第2話 契約
差し込む陽光が眩しくて、薄く目を開ける。
こんなに寝たのはいつぶりだろうか、休日出勤も無ければ上司に叩き起されることも無い。
もう一眠りしてしまおう。
「……仕事…!」
英治は飛び起きた。
昨日の記憶を呼び覚ます。
手が急に燃えて、知らない男が不法侵入してきて、手を掴まれてから、そこから記憶は途切れている。
右手を見る。元の手だ。人並みの体温。
それに安堵して、辺りを見渡した。
そこは、自分の全く知らない部屋だ。
英治はソファに寝かされており、その体躯にはそぐわない小さなソファから足がはみ出ていた。
安堵したばかりの心臓が飛び上がり、同時進行で『夢ではないか』という現実逃避を行う。
「あ、起きた」
状況把握のため、身体を起こした。
その背後から聞き覚えのある声が聞こえ、顔が引き攣る。
壊れたブリキの玩具のように、ゆっくり声の方へ首を動かした。
「おはよぉさん」
友人さながらソファに座りながらこちらへ手を振る男は、紛れもないあの金髪不法侵入男だ。
血の気が引いていく。
「お、俺に何をするつもりですか…!?お金ですか、臓器ですか……?」
気絶させられ、知らない場所に居る。
これはもう立派な拉致監禁である。
何が目当てか、金か命か。
自分はしがない会社員で貯金も無ければ不健康の具現化と言わんばかりの身体の弱さだ、何もくれてやれるものは無いと言い放つと、目の前の男は鼓膜が割けんばかりの大声で笑いだした。
身体が揺れる度、男が後ろで縛っている髪が愉快に踊る。
ひとしきり笑った後、目尻に溜まった涙を拭いながら英治に向き直る。
「いやー、すまんすまん。いきなり知らんやつに知らん場所連れてこられたら混乱するわな。俺の名前はバルター。職業柄、偽名を使わなあかんから本名は教えられんのやけど。まぁ、関西弁からわかる通り純日本人やで」
男、もといバルターは危害を加えるつもりは無いらしく、気さくな笑顔で話し出す。
「俺の他にあと二人同居人がおるんやけど、それについてはまた後で紹介するわ。話さなければいけない事は…ここにお前を連れてきた理由と、俺らの目的、職業辺りか?」
「…まぁ、あらかた予想はつきます。昨日の、手のことですよね…?」
「そうそう。昨日の火事もその発火現象が原因」
バルターがスマホを英治に渡す。
そのスマホにはあるニュースが映し出されており、モニターに映るトタン板の多い建物は、英治の住んでいたアパートの付近だと分かる。
ただ、それは見慣れた景色とはいえなかった。
アパートは焼け焦げ、黒い骨組みだけを残しており、付近の建物も似たような有り様になっている。
モニターの中の映像が切り替わり、宵闇に燃え上がる炎が映し出された。
救急隊員に運ばれる怪我人を追うカメラ。
時には、ブルーシートのかけられた担架も運ばれており、その凄惨たる状況をアナウンサーが淡々と読み上げている。
出火原因は全く不明、最悪の場合は化学薬品だと。
続いて近隣の人のインタビューに移ろうとしたところで、映像は切れてしまった。
「化学薬品…」
「ちゃうで。化学薬品なんかやない。人体から火が出たんや」
小さな呟きを、バルターが否定した。
その後に続いた摩訶不思議な人体発火現象を否定しようとして、はっと口を閉ざした。
自分が、体験したでは無いか。
「お前の場合は逆に運が良かった。素質が無いやつが異能を手にすると、その不可に耐えきれず暴走する。この例が、今回の火災。人がまるまる発火源、つまり火だるまになったんや。瞬時にな」
「火だるまって…」
火だるまになってのたうち回る、さながら拷問のような死に方に息を飲んだ。
きっと、ブルーシートに囲われた担架の上にはその死体があったのだろう。
「本来、異能が出る確率はごく稀の稀。限りなくゼロに近い。それがな、最近増え続けてる。科学的にも、物理的にも絶対に有り得ない事件や事故がな。俺たちの仕事はそれを未然に防いだり、大事にならないようにする国家機密の秘密結社や」
「国家機密…!?え、すご…」
「せやろせやろ、非公認やけどな!」
少年マンガに出てくる国家機密とか秘密結社という言葉に心誘われたが、後の非公認という言葉に全てかき消された。
そもそも非公認なら国家機密でも無いだろ。
それでもバルターは自信満々だ。
「で、そういう中で運悪く非科学的な力を持ってしまった人たちを、『異能力者』って呼んでんねん。ちなみに、俺も異能力者やで」
そこまで聞いて、英治はふと思い出す。
自身の右手は、制御できる状態なのか。そして仕事は。ここは日本の何処なんだ。
聞きたいことは山ほどある。
仕事が休めるなら万々歳と思った本心を押し込み、バルターに問うた。
「仕事はどうなりましたか?あと、俺は帰れるんですか…?」
「仕事に関しては、上司の上の上、会長辺りに根回しして長期休暇にしてもらっとる。で、帰れるかどうかと言われれば答えはノー。本来ならすぐに能力のコントロール方法を教えた後に帰すんやけど、今回ばかりはお前の能力が喉から手が出るほど必要やったものでなぁ…」
そう言った後に、バルターがあっと小さな声を漏らした。
その急な母音に英治は肩をびくつかせる。
「ちょっと待っとってな、同居人帰ってきたわ」
なにか地雷を踏んだかと顔色を伺う英治をよそに、バルターは立ち上がって今いる部屋を足早に出ていった。
その後ろ姿をぼぉっと眺めていた英治だが、今なら逃げられる事に気がついてそのソファから足を下ろして、忍び足で手当り次第のドアに近づいた。
秘密結社?異能力者?
