箱入り皇女はやがて、名君に成長できるのか?

主人公ララは帝国の皇女。
父である皇帝は、目に入れても痛くないといった溺愛っぷり。
ララが11歳のとき、ララの母である皇后は亡くなっている。
それ以来、帝国には何かきな臭い事件が――?

序盤で語られる歴史の教科書のような帝国史は、本文にもある通り「おとぎ話」。
ララはこのおとぎ話を信じ、退屈な歴史の授業を受けていますが、
現実はもっとずっと恐ろしく、物語としては面白かった!

物語が進むにつれて、冒頭で語られていた「歴史」がただの作り話だったことが露見していきます。
平和で幸せな帝国は、陰謀渦巻く恐ろしい場所だったと分かるでしょう。
ララは信じたくない思いと、現実のはざまで悩みます。
皇宮で子供の頃から顔を合わせてきた誰かが、本当は裏切り者だったのだから――

現実を知ったとき、皇女は自分の頭で考え、行動していくことができるのか?
まだ年若い皇女ララの成長と奮闘を見守って下さい!

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