　「ウキッ！」

　「キビ団子をあげるので、鬼退治に着いてきてくれませんか？」

　「キッキー！」

　こちら、桃太郎ストーカーおじさん、聞こえるか……。

　そんな冗談はさておき、何だいアレ？　動物と一緒に金棒振り回す化け物と戦うって言うのかい？

　いやいや、桃太郎見守って話しかけれない僕が言うのも何だけどさ、絶対やめるべきだって～……。

　…………。

　「キビ団子をあげるので……」

　もう、人間仲間にしなさいよ桃太郎君！

　１００歩譲って、犬と猿は戦えるとしますよ？　キジはどうやって戦うって言うのかい？

　小石でも掴んで落とすって言うのかい？

　あのねぇ、おじさんだってコミュ障でなきゃ、止めているからね！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい