考え方の違いかな?

今回は、過去の3話と違いノノアの主観が多分に入っています。ノノアの考えが少数の事もあり得るのでこういうノノアはこう思っているんだ程度で読んでいただけると助かります。


移住する人の大半は色々と新しい生活に期待を膨らませているかと思います。また、新生活にこんな風になったらいいなという願望を持っている人が多いのではないでしょうか? もちろん私もその一人に含まれていました。


移住者でとにかく失敗するケースが多いのが都会の喧騒から離れて静かに暮らしたいって思っている人のような気がします。とりあえず静かならいいや的な感じで、田舎暮らしで目的があまり感じられないからかもしれませんが。


では、なぜ先程静かに暮らしたいという人が田舎になじめず後悔や断念してしまうのか?理由はいくつかあると思います。元々住んでいた地域でも町内会や地域の活動にあまり積極的に参加していなかったり、参加していてもすぐに切り上げて帰ってくるような付き合いで終わらせる人が結構いるのかなって思ったからです。

今までならそれなりの付き合いでも上手くいったかもしれませんが、地方に行くと高齢化などもありそういった担い手が不足しているので、がっつり参加して手伝わないといけないケースが多く近所付き合いも増えていきます。実際に「こんなに色々と付き合いあるの?」って言っていた人もいます。


実際に地方と都心でもやっていることはあまり変わらなかったりしますが、なぜ地方だとこういう地域の活動があるのか疑問に思いませんか?昔からの風習だからとか田舎だからと言ってしまうのは簡単です。こじつけになってしまうかもしれませんが理由を考えてみましょう。


1.都心部だと人口が多いので、ボランティア活動としてそれに携わる人も地方に比べて多い事。


例えばですが、学生ボランティアで公園の掃除や河川敷の清掃などをしている人やそういった活動を呼び掛けて参加している数が多いということが考えられます。町内の活動でもそうですが、一部の熱心な人が色々と雑用を引き受けており他の人の負担を軽減してくれている事が考えられます。偏見かもしれませんが、町内会ってどの地域でも結構高齢な方がやっていませんか?また、それ以外にも役所の管轄が広く手を回してくれているのであまり気にする必要がないぐらいやることがないことですね。


2.下りる予算の違い


道路整備や道路清掃など年に数回市や県に委託された職員さんが草刈りや木々の手入れをしているのを見かけませんか?生活道路でも綺麗にしてくれますよね。

地域にもよりますが、そういった整備を町内で行うのが地方に多いように思えます。1にも通ずる部分ですが、ボランティア活動含めて携わってくれる人数の差が直結するのではないでしょうか?


3.担い手不足と特殊環境


若い人がいないという現実で、50~60代でも若手と言われてしまう地域ですと若い人が来るとついつい頼ってしまうっていうケースですね。

特殊環境っていうのは降雪地帯ですと、除雪作業をしないといけないので2のような予算もなかなか下りず地域で協力して除雪作業を行わないといけないですよね。ノノアは雪深い地域ではないのでイメージになってしまいますが、そこに住んでいる人たちにとっては毎日自分たちで道を管理するのが当たり前になっているのではないでしょうか?


3つほど思いついたので挙げてみましたが、結局マンパワーの不足に行きつくんだろうなっていう感じですね。結局、基本的に近所付き合いしたくない人は人口が多い所に住んでいた方がいい気がしますね。

ただ、都心に住んでる人も普段当たり前になっている部分が誰かが代わりに動いてくれているって考えてほしいですね。


私が生まれ育った地域って今では珍しいかもしれませんが、町内会や子供会がありわりかし消防団も若い人が入団したりしてそれなりに活動していました。地方に行くと私が生まれ育った地域よりそういった活動の比重は多いように思えます。(移住する前に色々と候補地を探していた時に感じた感想です。)

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