「祈り」に応えてくれるブルーゾイサイト(タンザナイト)
ご無沙汰しております。この記事はみなさんの脳内に直接語りかけ――……ているわけでは決してなく、カクヨムの画面から直接入力しております。一発書きです、ええ。
ブルーゾイサイト、おそらく現在では「タンザナイト」という名前の方が主流になっているのかもしれません。ゾイサイトっていうと、美少女戦士セーラームーンが私にとっては最初の出会いでした(セーラームーンは鉱物系の名前が結構採用されていますよね)。セーラーマーズ然り、漫画とアニメとでキャラ設定が違っていたのが印象的。
ごめんなさい、本題に戻りますね(脱線しないと気が済まない性格なの?)。
以下より、「タンザナイト」と呼び名を統一してお話を進めさせていただきますね。
そして今回はですね、鉱物としてのお話にはあえて触れず(鉱物を紹介する素敵な書籍や記事がたくさんありますのでね)、私からみたタンザナイトの個性と魅力について書きたいと思います。
タンザナイトといえば、見る角度によって青が強く映ったり、紫が濃く出たり、はたまたブルーグリーンやレッドみがちらっと見えたりと、色々な「顔」を持つ美麗な石です。
実は私、タンザナイトには一際強い思い入れがありまして――というのも、タンザナイトに「救われた」んですね。
え?! そんなバカな! とお感じになられた方、ごめんなさい、もしよろしければ今しばらくお付き合いいただけると幸いです。
詳しい内容は割愛しますが、以前、私は人生のどん底とも言える状況下にありました。一生懸命やっているけれど、自分の力ではもうどうしようもない、変えられない、変わらない。今思い返しても「あれはあかんやつやったでえ……」と心がキュッと縮むくらいには、当時の私はボロボロでした。
そんななか、あるご縁でタンザナイトをいただいたんですね。
それは私が初めて手にしたタンザナイトでした。
淡くて、儚げなのに、なぜか強さも感じるそのパープリッシュブルーを、何も考えられない頭でぼーっと眺め続けたことをよく覚えています。
それで、やっぱり詳細は省かせていただくんですが、タンザナイトを手にしてしばらく経った頃、あんなに変わらなかったどん底の状況がだんだん好転したんですね。
いえ、タンザナイトを手にしたタイミングと、状況が変わるタイミングがたまたま一致した、という見方が一般的には正しいのかもしれません。ただ、私にとっては「タンザナイトが助けてくれた」という解釈が紛れもない「事実」なんです。
タンザナイトは、人の「祈り」や「願い」にとても敏感な石だと思われます。
もちろん、何もしないのに無条件で手を貸してくれることはありません。そのあたり、タンザナイトはけっこうシビアに見ています。
頑張っているのにどうにもならない、理不尽に巻き込まれてしまったとき、など、タンザナイトはあなたを強力に守り、あるべき場所へ導いてくれます。
もちろん、持ち主が困った状況下に置かれていないとタンザナイトは何もしてくれない、というわけではないんですよ。
タンザナイトは一見するととても冷静で高貴さすら感じさせますが、その実、非常にパワフルで熱いエネルギー(人でいうところの「心」でしょうか)を携えています。
一生懸命に生きる人を、強力に守護してくれるタンザナイト。
気が向かれましたら、ぜひ一度お手に取ってみてください。
輝く石たち 紫月 冴星(しづき さら) @mirusociology
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