【あらすじ *ネタバレ注意】

  キャラクター設定


・ダブル主人公の1『ガラド・バウム』

 魔物の出現に悩まされる異世界の王国の王子。無双転生者として召喚させた11歳女子(諏訪 未世界)とタッグを組まされ魔物退治に出動させられる。当該女子から見て上背が同程度のため〝お兄ちゃん感〟も無く、せいぜい中学生になったばかりにしか見えないため会話がタメ口状態に陥ることになる。本人は『王子』という地位の権威を守るため、あくまで年齢不詳を通し偉そうに振る舞い続ける。


・ダブル主人公の2『諏訪 未世界(すわ・みせか)』

 11歳女子、小学五年生。本人の意志とは無関係に勝手に異世界へと召喚されてしまい、しかも望んでもいないのに『無双転生者』になっているという或る意味お約束な状況に身が置かれてしまっている。だが元来が〝血を見ること〟が嫌いなタイプのため本当の意味での無双はしたくない。ためにその能力がかなり迷惑な結果を生むことになる。そして〝無双〟が段々とその人格に影響を及ぼしていく。


・異世界のとある王国の国王『ガラデン・バウム五世』

 主人公『諏訪 未世界』を異世界に召喚した張本人。悪魔に魂を売り強大となった隣国ギッダイトに勝利するため異世界人を無双転生者にして呼び寄せることを画策したがこれまでの諸事情によりその人物を11歳の女の子にしてしまう。




  長編化した際のプロット


 少年王子ガラドが率い、無双転生者・未世界みせかを中心とした『魔物退治パーティー』は無双だがひたすらルーティンな魔物討伐を延々と繰り返し続け、隣国ギッダイトの戦力をひたすら削っていくという非常に地道な〝作戦〟に従事し続けていた。しかしそれを続けていくうちに一つの大きな問題と少年王子ガラドが抱く個人的な問題とが、だんだんと無視できないほどに大きくなっていく。大きな問題とは発泡スチロール化させた魔物、それを砕いた際に残る発泡スチロールの粒、これの最終的処理をどうするかという問題。少年王子ガラドが抱く個人的な問題とは心底楽しそうに無双を続ける未世界みせかを見続けていくうちに感じ始めた〝そこはかとない不安〟についてであった。しかし彼の立場上〝国の平和〟のため『作戦中止』という選択肢が無い。未世界みせかとは一日一時間の約束で無双してもらっていて、それ以外の時間は彼女の元の世界に戻り暮らしている。少年王子ガラドが特に気になっているのが元の世界に戻った時の未世界みせかの様子であった。今度は逆に少年王子ガラドが未世界みせかの世界を密かに訪れる。そこで彼が見たものは——



 募集しているのは『児童文学』と銘打ってはいますが、ダークファンタジー路線で行こうかと考えています。ほら、『グリム童話』もダークファンタジーっぽいですし。

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女神ちゃんの発泡スチロール 齋藤 龍彦 @TTT-SSS

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