確かに信じられる節はあるが、正直怪しい。
そもそもあの火も、もしかしたら疲れすぎた自身の幻覚かも知れない。
(訳の分からない、こんな集団に付き合ったら大変な事になる…!)
バルターの出ていった扉とは別の、内開きの華やかな花の彫刻がされた扉に手をかけた。
ドアノブを捻った。
鍵は、開いている。
幸運なことに(連れ去られた事は不運だが)逃げ出せれる環境は作られてた。
意気込んでベニア板のように軽いドアを開けた。
「あでっ」
「いっ…」
そもそも彫刻されるほどのドアが軽いわけない、それに気づかなかった英治は勢いよく飛び出した。
しかし、飛び出した瞬間に何かに真正面から当たり、ロクに運動してこなかった英治はその場で尻もちをつく。
顎を固い何かにぶつけ、なんだと思い顔をあげた。
「…おい」
そこには、まるで般若のように目を釣り上げ、鬼神の如き殺気を纏った目つきの悪い男が英治を見下ろしているではないか。
どうやらぶつかったのはこの男のようで、今でも英治に危害を加えるのを抑え込むように舌打ちをしている。
「ごめんなさいごめんなさい!違うんです、不法侵入じゃないです!ぶつかったのは慰謝料払います、ごめんなさい!」
そのあからさまにヤバイ空気を感じ取り、英治はそのブラック企業で培った謝罪の連発を意図せず唱えた。
しかし、どうやら目の前の男はそれが効かない、所謂謝ると逆に機嫌が悪くなるようなタイプらしく、英治が謝り倒す度に眉間に皺がよる。
「許してやるのは許してやる。ただ」
「…た、だ?」
もう一度舌打ちをし、紡ぐ言葉が無くなり黙った英治に対して男は右手をひとつ英治の目の前に掲げた。
「一発殴らせろ。話はそれからだ」
「ひぇっ…」
男の目に嘘はない。その肉食獣のような目を鋭く光らせて指をパキリとひとつ鳴らした。
「わ、ちょっと!ストップストップ、アドルフ!」
そこに希望の光であるような声が室内に響いた。
開いた反対側のドア、バルターが出ていった方のドアから青髪の男性が駆け寄ってくる。
青髪は倒れ込む英治と男を相互に見比べ、長い溜息をひとつついた。
「もー、アドルフの冗談はその顔じゃ通じないっていつも言ってるじゃん。こんな顔で言われたら怯えるのは確実だよ!」
「……ふん」
青髪は英治に手を貸し、男は鼻を鳴らして近くのソファに座り込んだ。
アドルフ、というのがこの無表情男の名前らしく、英治には目もくれずにスマートフォンを取り出して何かを調べている。
先程の暴言といい、まるで不良だ。
英治は立ち上がり、そそくさと男から離れていく。
逃げれなかったな、なんて内心どうしようかと考えを巡らせていると、 青髪が顔を覗き込んだ。
「ごめんね、うちの連れが。僕の名前はフランツ。秘密結社『Weisser Wal』のエンジニア担当です。話はバルターから聞いてますか?」
「え、あ、はい…」
にこりと少年のような笑顔を浮かべた青髪、フランツの顔をまじまじと見た。
顔の整った好青年、その左眼には白い眼帯がのさばっている。
神が創りたもうたその黄金比を、部分的にぶっ壊したかのような異質物に思わず長い時間見つめてしまい、慌てて目を逸らした。
「ここで立ち話もなんですし、紅茶でも飲みながら話しませんか。そろそろバルターも来るはずですし」
タイミング良く、ガチャとドアが開いた。
両の手にそれなりに大きい袋を二つ持ち、ひとつにくくった金髪を揺らしながらどんっと派手な音を立てて床に荷物を置く。
ふぅと息を吐き、そして。
「手伝えっちゃこのあんぽんたん!フランツはまだしも、アドルフ!リーダーやろ!?」
「俺、力無いから」
「言い訳は聞かんで。自分の担当のものぐらいちゃんと持ち!」
バルターは大口を開いて意義を申し立てる。
しかし、ソファで寛ぐアドルフには効果が無いようで、一度眉を顰めてポケットからイヤホンを取り出し、それで耳を塞いでしまった。
「あらあら。拗ねちゃったね。あ、そこ座ってください。バルター、冷蔵庫からクッキー出して」
英治はフランツに言われるがまま、指を指されたアドルフの目の前のソファに縮こまって座り、さながら反抗期の子供と親のようなやり取りを聞きながら図々しくも紅茶が出るのを待った。
