第2話 君はそうじゃないってさ。
僕は単純な男だ。遊びに誘われたら行くし、好きと言われたらその人のことを好きになってしまうかもしれない。君は飲み足りない時、僕のことを誘うから一緒に公園で時には歩きながらお酒を飲む。
彼女は色々な人とサシをする、それはわかってる。君は僕の肩に頭を乗せたり腕を組んだりする。心が複雑になる。他の人にもこんなことするのかな、思わせぶりな人なのかな。それらの言葉が頭をよぎる。でも君はそんな人じゃないって思ってるよ。
話の流れでお互いの元カレ元カノのことを話した。
彼女は1ヶ月前にお別れをしたこと。僕は2年前に浮気されて振られたこと。その元カノが最近逆に浮気されてたこと。そして僕に花火大会に行こうと誘いのラインが来たこと。
「君は都合良く誘われてるだけだよ、そんな子と花火大会に行くなら私と行けばいいじゃん」
彼女の言葉に少し動揺をした。
「そうだね。じゃあ行こうか」
今年の夏は楽しくなりそう。
アイに恋してる 夏乃洋介 @birthbysleep0723
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