そして鬼退治へ
「やぁやぁ我こそは桃太郎! お前たちを成敗しに来た!」
鬼が島までついてきた僕はね、思いました。
桃太郎はバカだ!
桃太郎はバカだ!
だって、正面から突っ込んで、そんな事堂々と述べるんですよ、いっぱいの鬼の前で!
そんなもん、自殺したいって言ってるようなモノじゃないか!
「ウッキー!」
「ワンワン!」
「キエー!?」
っと思っていた僕だけど、何かね、おに弱いんだわ。
いやね、鬼たち金棒持ってるくせにだよ、もう犬に噛まれて悲鳴をあげるわ、猿に引っかかれて悲鳴をあげるわ、ちょっとね、情けなすぎると思うんだよ、僕はさ!
そんなんじゃさ、野犬はびこる山の中すら歩けないじゃない!
よくその程度で強いオーラ出していたよね、ホントどうなのそれ?
ただね、僕は一つね、悟りました。
人を見かけや言動で簡単に判断してはいけないと!
だから僕は桃太郎を見守って良かったと思うんだ!
それを学ぶのに15年、かかったけどね!
桃太郎観察日記 駄作プロ @RBS2tov
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
書籍化。『ミュゲ書房』/オレンジ11
★102 エッセイ・ノンフィクション 完結済 29話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます