしたとか。憎いフーシェでも恃みたくなった訳も納得です。

    実は、アルトワ伯の方を疑っていました。いずれにしろ、革命期、正当ブルボン家三代は大変な辛酸を舐め、最終的に孫の代のシャンボール伯が三色旗を拒絶することにより王位を継承を拒否したわけですから…諸行無常ですよね。

    フランスから追われ、メッテルニヒの保護を求めてからのフーシェが、私が初めて知ったフーシェです。ので、クールで理知的な彼はとても新鮮で、楽しく読めました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ルイ・シャルルの死について、ずっと考えていたことを文章にしてみたのが拙作で、お褒めいただき恐縮です^^;
    フーシェについては、辻邦夫「フーシェ革命暦」を読んで以来、気に入っているので、ぜひ主人公にしたかったのです。

    マリー・テレーズは、「偽ルイ17世」とは一切会わなかったみたいですし、弟の死をある意味確信していたのでは、と思います。
    でも死んでないとも思っており――二律背反の気持ちを抱いていて、その煩悶の末に、フーシェを頼ったという裏設定です。
    納得とのお言葉、恐縮です^^;

    アルトワ伯は私も疑ってました^^;
    でも何というか、シャンボール伯がマリー・テレーズの世話になってたりして、拙作が「お話」として成り立つには弱いかなと思い、候補から外しました。
    このマリー・テレーズの世話になったところが、三色旗拒否につながったと思うと、やはり諸行無常ですね。

    メッテルニヒ庇護下のフーシェ。
    たしかに微妙ですね。
    私は前述の「フーシェ革命暦」でフーシェを知ったので、どうしても知的で冷静な彼をイメージしてしまうのです。

    さて、拙作は同題異話という自主企画で「背徳を浴びる鳥のうた」というお題が提示されて書いたお話です。
    正直、こういうお題で書けるネタがなくて四苦八苦していたところ(笑)、背徳=フーシェという天啓(?)を得たのです^^;
    そんなわけで、生まれて初めてフランス革命、そしてフーシェというテーマを書くことにしたため、いろいろと粗があるとは思いますが、お付き合いいただきありがとうございました^^;

    ではではノシ

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    素晴らしかったです。残された歌にじんと来ました。
    変節漢と言われようと、フーシェは自分の美意識だけは、貫いたように思いました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。
    残された歌は、史実かどうか定かではありませんが、そう伝えられているものです。
    そこから「犯人」を推測して、さてこれを追い詰めるのは誰がいいだろうと思っていたところ、フーシェ警察卿に白羽の矢を立てました。
    そのおかげで、変節漢として伝えられるフーシェが、逆に輝いたように感じます^^;

    ありがとうございました!

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    素晴らしいお話でした。
    マリー・テレーズの波乱に満ちた人生をこのような形で切り取られるとは、脱帽です。
    フーシェは追放されていたのですね、知りませんでした。不思議な男ですね。
    自ら引いて遠くから見守るわ、のような雰囲気がピッタリのような気がします。歴史的経緯も色々と学ばせていただき勉強になりました。
    欧州の姫さまや王妃さま、愛妾さんのお話、また拝見できたらうれしいな、とひっそりと期待|ω•。 )) コソ
    なかなか読み進められなくて遅くなってしまうのですが、どの作品もとても興味深く読ませていただいております。これからも楽しみに拝見させていただきます。
    当方まで丁寧なお礼をいただきありがとうございました。

    作者からの返信

    こちらこそ、ありがとうございました。
    マリー・テレーズという、マリー・アントワネットの娘を描くにあたって、丸ごと書いてしまうとそれだけで大長編になってしまうので、このような形でピックアップさせていただきました^^;
    辛い放浪生活を書いても、読む方も辛そうですし……。

    フーシェという人は、ホントに不思議な人で、あれほど権力の周辺に貼りついていたのに、その晩年期にあっさり追放されてしまいます。
    おっしゃるとおり、遠くから見守る方向にシフトしたのかもしれません^^;

    この辺のフランス革命の歴史って、世界史である程度習いますけど、わりとあっさりめで、いざ書くとなると掘り下げが必要かなと思って、説明多めでやらせていただきました。
    その辺が参考になったみたいで幸いです^^;

    ヨーロッパのロイヤルな女性たち……実はあまり知らないので、勉強してそれがカタチになれたら、というところで^^;

    それでは、これまでお付き合いいただきありがとうございます。
    いろいろと読んでいただいて恐縮です。
    それと、コメント付きレビュー、嬉しかったです。
    改めて御礼申し上げます^^;

    ではではノシ

  •  人間って何かを踏み台にしないと、生きていけないのですかねぇ。

     平和と呼ばれいている日本でも、きっとこんな事があるのでしょう。シンドイですよね……

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    自由平等博愛を謳ったフランス革命ですが、このような犠牲があった、ということで……。
    それは時や場所を変えても、有り得ることかもしれません。
    キツいと言えばキツい話です。

    ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    こちらも力作でした!とても面白かったです
    フーシェさんは真実は曲げない人でしたね
    ルイ・シャルルは母親に何を言いたかったんだろう
    きっとたくさん話したいことあったでしょうね

    お菓子を食べればいいは中国の話だったのですか!?

    作者からの返信

    ここまでおつきあいいただき、ありがとうございます。

    実際のフーシェさんは何を考えていたかわからない人ですが(笑)、私はこういう人が好きなので、ついこういう設定にしてしまいました^^;
    ルイ・シャルルさんの「遺言」は本当にあったのかどうか、ちょっとわかりませんが、もしあったのだとしたら、彼の心境を思うと、本当に可哀想です。

    「お菓子を食べればいい」は、西晋の恵帝が「穀物が無いなら肉粥を」と発言したことからの翻案ではないか、という説があります。
    実は諸説あるのですが、拙作においては、この説を採用させていただきました^^;

    ありがとうございました!

    あと、自作を紹介するのは恐縮ですが、半次郎を書いた話ですが、実はもうあります。
    「茜色した思い出へ ~半次郎の、人斬り~」と「Battle of Black Gate 〜上野戦争、その激戦〜」になります。
    もしお暇な時に、お気が向きましたら……^^;

    ではではノシ

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

    マリー・テレーズの凛とした姿はやはり高貴な生まれの証ですね
    それは苦労してきたとしても無くなるものでは無いのだと思いました
    この場で怒鳴り散らすことなく頭を下げる姿勢…フーシェも真実を語らぬ訳にはいかなくなりましたね

    ひらがなのばらに薔薇というルビになにか意味がありますか

    作者からの返信

    マリー・テレーズさんって、「自称」ルイ・シャルルが会いたいと言って来ても、頑として会わなかったそうです。
    まあこの「自称」ルイ・シャルルも何人もいて、たぶん詐欺師(王党派のお金目当て)でしょうから、それで正解なんですが、こういう対応ができる、賢く、かつ高潔な女性だったと思います。

    単なる怒りっぽい意地っ張りではない、何かがある。
    そう判じたフーシェは、ついに己の知るところを開陳するに至ります……。

    あ、あと「ばら」に「薔薇」とルビを振りましたのは、その方が分かりやすいかな、と思ったからです^^;
    元ネタの「ベルサイユのばら」を真似して書いたのですが、「のばら」や「ばら」とか、混乱するかもしれないなぁと思って、念のためにルビを振りました。
    そういうわけで、特に意味はありません^^;