本当なら手伝うべきだろうが、このリビングには骨董品やアンティーク調の置物が部屋を彩っており、そのどれもが素人目に見ても高そうなもの。
下手に動いて壊してしまったりすれば、それこそこの集団を刺激することになる。
度重なるストレスに胃が痛み始めた。
「どうぞ。マロウブルーです」
「あ、ありがとうございます……」
目の前に紅茶が置かれる。
カップの中には青い液体が入っていて、これは本当に紅茶なのかと首を傾げた。
「綺麗でしょう?この紅茶、茶葉が青色だからお湯入れたらこうなっちゃうんですよ。レモン汁を入れると、綺麗な紫色に変わるから『夜明けのハーブ』っていう別名もあります」
「は、はぁ…」
基本飲むものはブラックのコーヒーだった英治にとって、紅茶は趣味ではなかった。
それでも出されたものを拒むことなんて出来ずに、いただきますと呟いて口をつける。
「…うまっ……」
その美味しさに思わず言葉が漏れた。
月並みな表現になるが、鼻から抜ける花の香りとスッキリした甘みが絡み合いそれはもう甘美である。
一言で言うなら美味い。美味しい。
市販の量産型インスタントコーヒーとは違い、一滴一滴が身体に染み込むようだった。
「よかった。久しぶりに入れたから腕落ちてるかなって思ってたんです。ほら、バルターも座って」
「ちょっと待ってー」
ラップのかけられた大皿を両手に抱え、それをテーブルに配膳してバルターが隣に座る。
アドルフの隣には、フランツが座った。
「で、ここからが本題です。自分たちは異能力者の集う秘密結社として、異能が絡む事故や事件を未然に防ぐ仕事をしています。表向きは小さなカフェとして不定期に店を開いていますが、基本的には秘密結社の方が本命です」
両手でティーカップを持ち、やはり国家機密では無いんだなと先程のバルターの言葉を反芻する。
「で、今回貴方を連れてきた理由。それは、今回の任務に貴方の異能が必要だったのです。今回の任務は盗まれた実験資料を取り返すこと。それが地下の金庫に収められており、僕のハッキングでもどうしようもなかったので武力行使でいこうかと」
「ぶ、武力行使?」
「あ、そんな殴り掛かるとかじゃなくて。ちょっと分厚い金属製の扉を溶かしてもらうというか」
そんなこと、出来るわけない。
未だ夢見心地である英治は、再び胸の不信感を募らせた。
嫌な事や失敗から逃げるために現実を否定し、妄想の中の理想を願う。
英治の一番の欠点であった。
今回も懲りずに目を瞑り、頭の中に理想を描こうとした。
「…あかん」
聞こえたバルターの声に目を開く。
じわりと熱が空気中に広がった。
この感覚には覚えがあった。
右手に、何か溶けた物がかかる感覚。
「う、わぁ」
ティーカップが床に叩きつけられた。
否、英治がその手を離したのだった。
右手は昨日と同様、焼けた金属のように煌々と赤い光を放っており、僅かにかかった紅茶が水蒸気に変わっていく。
右手の熱とは対照的に、額に冷や汗が伝った。
夢なんかじゃない、現実だ。
超能力なんて無いという理想に逃げていた英治の前に、突きつけられた揺るぎない現実。
恐怖にかられ足腰の竦んだ英治の右腕、燃えていない部分をバルターが掴んで固定する。
後ろから迫ったバルターに驚いて、反射的に逃げようと身体が動いた。
「大丈夫、落ち着いて。ゆっくり息吸って…吐いて…」
その肩を支えたのは、フランツだった。
まるで慣れきったことのように即座に対処に動く彼らの様子は、彼らが本当に異能について理解し自分を助けようとしている事を裏ずけていた。
その彼らに身を預け、フランツに言われるがまま呼吸をする。
心拍数が一定すると、だいぶ熱量が落ちた気がした。
とはいえ、それには限度がある。触ればもれなく火傷するだろう。
「アドルフ、お願い」
「ん」
フランツの発した柔らかい声に、アドルフが雑な返事を返した。
見れば付けていたイヤホンは首元に掛けられており、その手には革製の手袋が握られている。
その手袋が、青色に輝き出した。
まるで舞う蛍のように青い光を放つ粒子となって分裂し、青い光を纏わせながら英治の燃えている手に張り付いていく。
肝心の英治は感覚こそ無けれど、さながら羽虫がまとわりついているような青い光の群衆に身震いをしていた。
「な、なに?キモイキモイ…!」
