肉塊やゾンビに見えるヒロイン達との平穏な日常を描く、学園ラブコメディ

肉塊やゾンビは主人公以外には美少女に見えており、襲い掛かってきたりもしないため、バイ〇ハザード的なキャラの割に雰囲気はいたって平穏、客観的には普通の学園ラブコメモノ。主人公の認識だけがずれてるのがポイントで、なぜそうなってるのかは今後語られていくかもしれない。語られないかもしれないが。

主人公視点の地の文が秀逸。特に言葉のチョイスが素晴らしい。自分だけが異常に見える状況を簡潔に切り取っていくのだが、これが読んでて気持ち良い。切れ味スパスパ。ギャグ要素との相性も抜群で非常に面白い。この点だけでもオススメに値する。

そんな主人公が、化け物ヒロイン達となんだかんだ交流させられた挙句、立てたくもないフラグが立っていくのを眺めるのがやっぱり面白い。陰キャ主人公が陽キャヒロインに絡まれてアタフタする系のラブコメに近いテイスト。ここの主人公は、化け物に囲まれても怯まない鋼メンタル持ちなんでそこは差異ですが。

化け物系ヒロインとのギャグ系ラブコメに興味ある方に読んで頂きたい一品。是非どうぞ。

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