    ありがとうございました。

  • タレイランさん…すごい嫌味ったらしいです٩(๑`^´๑)۶

    シャトーブリアンと言えばお肉だなぁと思ってましたが彼の名前からつけられたのですね
    そして外交官のプリン🍮調べたらレシピとか出てきましたので作ってみたいです

    作者からの返信

    タレイランから嫌味を取ったら、何も残りません(笑)

    そしてシャトーブリアンさん、相当なグルメで、おっしゃるとおりお肉に名を残しました(笑)
    外交官のプリン、実は私は食べたことが無いので(笑)、もし作られたらどんな感じか教えて下さい^^;

    ありがとうございました。

  • フランス革命がなぜ行われたのかという必然性にも疑問を持ってしまいたくなりますね

    革命後の混乱をミステリー仕立てで読ませるという趣旨、とてもおもしろいです

    作者からの返信

    フランス革命は、いわゆる市民革命という位置づけですけど、たぶんフランス内部の争いとかそういうのもあったんじゃないかなぁ……と思っております^^;

    革命後の混乱の中、少年王ルイ・シャルルは牢獄に入れられ、そして、その牢獄から出ることはありませんでした。
    きっと、革命政府も持て余していたと思います。
    さすがに子どもを処刑するわけにはいかなかったでしょうし、さりとて、逃がすというのもできなかったでしょう……。

    おもしろいと言われて、嬉しいです^^;

    ありがとうございました。

  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    出だしからものすごくハラハラしますね

    お姫様として育ちながら過酷な生活を強いられ他その後はどうなったのか知りませんでしたがフランスへ戻ったのですね

    作者からの返信

    あのマリーアントワネットの娘として生まれた時点で、かなりの波乱に富んだ運命が約束されたお姫さまでした。
    革命後は、いわゆる亡命生活を送っていましたが、やがてナポレオン帝政が打倒された時に、フランスに帰って来ました。

    ……長い放浪生活のせいか、お姫様というか女傑といった言葉が似合う、硬骨の女性となって。

    ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    フーシェさん、最後まで謎の男。一体何をどう考えていたのか?彼は彼なりにフランスという国を守ろうとしたのかもしれませんね。ただ、一人の少年の死に何も感じないような男ではなかったのかなぁと。だから追放も受け入れたのかなぁと、しみじみと。

    晩年は家族とともに平穏な生活を送ったそうですから、訪れたシャトーブリアン氏に手を振ってくれるくらいに好々爺になっていたのかも……?
    やっぱり不思議な男ですね、フーシェさん。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    フーシェさん、実はナポレオンを裏切って、「ブルボン朝」に降伏したため、フランス領土は各国の租借地にされずに済んでいるという、隠れた大金星の持ち主です。
    きっと、彼は彼なりに、いろいろと考えていたと思うんですよ^^;
    まあ、保身は保身であったでしょうけど、それでも、フランスを守ったことは認めてあげてもいいと思います。

    あと、拙作では少年王との出会いが、フーシェのその後の人生に大きく影響を及ぼしたことにしてますが、彼は家庭人としては普通の感覚の持ち主で、平和な家庭だったそうです。
    だから、もうそろそろ追放というか隠居するかと思っていたのかも^^;

    ちなみに、おっしゃるとおり、フーシェ氏は晩年は祈りの日々を過ごしていたため、かなり心穏やかです。
    シャトーブリアンさんはフーシェのことをあまりよく思っていなかった(ファーストコンタクト時点)けど、フーシェは別にシャトーブリアンのことを嫌っていないという裏設定です(笑)
    だから、「旧知の人物が、わざわざ訪ねに来てくれた」と、ごく普通に手を振っていたのでしょう^^;
    あまり特別に心を動かすという人じゃないし、この人(笑)

    ありがとうございました。

  • 歴史の裏に隠されていた真実が歴史の表舞台に立っていた二人によって明かされていく……。そして少年の残した言葉はまた辛いですね……。

    作者からの返信

    まあ現実は革命政府と、この王様の事実上の共犯というのが正解なんじゃないでしょうか。
    でもどちらも大っぴらにするわけにもいかないから、スルーしてきていて……というところでしょう。

    この少年の言葉も、そうだと伝えられていますけど、そうでないかもしれません。
    なかなか難しいところですね。
    革命派も王党派も、自らの汚点をさらけ出すことはしたくなかったでしょうから、ちゃんと伝えられていない……これもまた辛いところです。

    ありがとうございました。

  • 06 ブルボン家の人々への応援コメント

    ああ、なるほどなるほどたしかにここで一番得をするのは彼ですもんねぇ。
    フーシェとタレイランのタッグになんだかにやにやしてしまいました。シリアスな場面だけど内心ノリノリなんだろうなぁ、とかって。

    作者からの返信

    あとは「損」という面で見れば、ルイ・シャルルが釈放されたら、彼が王なんで、叔父さんは拝跪するしかないというところですね。
    そして叔父さんの方が年長なんで、王になる可能性がかなり少なくなってしまいます。

    フーシェとタレイラン。
    それにしてもこの二人、ノリノリである(笑)
    ふだんは花道と流川ぐらい仲が悪い(?)のに。
    いざという時のダブルチームが怖い(笑)

    ありがとうございました。

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

    フーシェ氏もさることながら殿下の胆力に感服いたします。おろおろするルイ十八世の気持ちわかりますねぇ(苦笑)こんなところにいたくない怖すぎる。

    作者からの返信

    まあ、あとは「あの」タレイランがニヤニヤして見ている状況ですからねぇ(苦笑)
    シャトーブリアンさんは、当時の北米を冒険したりしていて、結構度胸がある方だからいいと思いますけど^^;
    そんなわけで、ガクブルな国王に救いの手は?(笑)

    ありがとうございました。

  • きたきたきたー!!!タレイラン!!
    待ってましたよ。そしてあの台詞をやはり言った!!

    だが私はこいつが嫌いだ。

    シャトーブリアンくん、正直すぎます(笑)

    まあ、なんて言いますかこういった変人でなければこの時代を生き残れなかったのかもしれませんね。

    作者からの返信

    この人出すと一万字越えが確定しちゃって、カクヨムコン短編に出せなくなっちゃうんで悩みました(笑)
    でも、出しちゃいました……だって、あの台詞、言わせたいし(笑)

    シャトーブリアンはこの人のこと「悪徳」って書き残しているぐらいですからね。
    そりゃあ大嫌いだったでしょう(笑)

    おっしゃるとおり、こういうクセのある人物でないと、人類未曽有の乱世・フランス革命期は生き残れなかったでしょうね。
    一番の豪運のナポレオンですら、あんなんだし……。
    やはりタレイランとフーシェは異常(笑)

    ありがとうございました。

  • 03 フーシェ革命歴への応援コメント

    敵にすると恐ろしいけど味方だとこれほど心強い男はいない。お前がナンバーワンだ、フーシェ。

    この方の経歴はあり過ぎて本当になんぼでも作品が生まれそうです。仲良くしていたかと思えば裏切ったり、共闘したかと思えばやっぱり見限ったり。文章に書き出すだけで面白すぎる……。流石に創作かな?というエピソードも史実だからまた面白いところです。

    作者からの返信

    フーシェさん的には、いちおう、ナポレオンには「お子さんに帝位を譲りなさい」とか助言しているんですけどね^^;
    ロベスピエールはまぁ……人の言うこと聞く余裕無かったし^^;

    そしてこんだけエピソードが尽きない、つまり散々やらかしておいて、最後には楽隠居しているところが凄い(笑)
    しかも僧院に詣でる、穏やかな日々を過ごしています。
    やはりフーシェ、お前は青学、じゃない、フランスの柱になれ、というところで(笑)

    ありがとうございました。

  • あまりよろしくない人間があまりよろしくない方法で教育した結果があまりに酷い……。
    姉としてテレーズさんが知りたがる気持ちはわからなくもないのですが、知らない方がいいんじゃないかとも。とはいえ、まだお話は続くので何かしらの希望を持って……。

    作者からの返信

    真偽のほどはわかりませんが、やはり牢獄に入れている時点で、もうアウトですね。
    革命派としては、逃げて王に擁されても困る、ということなのでしょう。
    そんな状況で、どんな獄吏が充てられるかというと……。

    マリー・テレーズさん、「自称」ルイ・シャルルには一人も会わなかったと伝えられています。
    一方で、ルイ・シャルルを看取った医師とは面会したり、いろいろと自分で考えて調べていたみたいなんですよね。
    その辺から膨らませたのが、拙作になります。
    果たしてその「知りたい」の気持ちは、報われるのでしょうか……。

    ありがとうございました。

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

    マリー・テレーズ殿下、この薔薇はいとも気高く、そしてなんともやりきれない程に痛々しい薔薇なのだろう、そう思います……あの方の血をうっすらと感じました。
    悪意と悲劇の上で姫君が決然と美しく舞う、そんな舞踏のような作品ですね。

    作者からの返信

    あの方の血……たしかに。
    このマリー・テレーズ殿下の方が、ルイ18世やルイ・フィリップより、よっぽど「王」としてふさわしかったという面でも、あの方の血を感じます。

    拙作のマリー・テレーズは、裏の主人公であるフーシェと対になるキャラクターとして設定しました。
    革命の「闇」に呑み込まれた弟のために、ひたぶるにその真相を求める王女として。
    それを「舞踏」と表現していただいて、とても嬉しかったです。
    さて、その踊り手の王女とペアを組むフーシェは、いかなるダンスを見せてくれるのか。

    ありがとうございました。

  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    フーシェといえばお菓子が脳内に出てきます……(チガウソウジャナイ)
    天性の裏切り者と称される彼ですが、いやしかしこのくらいの気骨がなければ生きていけなかったのでは?という時代ですので、どう描かれるか楽しみです。

    作者からの返信

    ああ、そういう西洋菓子のお店、ありますよね~(笑)
    裏切り裏切り言われる彼ですが、でもその時その時の主や主義に殉じても、たぶん誰も救われなかったでしょうね^^;
    むしろ彼が生き延びたからこそ、フランスも……。

    お楽しみいただければ幸いです♪

    ありがとうございました!

  • ルイ17世の虐待は少なくともシモンがやった証拠はない
    だがシモンはルイ17世を洗脳し最愛の母を強制的に侮辱させさらに
    シモンが去ったあと重度のネグレクトにより結核で死んだとされ
    どう足掻いても悪魔じみた虐待で死んだ悲惨な王子なのは変わりない

    なりより最悪なのは海外wikiではルイ17世の遺体には全身を覆い
    半年以上残る程の激しい傷跡という恐ろしい記述が書かれており

    創作では番兵は暴力を嫌がってたが逆に去った後に創作のシモンより
    更に激しい虐待を行い世話もせず埃だらけの狭い牢獄に監禁し
    全身痣だらけにし深さ1cm以上の裂傷を何百箇所も出すほどの激しい
    暴力を振るい体は腐り結核になり精神が崩壊し会話不能になる程の
    激しい虐待を行った可能性すらある

    実際テレーズ殿下は弟の叫び声を聴いてたしルイ17世殿下の最期は
    何も喋れないほど精神崩壊してたので上記のような王党派の創作以上の
    虐待すらあり得るのが最悪である

    後参考になったリンクを貼ります
    https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Louis_XVII?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    海外のwikipediaまでは見ていなかったので、参考になります。
    おそらく革命派も王党派も持て余していた存在だと思います。
    下手に処刑すると外聞が悪いし、さりとて生き延びられて王位を主張されても困る……と。
    それが、あのような扱いに繋がったのではと思います。

    ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    面白かったです!
    ベルばらの影響で昔、この時代のフランスの歴史を少し調べたことがありましたが、ルイ17世の最期がこのような悲しいものだったとは知りませんでした。
    王位継承者であるが故に時代の大きな渦に飲み込まれ、10歳の少年にも容赦なかったということに心が痛みますね。
    フーシェとタレイランは色々言われていますが、あの誰もがギロチンにかかる可能性がある激動の時代に、風見鶏になろうが二枚舌を使うおうが、とにかく何でもしなければ生き残れなかったのですから、むしろ天晴れと言いたいくらいです。
    実はウン十年前に買ったシュテファン・ツヴァイク著の「ジョゼフ・フーシェ」が手元にあるのですが、内容を殆ど覚えておりませんので、良い機会ですし改めて読んでみようかと思います。
    良いお話ありがとうございました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ベルばらの影響は偉大ですね^^;
    はい、ご多分にもれず、私もその影響を受け、このお話を書きました。
    とはいうものの、キッカケはフーシェのことが気になって調べているうちに、マリー・テレーズが出て来て、そして彼女の弟のことが……という流れです。
    アフターベルばらに、こんなことがあったなんて……という気持ちでした。
    史実としては、下手に王党派に擁立されても困るし、王党派の方も、ルイ18世の「邪魔」になる存在だし……という暗黙の了解により、ルイ17世はあんな風になったのでは、と思います。
    いずれにせよ、酷い話です。

    フーシェにタレイラン、あの時代、ナポレオンとその麾下の将軍たちという、武勲赫赫たる人たちがいましたが、彼らよりもフーシェとタレイランが生き残って歴史に名を残したというのが、何とも皮肉というか何というか^^;
    しかもフーシェとタレイラン、「裏切り」といえば「裏切り」ですが、それによりフランスを保つことに成功しているところが凄いと思います。

    ツヴァイクのその本、知ってはいるんですけど、実は読んだことがありません(笑)
    今度見かけたら、手に取ってみようと思います^^;
    ちなみに私は、辻邦夫「フーシェ革命暦」を読んだことがあって、拙作のフーシェはこの本の多大なる影響を受けています。

    それでは、こちらこそ、ありがとうございました!

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    はじめまして。
    はじめまして。琴音と申します。
    読了させて頂きました。
    素晴らしかったです。
    5話まで読んで出かけなければならない時間になったのですが、この作品を読みたくて、用事を誤魔化して帰って来ました笑
    何度も落涙しそうになりましたが、それを許さない冷静な筆致に、歴史を見詰める作者様の姿勢を感じ、より思いを深く致しました。
    レビューを書かせて頂こうと思いましたが、時間帯がふさわしくございませんね。
    明日までに、この私の心のうねりを言葉に変えて行こうと思います。
    ありがとうございました。
    今日の出会いに感謝致します。

    また、立ち寄らせて頂きます。
    ご健康とご健筆をお祈り致します。

    作者からの返信

    まずは近況ノートにコメント、ありがとうございます。
    土岐さんの方からいらっしゃったのですね。
    拙作は、私がフーシェについて書こうと思っているうちに行き当たった謎について、自分なりの想像を描いてみたお話です。
    それが正解とは限りませんが、捧ぐパヴァーヌとして。


    そしてお星さま、ありがとうございます。
    また、ご多忙な中、お時間を割いていただいて読んでいただき、まことに恐縮です^^;
    拙作は扱っている史実があまりにも悲惨なので、それについて描くことに苦心しました。
    あまりに直截的に描くと、キツいものがありますので、それでシャトーブリアンという語り部を介して語る、という方式を取りました。
    完全な三人称になると、あまり嘘がつけなくなってしまいますし……。
    その点、一人称なら「知らない」とか「自分はこう思った」という描き方ができますので^^;

    今回、このようなお話が描けたのは、やはりフーシェという稀代の変節漢にして、そうというのには、あまりにも恬淡として冷静さを持つ警察卿がこの時代、この国にいたからこそ書けました。
    だからちょっと、淡々とした感じになったんじゃないかと自己分析しています。
    あとはやはり、扱う史実が史実ですから、テイストとして淡々としたものを意識しておりましたので。

    レビューの件、まことにありがたい話です^^;
    どうか、ご無理をなさらず、お時間のある時に、お気が向きましたらでOKですので。

    ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    フーシェ……( ˙ㅿ˙ )?

    王朝サイドですら疎いのに、政治家や革命家となると、まるでポカンな浅学な私ですが、この物語を読み終えた今、胸にググッと熱いものが込み上げてきています。

    時代の転換点、動乱期にあってはバッドエンドを避けるのは非常に困難で、信念の置き所も難しかったろうと思います。
    そこを生き抜いたフーシェさんの人間としての意地が静かに伝わってきて……ホロリとしました。

    この人ってどんな人だったのかな? 
    もっと知りたいと思わせてくれるキャラクターへの光の当て方✨
    史実の裏にひっそりと隠れている物語を鮮やかに描きだす、さすがのお手並でした。

    また少し私の知る世界が広がり、改めて歴史物語、歴史ミステリーって面白いなと感じました。
    素晴らしい短編小説をありがとうございます。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。


    私もフーシェのこと、よく知りませんでした^^;
    「翔ぶが如く」のオープニング、川路利良が警察の参考に……のくだりで名前が出て来て、「誰?」ってなりました(笑)
    他では、池田理代子先生の「エロイカ」で出て来るみたいです。
    私は「ベルばら」しか読んでいないので、何とも言えませんが……。
    その後、「フーシェ革命暦」を読んで、ようやく分かった気がしました^^;

    そのため、各キャラクターや時代背景の説明に気を遣いました。
    フランス革命って有名ですけど、じゃあ内容はというと、凄い複雑なんで^^;
    それでいて、亡き王子の死をめぐる、気丈な姉の王女と冷酷な警察卿の対峙、というアウトラインを分かってもらえるよう、さらに気を遣いました^^;

    実はカクヨムデビューする時、このネタでタイムスリップもの(現代の高校生の男女がマリー・テレーズとフーシェのところへタイムスリップする)を書こうとしていたので(笑)、そういう意味では、キャラ説明とかは、ちょっぴり楽でしたけど^^;


    フーシェという人は、史実でも特異な人で、革命、帝政という動乱期を生き抜き、それでいてわりとあっさりと国外に隠棲するという、出処進退が凄まじい人です。
    単なる変節漢ではない、「何か」を持っている……そう思わせる人です。
    拙作では、その「何か」が、こうなんじゃないかなぁという想像(妄想?)で書かせていただきました。

    フランス革命期って、「?」なところがありますけど、調べると面白いと思います。
    そういう面白さが、そしてその時代でこんな空想ができるという豊かさが、伝わったみたいで何よりです^^;


    それでは、こちらこそ、ありがとうございました!

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    拝読致しました。
    女傑・マリーさんは最後までその姿勢を変えず、フーシェさんは変節漢としての看板を下ろして僧院に引っ込んだ。
    いや、もともと修道士から出発したのですから、原点復帰したのでしょうか?
    なるほど、フーシェさんも、普通の人が考えるものと異なる次元の筋を通していたのかもしれない、とも思えてきます。
    その胸の裡は余人に知ることは適わず、フーシェの生きた風評と業績は残る。
    この物語の中のフーシェは、何を大切にして、何を余事として気に掛けなかったのかが。その損とも言えるかも知れない人となりが感じられるような、素敵な作品でした。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    まずはレビューに感謝を。
    拙作の秘奥であるルイ17世、その死。
    そこをうまくクローズアップして、そして一気にカメラアウトして、マリー・テレーズとジョゼフ・フーシェの対峙する姿をくっきりと映し出す、名レビューだと思います。
    そして最後に、「真相」が見え隠れするところも。


    実は拙作では、誰一人救われていません。
    ルイ18世は健在(?)だし、マリー・テレーズは国王へ尽くす姿勢は変えていません(距離は置きましたが)。
    フーシェは国外追放されてしまいますし、描写していませんが、タレイランも一時、失脚しています。
    そしてシャトーブリアンはルイ18世に嫌気がさして致仕しています。

    ……フーシェはこのあたりを見切っていて、それでトリエステの僧院に詣でる日々に入った、という設定です。
    それでもフーシェは、亡き王子のためのパヴァーヌを奏でることを選んだ、という設定です。
    史実のフーシェも、いろいろと言われていますが、恬淡としていた、という印象ですので、その辺から膨らませました。

    作中でシャトーブリアンが言っていますが、本当に不思議な人です、フーシェ。
    その「不思議」が少しでも表現できればと思って書きました。
    それを「素敵」と言ってもらえて、嬉しかったです。

    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     御作の最後の最後でフーシェの印象が怪物から、怪物的な人間に変化しました。
     ……変わってない!?(>▽<)
     それでも、この物語は確かにフーシェが主人公で、彼の胸中に思い馳せることができました。面白く、良い物語でした。

    作者からの返信

    この人、本当に不思議な人で、何で最後、国外追放を受け入れたんだろうと思うぐらい、渡世上手でした^^;
    いや、最後にトリエステに行ったのは、間違ってませんですけど(サバイブ的な意味で(笑))、よくそこでそう選択できたよなぁ、と。
    やはり「怪物」かもしれませんね……あ、「怪物的人間」か^^;

    でもまあ、この人なりに、ちゃんとフランスのことを考えて、皇帝を退位させたり、ブルボン朝に降伏して、フランス領土を保ったりと、やはり選択を誤っていないところが凄い。

    ……そういう人の「こんなこともあったのでは」を描こうと思って書きました。
    面白く、良いと言われて、嬉しかったです^^;

    ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    ジョゼフ・フーシェは乱世の才の持ち主なんでしょうね。
    権勢を誇っていても翌日には断頭台の露と消える恐れがある。
    そんな時代の生き方としては、生存を最大の目標にせざるをえなかったのかもしれません。

    憑道と出会っていたら意気投合したかもなんて考えます。

    作者からの返信

    まずはレビュー、ありがとうございます。
    最初、銀河万丈さんの声で再生されてしまいました^^;
    そしてそんな惹句につづくのは、拙作の肝にさらりと触れつつも、その味をにおわせて、さあご賞味あれとのご紹介。
    素敵なレビューだと思います。

    ジョゼフ・フーシェは、革命家としてデビューしておいて、ナポレオンの廷臣となり、さらにブルボン王朝に仕えるという、非常に特異な人です。
    やはり異能(警察)と、嗅覚が優れていたんでしょうね。
    そして最後に、わりとあっさりと国外追放を受け入れるという割り切りも凄い。
    この時代、この国において、「生きる」ということにおいて優れていたのは、この人とタレイランでしょう。
    いわれてみると五朝八姓十一君の人と気が合うかもしれません^^;
    本邦では藤堂高虎といったところでしょうか。

    ありがとうございました。

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    最終話のこの静謐な雰囲気。
    フーシェという男の生き様。現代まで名が残ることの意味など、いろいろ考えさせられました。

    すばらしい作品を堪能しました。
    完結、おめでとうございます。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    そうなんです、静謐な感じをこころがけてみました^^;
    激動の時代を生き抜いた男の余生、それは静かなる祈りの日々だったと伝えられています。
    この人本当に「生きる」ことの達人だな、と思わされますし、一方で「祈る」ということも怠らないので、やはり単なる奸雄ではないんだな、と感じます。

    ……そういう男のことを、そういう雰囲気を。
    少しでも描ければと思って書きました。
    すばらしいと言われて、とても嬉しかったです^^;

    ありがとうございました!

  • 08 トリエステの僧院への応援コメント

    ジョゼフ・フーシェが良い味を出しています。面白かったです。

    作者からの返信

    まずは素晴らしいレビュー、ありがとうございます。

    私はツワイクの例の作品、読んだことが無いので、読んだ方にこうしてレビューしてもらえると、とても嬉しいです。
    そして、私の場合は、辻邦夫「フーシェ革命暦」の方を読んでおりまして、それが拙作のフーシェのベースとなっております。
    その辺が「味」につながったのでは、と自己分析したりします。^^;

    革命を生き抜いた男、フーシェ。
    いろいろと言われていますが、その時その時のフランスの舵取りには成功していると思います。
    ナポレオン退位にあたっても、最初は皇子へ譲位をと提案していたので、実は結構、理だけでなく情もある男だったのでは、とも思います。
    ……そういう男が、革命に散った王子のために努力していた。
    そういう話もありだな、と思い、この話を書きました。
    変節漢と言われる男が、実は節を曲げずにいた、という話を。
    その話を「絶対オススメ」と言われて、嬉しかったです^^;

    ありがとうございました!


  • 編集済

    08 トリエステの僧院への応援コメント

    僭越なレビューと思いますが、書き込ませていただきました。

    いつもながら、どんなことを書き込もうか、楽しくなる作品を有難うございます。

    今回は、読者に徹しました。背景も経緯もまーったく調べていません。

    でも、思うんですよ。

    どうしてフランスでは、易姓革命が起きないのか。

    中華帝国のように、首を挿げ替えるのをよしとしなかったのか?

    連綿と続いた血統が、それを不可能にして、フランス王はフランスだけのものになったのではないのか、

    西洋と東洋の違いの考察にもなりました。

    有難うございました。

    作者からの返信

    まずはとても素敵なレビュー、ありがとうございます。

    自由・平等・友愛。
    フランス革命で掲げられたそれらは、たしかに大事な物であり、それを宣言することは、とても意義があったと思います。
    でもひるがえって、革命家たちは、それを保つことができたのでしょうか……と言いたくなるのが、このルイ17世の悲劇だと思います。
    そのあたりのことを、実に綺麗に、そうあの三色旗のように美しく表現していただいた、名レビューだと思います!


    さて、ここからはコメントへの返信になります。

    フランス革命は、歴史でも習う有名な史実ですが、でもその辺りを描く作品が、実はあまりなさそうです。
    やはり外国というのがネックとなっているのか……^^;
    そのため、知らない人にも読めるようにと、くどいくらい各登場人物の来歴を書いて、努力しました^^;
    だから「読者に徹した」と言われると、密かに嬉しかったりします(笑)

    フランスは、中世のあたりはカペー朝とかヴァロワ朝とかあったみたいなんですが、このフランス革命というのは市民革命という面があり、その辺が特殊です。

    何でこのような革命になったのかは諸説あります。
    やはり、民衆が貧窮に苦しんだこと(国家財政が火の車)が大きいんでしょうけど、あとはギリシャ・ローマという共和政がかつてあったことも大きいのでは、と思います。

    さらにいうと、このころのヨーロッパでは、中国の知識が流れて来ていて、その中で「民のための政治」といった、論語とかその辺の知識も流れ込み、それが啓蒙思想につながった、という説もあります。
    そうすると、西洋と東洋のちがいがありつつ、実は繋がっている部分もあるということになります。
    しかし、表に出て来る部分は市民革命と易姓革命だったりして……^^;

    以上は私なりに考えたことなので、史学を修めている方からすると「?」と思われるかもしれません。

    いずれにせよ、Mwada_0816さんが考察するキッカケになれた、それはとても嬉しいことです。
    こうして私自身も改めて考えてみることが出来ましたし^^;


    それでは、こちらこそ、ありがとうございました!

    編集済

  • 編集済

    拝読致しました。
    まさかの真相の目撃者であったフーシェさん。
    のらりくらりと躱す妖怪のような王様を追い詰めて行く姿がカッコイイですね!
    また、時代に迫害された、と言いたくなるような、本来は至尊の地位につくはずだった少年。しかし彼は他者に気遣い、母を一途に想う、優しく普通の子だった、そのことがフーシェの心に響いたのでしょうか。
    maman, je... この後にどんな言葉が、どんな想いが連なったのか。
    この切ない、単文に籠められた想いが描き出されていて、圧巻でした(^^)

    作者からの返信

    ルイ17世の「言葉」は、ネットでもかなり知られていて、トラウマと呼ばれるくらいの「重さ」を持っているようです。
    まあ、私もご多分にもれず、それを知ってどんよりとしたところで、ふと、警察卿がこれに遭遇したら……と妄想したのがキッカケでした。

    変節だの背徳だの言われ放題だったフーシェが、実は亡き王子のために、現国王を追い詰めるために努力を重ねていたとしたら……というのも面白いのではないか、と思いまして。

    フーシェは家庭人としてはごくまっとうな人だったみたいなんで、こういう不幸を見たら、やはり思うところはあったと思います。
    そして、(拙作においては)ルイ17世は最後の最後でフーシェに「言葉」を伝えることができたため、それが真犯人=ルイ18世であると明かすことにつながった、という流れになります。

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     絶句。
     いやもう、なんと書いて良いかわからない。
     ルイ一八世を追い詰めるシーンは圧巻で、だからこそ墨で書かれた言葉が胸に刺さりました。

    作者からの返信

    さんざんボロクソに言われてきたフーシェですが、その警察卿としての能力はピカ一。
    それは誰もが認めるところでしたが、それを使って、ルイ18世のことを虎視眈々と狙っていました。

    ルイ17世の「言葉」は、かなりの「重さ」で、ネットでも有名らしいです。
    その「重さ」を受け止めて、警察卿が国王を追い詰める。
    ……このあたりは、力入れて書きましたので、圧巻と言われると、とても嬉しいです^^;

    ありがとうございました。

  • 本作、力が入ってますね。

    善と悪、価値は簡単に逆転する。
    こういう、人倫の欠片もなさそうな人間が、ある一点において矜持を見せる話は好物なんですよ。
    実にいいですね。

    作者からの返信

    実はカクヨムにデビューする時、このネタでお話を書こうと思っていたんですよ^^;
    でもモタモタしているうちに、角川武蔵野文学賞ってのが募集されて……(笑)

    フーシェは、ラングみたいに、家庭人としてはフツーの感覚の持ち主だったみたいなんで、こういうのもアリかな~と思って書きました。
    冷酷無比なフーシェですが、実は裡に激情を秘め、ここぞという時にそれを吐露する。
    私もそういうのが大好きです^^;

    ありがとうございました。

  • 最後の一言、泣けました。
    本当に、もう、言葉もありませんでした。

    作者からの返信

    革命の負の一面を一身に背負った人生でした。
    自由・平等・博愛とうたいながら、自分たちより無力な存在に対して、この仕打ち……。
    本当につらい、その一言です。

    ありがとうございました。

  • タレイラン、フーシェ

    二人とも「地獄」を「人の底」を見てきた。

    そうとしか思えない観察眼。

    そして冷徹。

    それでも子供を子供と思う、誇り。

    とても素晴らしい演出です。

    作者からの返信

    タレイランもフーシェもさんざん裏切りという背徳を繰り返してきました。
    それゆえにこそ、生き残って来たと思いますが。
    それでも、結果を見ると、実はこの二人のおかげでフランスは領土割譲とかされずに保たれています。
    むろん、利己主義的な思惑はあるでしょうけど、この二人の裏切りは、フランスを救ったと思います。
    ……まあ、結果として、かもしれませんが^^;

    そんな二人が――背徳的な二人が、偶発的に手を組んで、不幸な少年王のために立ち向かう。
    そういう話が、ある意味、「格好いい」と思って書きました。
    そのため、「素晴らしい」と言われると、とても嬉しいです^^;

    ありがとうございました。

  • 06 ブルボン家の人々への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     凄い……(⌒-⌒; )
     確かにルイ18世が一番怪しいわ。
     真相に迫ってゆく張り詰めた感覚と謎解きが素晴らしく面白かったです。

    作者からの返信

    ルイ18世もいちおう、苦労しているんですけどね^^;
    放浪生活、貧窮、諸外国から持て余されて、ナポレオンから「王位を捨てたらお金あげるよ」とまで言われるし(笑)
    まあでも、そこまでして王位に固執していた結果、返り咲くことに成功したと思いますが^^;

    ……拙作においては、その返り咲きの絶頂で、この旧悪をバラされたことになっております。
    しかも、よりによって、あの警察卿に^^;

    「張り詰めた」「素晴らしく」と言われて、嬉しかったです。

    ありがとうございました。

  • 06 ブルボン家の人々への応援コメント

    拝読致しました。
    犯人はお前かああぁ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
    たまたま転がり込んできた王座に座っているだけだと思ったら、まさか招き寄せていたとは。
    しかも、マリーさんのあの有名なセリフを流布しただとぉ……あれって中国由来の言葉だったのですか?
    人を軽んじ、歴史を弄んだ男の断罪やいかに?(;>_<;)

    作者からの返信

    この人結構宮廷陰謀のプロ(笑)で、「ベルサイユのばら」でいうと、前半部分のあたりで、マリーさんのネガキャンに傾注していました(笑)

    ちなみにあの有名な台詞は、西晋の恵帝(上野文さんの「カクリヨ~」の孝恵校長のモデルです^^;)が、米が無いなら肉のお粥、という発言をしていたのが元ネタです。
    ……ルイ18世が中国趣味というのは、私の創作なので、流布云々はちがう人がやっていたと思います^^;

    そんなわけで、次回、探偵役の警察卿が、ルイ18世に……。

    ありがとうございました。

  • 06 ブルボン家の人々への応援コメント

    これはうまく考えましたね。
    殺人事件の捜査での鉄則、被害者が死んでもっとも得をするのは誰か。
    そこを考えれば犯人は、ルイ18世。
    そういう推理は成り立ちますよね。

    まだ続きがあるようですが、ぽちっと。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ルイ18世って、拙作では描写してませんが、革命直後、決起しようとしていた王党派・ファヴラ侯爵を見捨てたと言われています。
    ファヴラ候は決起がバレて処刑されますが、ルイ18世は「知らない」で通して、そして亡命。
    いろいろ酷いですね^^;
    まあそのファヴラ事件は、ファヴラ候の暴走かもしれませんので、玉虫色ですが。

    でもその辺が、今回の話のヒントになりました。
    長きにわたる放浪生活や貧窮に耐えたのは褒むべきかな、と思いますが、いかんせん小悪党の印象が否めないルイ18世。
    しかもルイ16世が死んだときに「じゃあオレが摂政になるから」と勝手に宣言。
    そしてルイ17世が死んで……うーん、怪しいと思ってしまいました^^;

    ありがとうございました。

  • 06 ブルボン家の人々への応援コメント

    うわあ、これはエゲツない! 肉親なのに、いや、肉親だから権力のためにそこまでするのか。カウティリアの『実利論』そのままの世界だ。

    作者からの返信

    実際、見捨てたと思います。
    だって、亡命を許されたら、自分はその下につかなきゃならないし。
    そして自分より若いから、どう考えても王になる可能性が低くなる。
    革命政府側も、この子の存在を持て余していて、その辺がこの子の扱いに繋がっていったのでは、と思います。

    インドのマキャベリ!
    初めて知りました。
    こんな人もいるんですね^^;

    ありがとうございました。

  • 06 ブルボン家の人々への応援コメント

    かくして、裏切りは証明された。

    Q.E.D

    という流れですね。

    作者からの返信

    そうなんです。
    少なくとも拙作では、この件に関して、一番「得」をしたのは、ルイ18世、としています。
    史実としては、革命政府としても、亡命したルイ18世としても、この子に死んでもらった方が、願ったりかなったりで、その辺が「あの扱い」につながったんでしょう。
    ルイ18世も、特にこの子のことを返してくれとか、よくも死なせたなとか言ってないようですし……。

    ありがとうございました。

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

    痛い「華」、ですね。

    無二の肉親、生きれいれば、至玉の座に座っていたはずの、

    そして、今なお、心に刺さったトゲ、とも言うべき存在。

    お見事な題名です!

    作者からの返信

    そうです、「華」ですね。
    悲劇の王と王妃、その子。
    本来なら王として生きられたはずの、王子。

    一方で、唯一生き残ったマリー・テレーズにとっては、可愛い弟という「華」であり、おっしゃるとおり、心の傷=トゲでもあります。

    かの名作漫画からタイトルをもじりましたが、「お見事」と言われて、嬉しかったです^^;

    ありがとうございました!

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     マジか。ここで頭を下げられるのか。
     さすがは、ナポレオンとやり合えた女傑だと改めて圧倒されました。面白かったです。

    作者からの返信

    マリー・テレーズさんは、「自称ルイ17世」とは一切会わなかったと伝えられています。
    そして、弟の最期を看取った医師とは会っています。
    ……弟は死んだものと悟っており、それを覚悟していたのでしょう。
    ホント、ナポレオンが認めるだけあって、気丈なお方だと思います。
    そのあたりを、このシーンに込めてみました。

    ありがとうございました。

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

    拝読致しました。
    うわぁ、ここで頭を下げるのですね、殿下!
    この呼吸は見事ですね。
    タレーランの人を食った演出にも、フーシェの静かに煽るような言動にも、陛下の何かをゲロるような失言にも。
    感情を見事に御し、宿敵に真摯に問う殿下。
    素晴らしいシーンと感じました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。
    やっぱり殿下はかーちゃんがマリー・アントワネットですから、ここぞという時の胆力は凄いと思います。
    なお陛下(笑)

    タレイランさんは、ああいうジャイアンムーブをしてこそタレイランなんで(笑)
    フーシェは……冷たい出木杉くんって感じですね^^;
    しかし出木杉くんなんで、頼まれれば話すことでしょう。

    このあたり、「ベルサイユのばら」を意識したシーンなんで、「素晴らしい」と言われて、嬉しかったです。

    ありがとうございました。

  • 05 テュイルリーのばらへの応援コメント

    ううう。
    こんなの同席していたら胃に穴が開きそう。
    頑張れシャトーブリアン。

    そして、マリー・テレーズも凄い自己統御力だ。

    作者からの返信

    オーベルシュタインとムスカの対談(?)を見守る、京極堂シリーズの関口くんみたいな感じのシャトーブリアン。
    早くこの場から逃げ出したいだろうに……(笑)

    マリー・テレーズさん、凄い自制力。
    かーちゃん、つまりマリー・アントワネット(@「ベルサイユのばら」)の、血のなせる業かもしれません^^;

    ありがとうございました。

  • 結果で見るべき、という人と、

    同時代に一緒に過ごしていたら、

    という命題を提供してくれる「素材」ですね。

    ホント、ナポレオン後で、領土が取られていないのは、

    魔法としか言いようがないですしね。

    作者からの返信

    タレイランは本当に不思議な人です。
    外交官らしいといえば「らしい」というところですが……。
    たぶん、実際には嫌な奴だったと思います(笑)

    拙作では描写していませんが、フーシェから「タンプル塔にいつでもお前の部屋は用意してある」とか言われてます(この発言当時、タンプル塔は健在で、「いつでも逮捕してやる」とタレイランを皮肉った)^^;

    しかし憎まれっ子世に憚るというか、このタレイランのふてぶてしさのおかげで、フランスは領土を保ちました。
    ホント、外交にかけては有能です。
    有能なんだけど……人柄が(笑)

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     あ、シャトーブリアンって、そういう(^_^;)美食家ナノネ
     この時代頃から、フランスは食文化が一気に隆盛しますよね。そう考えるとタレイランらの尽力も大きいのか。
     いや、本当、意外な形で繋がって、人類史、文化史って不思議ですね。
     面白かったです。

    作者からの返信

    シャトーブリアン大使は「こういうのが食べたいな♪」って言って、大使閣下の料理人が「はい♪ ステーキ!」ってやるタイプの食通です(笑)

    タレイランはタレイランで、平目だのコーヒーだの、やっぱり料理人に無茶ぶりしてたかもしれませんね^^;

    ……まあ、二人とも外交官なんで、相手の国の人を招いての晩餐会とかあるだろうし、理にかなっているといえば、理にかなっていると思いますが。
    そしてそれがフランス食文化の開花につながっていく感じだったのでしょう。

    ……さて、そんな美食なんて知ったこっちゃねぇという警察卿を相手に、この二人はどう「料理」をしてくれるのか^^;

    ありがとうございました。

    編集済
  • 拝読致しました。
    転職の天才の次には、裏切りの天才が登場!Σ(O_O;)
    美食家のシャトブリさんを以てしても、煮ても焼いても食えない御仁たちのようです。
    この、立ち上るような胡散臭さを見事に表現している会話、とても面白いです(^^)

    作者からの返信

    こういうフーシェとかタレイランとかいった輩が生き延びる……それがフランス革命!
    ……ナポレオンとか、彼の麾下の武勲赫赫たる将軍たちではなく、フーシェとタレイランが生き延びるところに、運命の皮肉を感じます^^;

    そんなタレイランですが、ホント、厭な奴だと思います(笑)
    でもこいつの弁舌というか頭の良さがなければ、フランスは生き延びられなかったという……やっぱり運命の皮肉ですね^^;

    ありがとうございました。

  • 「良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い」

    これ、いかにもいいそうな言葉で、おおって思いました。

    作者からの返信

    これ本当に、タレイランの発言として、Wikipediaに載っているんですね^^;
    せっかくなので、使わせてもらいました♪

    ありがとうございました。

  • うわあ、妖怪てんこ盛りだ。
    遠くで眺める分にはいいですが、あまり側に寄りたくない人がまた一人。

    さて、どう二人を合わせ、どのような話をさせるのか
    楽しみにしています。

    作者からの返信

    この人出すかどうか悩んだんですよ。
    出すと確実に一万字越えするし(笑)
    ……でも、せっかくの機会なんで、出しちゃいました。
    出さないよりも、出した方が面白そうだし。

    そんなわけで、革命・帝政と生き抜いた怪物が二人。
    いかなる化学反応が見られるのか……^^;

    ありがとうございました。

  • 03 フーシェ革命歴への応援コメント

    銀英伝の某人物を見る思いですが、

    実際は逆なんでしょうね。

    作者からの返信

    諜報、判断、先見……どれを取っても一級なんですけど、いかんせん「怖い」ところとか、何となく、そんな感じです。
    フーシェからすると「一緒にするな」とか言いそうですけど^^;

    ありがとうございました。

  • 03 フーシェ革命歴への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     改めて、フーシェさんの経歴を追うと怪物だなあ、という印象を受けます。本当に凄まじい……

    作者からの返信

    革命という乱世、その中を生き抜いて天寿を全うした男は、やっぱり「違う」んでしょうね^^;
    この人に匹敵する怪物と言うと、もうタレイランぐらいしかいないし……(笑)

    ありがとうございました。

  • 03 フーシェ革命歴への応援コメント

    拝読致しました。
    皇妃ジョセフィーヌさんを買収する警察卿……Σ(゚д゚lll)
    買収も、国の立場で行えば諜報と呼んで良い、ということか。
    やーでも目的が個人的では……などと悶々としてしまいます(>_<)
    こんな混沌とした時代だからこそ、鮮度があり信頼がおける情報とは貴重だったのでしょうね。

    作者からの返信

    今までも諜報機関的なところはあったんでしょうけど、おそらくそういう「歴史」の上でも、フーシェは特異点だったんでしょうね。
    才能もさることながら、組織力とかそういうのが。
    それがいい意味で警察につながっていくところが凄い。

    まあ、あの時代、誰もが生き抜くことに必死でしたから、フーシェが情報収集に徹したのは、そういう意味もわからなくはありません。
    ……でも、ジョゼフィーヌまで買収するなんて^^;

    ありがとうございました。

  • 03 フーシェ革命歴への応援コメント

    フーシェはフランス革命の象徴というべき人物ですよね。
    自由、平等、博愛。
    この三つのうちの後者二つについては、フランスが語るのは片腹痛いと思っています。

    作者からの返信

    この人、平民身分から革命に参加して、それで帝政、王政復古と生き抜いています。
    おっしゃるとおり、フランス革命を象徴し、そしてそのすべてを生き抜いた男ですね。
    隠居に成功しているところが凄い^^;

    自由平等博愛は、それ理想として掲げたところがメルクマールだと思います。
    かなわずとも、理想としてぶち上げた功績は大きい。
    大きいのですが、当のフランスは……(遠い目

    ありがとうございました。

  • 読まさせていただいております。

    私は、この時代はあまり知らないので、

    楽しむ方に徹しよう、と思います。

    更新お待ちしております。

    作者からの返信

    ご覧いただき、ありがとうございます!

    この時代、世界史の授業では習わされますけど、今いちピンと来ない時代だと思います^^;
    何より、暗くて重いですし……。
    拙作も、やはり暗くて重い話ですが、お付き合いいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    政権交代の際にはしばしば旧体制側の人間が酷い目に遭うことがあったかと思いますが、まだ自意識も確立されていない子供がそのような悪意に晒されるのは惨い話ですね(>_<)
    どこぞの豪奢な金髪の銀河皇帝ではありませんが、憎い体制側の人間であっても、稚い相手は見逃してあげて欲しいものです。
    そんな悲惨な王子を想い怒りを感じる硬骨王女、それに対して歴史的変節漢フーシェさんはどう応じるのか。
    そもそも、その資料隠蔽に手を貸しているのか、いないのか?
    いろいろきになります!

    作者からの返信

    これがシンプルな国盗りだったら、幼君を擁して……という方向もあったと思います。
    でも「市民のための革命」で、その幼君の父母を処刑してしまっているから、そういう方向へは進めなかったんでしょうね。
    そして幼君=子どもを処刑するのは外聞が悪いからできず、さりとて生かしておくのは……と、ああいう「結果」になったのでしょう。

    ちなみマリー・テレーズは、「生き延びたルイ17世」を称する輩とは、一切会わなかったみたいです。
    このお話は、そのあたりから想像したものです^^;

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     ギロチンは人道的な処刑法です。
     ……せやな、という時代ですからね。
     だからって、フーシェさんがルイ・シャルルを殺すよう企んだというのは――。

     フーシェさんってば、コ○ンの黒タイツで出てくる人くらい真っ黒だし、もう犯人でいいんじゃないかな>▽<

     面白かったです。
     

    作者からの返信

    ルイ16世が角度について助言していたギロチン。
    なおそのルイ16世の最期……。
    ほんと、ギャグマンガの世界だけにしてくれよ、と言いたくなるぐらいキツい時代です。

    ちなみにフーシェさんは、ギロチンだと遅いから銃にしようと言い出すお茶目さんです。
    そんでもって、さすがのロベスピエールからも「アカンやろ」とダメ出しされちゃいます。
    で、「( ´_ゝ`)フーン」と、バラスと組んで、テルミドールの反動でロベスピエールをやっちまうヤンチャさんです(遠い目

    ありがとうございました。

  • ヨーロッパにおける元王位継承者の取扱いはなかなかえぐいものがありますよね。
    幼児殺しの非難を浴びないがために、生かしてはおくが、幽閉して精神を病むようにもっていく。
    殺害とどちらが残酷かは俄には判断できないですねえ。

    作者からの返信

    これがまだ、幼君を擁して国を牛耳ろうという国盗りの話だったら、マシだったかもしれませんが、市民の革命の名の下に、王と王妃を始末してしまってますから……。

    そして下手に王子の扱いを改善しようと言い出したら、王党派扱いされて、そいつも始末される雰囲気だったんでしょうね。

    処刑は避けたいところだったけど、生かしてはおけないから、こういうことになったと思います。
    それが直接的な死より残酷かどうかと問われても、たしかににわかには答えられませんね……。

    ありがとうございました。

  • この悲惨な子については、私も詳細を読んで気の毒を通りこして、人の残酷さを思い知りました。
    どうにもやるせない思いがします。

    作者からの返信

    フーシェを調べているうちに、マリー・テレーズ、そしてこの王子に至りました。
    ベルサイユのばらだと、市民と共にラ・マルセイエーズ(?)を歌っていて、それ以降の描写が無かったような……。
    でも史実を考えると、それは描けなかったんだろうなぁと思いました。

    非常にキツい話だと思います。
    人間の残酷さと、そして、おそらく腫物扱いされて、誰も改善しようとしなかったところが、キツいです。

    ありがとうございました。

    編集済
  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    拝読致しました。
    転職の天才にして、警察庁長官という、なんとも皮肉の効いたお方ですね!
    硬骨王女と変節漢を最柔肉の美食家が仲介するという不思議な構図。
    王族の血の信仰はすでに廃れ、これから平民が力を握る世が来る中で、王女は何を見て、どう思うのか?
    楽しみです!(^^)

    作者からの返信

    このフーシェという人の構築した警察組織を参考に、本邦の川路利良が警視庁を作ったというのですから、よほど凄い警察だったんでしょうね。
    そしてフーシェといえば情報収集力で、諜報に長けた人を、「〇〇のフーシェ」とたとえたりします。たとえば、令和のフーシェとか。

    そんなフーシェが大嫌いな王女、マリー・テレーズ。
    王女というか女傑って感じの人です。
    あの両親の子という、数奇な運命を背負いながら、たくましく生きてきました。

    そんなマリーとフーシェを介するは、美食家・シャトーブリアン。
    シャトーブリアンの視点というか、同時代の人の視点で語りたいと思い、こんな形にしました。
    革命の嵐が過ぎ、有為転変著しいこの時代、亡国の王女と、変節の怪物は、一体何を見るのでしょうか。

    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました!

    編集済

  • 編集済

    01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     そんなフーシェさんが、返り忠の人だなんて、正し過ぎてぐうの音も出ない(≧∇≦)
     ボンバーマン松永さんや、ギリワン代表呂布さんだって、「一緒にされたら恥ずかしいし」って、登下校を拒否るに違いない!?
     興味のある時代なので楽しみです!
     面白かったです。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    この時代のこの国で、返り忠しないで生きていけたかというと微妙……(笑)
    ロベスピエールさんみたいに突き抜けていてもギロチンだし……^^;

    あ、あとフーシェさんは、明智十兵衛さんや馮道さんと一緒に登下校しているので、古天明平蜘蛛さんや方天画戟さんに拒否られても……(笑)

    お楽しみいただければ幸いです♪

    ありがとうございました!

  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    これ歴史は懐かしいです。
    昔、夢中になった時代を思い出しました。

    作者からの返信

    ベルサイユのばら、エロイカ……懐かしいですよね。
    絢爛であり、陰惨。
    そんな時代ですが、夢中になってしまう魅力があります^^;

    ありがとうございました。

  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    おはようございます。

    四谷さんが勧めていた(?)ので、「フーシェ革命歴」を買いました(まだ読んでないですけど)。
    私もフーシェが好きなんですが、とくに「静粛に、天才只今勉強中!」という彼を主人公にしたマンガが好きです。最近では、「反ナポレオン考」という本を読みました。
    つづき、楽しみにしています。

    作者からの返信

    フーシェのその本は、恐ろしく分厚いので、結構時間がかかると思います^^;
    私が読んだ時は十代だったんで、まだ体力があったから読めました(笑)
    「静粛に……」は読んだことは無いんですが、wikiを見てみると、結構面白そうですね♪

    フーシェが好きで調べていたら、反フーシェの筆頭格にマリー・テレーズという王女がいることを知りました。
    で、それなら絡ませてみようと考えたのが拙作でございます^^;
    よろしければ、つづきをお楽しみください♪

    ありがとうございました。

  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    シャトーブリアンと聞いて、真っ先に牛肉を想像した私をお許しください🥹

    本作品の続きを楽しみにしつつ、牛肉を食べようかな😅でも、シャトーブリアンには手が届かない可能性が高いですが😂

    作者からの返信

    そのネタ、出てきますよ!
    ……チラッとですが^^;

    シャトーブリアンはシャトーブリアン・ステーキだけでなく、プリン(ディプロマット、外交官のプリン)にもかかわっております。
    そんなわけで、フランス随一の食通が、彼に接近してきます(笑)

    牛肉、いいですね!
    最近、暑いですから、夏バテ対策に私も食べようかな♪
    でも、私もシャトーブリアンは無理(財布を見つつ(笑)

    ありがとうございました。

  • 01 王女マリー・テレーズへの応援コメント

    いいですねえ。

    歴史の中に埋もれた推理ものという風情があります。
    フーシェ。
    まさに背徳の名に相応しい人選だと思います。

    作者からの返信

    どこかの誰かさんが妲己をモチーフにして投稿しているのを見て、対抗してみました(笑)

    フーシェ、好きなんですよ。
    背徳漢だの何だの、いろいろと言われていますが、「フーシェ革命暦」(辻邦夫)の、思索的なフーシェが好きで、今回、書いてみました^^;

    ありがとうございました。