第033話 光 槍(グングニル)
あの人の放った光の
「……ラ、
「いや、違う。あれが――」
ヴィオレも、少し
「あれこそが、
「ど、どういうことですか、ヴィオレ様? なぜ、それをレーン様が?」
「ごめんね、エリザベート
やがてヴィオレは、我にかえったかように問いかけます。
「モニカ嬢、
「すでに生命反応はありません」
そこに、少し
『――ど、ど、ど、どうなっちゃってるんですかぁ⁉
お
ヴィオレが、モニカから
「エレオノーラ嬢、ミランダ嬢の容態は?」
『意識がありません。メイドちゃんの一人が、全速力でそっちに運んでいますけど、ちょっと心配です』
「
『ええぇっ、持って帰るんですかぁ⁉ ちょっとコワくて気持ち悪いですぅ』
「頼むよ、エレオノーラ嬢。少し調べてみたいことがあるんだ」
ヴィオレが
『わ、わかりました。他のメイドちゃんたちに、重力波を使って運んでもらいます。私は……ごめんなさい、あとからとぼとぼ帰ります』
「了解した」
ヴィオレはモニカに
「……これが答なのかい、マーリア?」
はい。それが答なのですよ、ヴィオレ。
千億の星、ひと粒の砂~ラースガルドの気ままな宇宙放浪譚 桐苳れい @KiritsuRei2022
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