青い光はやがて、燃えていたはずの手を包み込み、右手首までを飲み込んだあたりでその動きを止めた。
そして、その粒子の塊にヒビが入り、役目は終えたと言わんばかりにパリンと軽い音と共に割れて消え去っていく。
その粒子が去った後の手には、先程アドルフが握っていたはずの手袋がしっかりと英治の右手にはまっていたのだった。
英治が目を白黒させ、アドルフと手袋を交互に見比べる。
「手袋はフランツの特製、防火用の素材だ。後で礼を言っとけ」
「いや、そうじゃないでしょ。自分の異能について説明しなよ」
再びイヤホンをつけようとするアドルフにフランツが口を挟むと舌打ちをしてもう一度口を開いた。
「アドルフ。異能は時間の操作や空間転移。時間の流れを早めたり遅くしたり、物を考えた場所に転移させることができる。以上」
そう言ってイヤホンを付け直す。
文句を言わせる暇もないほど、素早く外の音を遮断した。
礼を言おうとした英治は口を閉ざし、両手を合わせて頭を下げる。
アドルフはその様子をちらりと見て、鼻を鳴らした。
それを見てクスクス笑いながら、割ってしまったティーカップを片づけるバルター。
後で弁償しなければ。
「…まぁ、そんな感じ。信じられないかもしれない。でも、異能は『信じる』しか操る方法が無いんです。自分には超能力がある、でもちゃんと操ることが出来るぞと自分を信じることしか、今は治療法が…」
「元はと言えば、治療法はあるにはあったんやけどなぁ。その治療が出来んっちゅうか、それが依頼内容に直結するんけどさ」
机上に一枚の紙が置かれた。
どうやら地図のようで、森の外れにある豪華絢爛な邸宅の画像が大きく載っている。
一見ただの豪邸と何ら変わりは無いが、小さく掲載された怪しげな空間や研究室のような部屋を見るとそうもいかないようだ。
「依頼内容は、薬もとい製造手段を纏めた資料の奪還です。極秘裏に開発された、異能を治す薬があるんです。本来、それは厳重に保管され特定のルートでしか手に入れることが出来ません。それが今回、内通者によって盗まれてしまったようで」
「それを手に入れて保管しているのは名のある製薬会社の役員。所謂、ライバル社です。仮に盗んだ側をA社とし、盗まれた側をB社としましょう。A社の目的は、市場を独占すること。そのために、異能を開花させるような薬を開発し一般市民にばら撒き、B社から盗んだ薬を大量複製して投与することでの金儲けをするつもりです」
「ただ、A社は異能の危険性を知らない。今、各国でも起こっているテロ騒ぎも全て異能絡みです。今の時点でなくなっている人は推定100人。このままいけば人口減少に繋がる上、もし異能が全世界にバレてしまえば必然的に悪用する輩も出てくる。それを、止めるのが今回の依頼。強いて言えば、英治さんに協力してもらいたいことです」
フランツが紅茶に口をつけ、バルターが深深と頷く。
あまりのスケールの大きさに、英治は膝の上の手を握りしめた。
右手は防火性手袋のおかげで熱を感じない。
ぎゅうと革の擦れる音が聞こえた。
「無理強いはしません。護る努力はしますが、命を落とす可能性はある。相手が相手ですから、何を持っているかも分からない。僕達は、貴方の意志を尊重します」
「………俺、は…」
沈黙が場を包み、やっとのことで絞り出した声と共に顔をあげた。
やりたくないけれど、でも悩んでいるこの瞬間も異能による死亡者は出ている。
助けられた恩もあるが、何よりも、もし、今この間に大切な家族が、友人が死んでしまっていたら。
きっと、悔やんでも悔やみきれない。
「やります。足でまといになるかも、しれないけど。それで、誰かが救われるなら」
やらない善より、やる偽善。
突如当てられた
現実から逃げるなと、右手の黒い革の手袋が主張しているようだった。
「わかった。じゃあ仮入社だね」
フランツがふわりと笑い、手を差し出した。
――ようこそ、秘密結社『Weisser Wal』へ。
白鯨のレゾンデートル 性癖の煮凝り @seiheki_nikogori
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。白鯨のレゾンデートルの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます