背伸びするJC2人の微笑ましさが随所に光る。二人で家出しちゃおうってタブーを共有するシチュエーションはまさに青春だ。
ラブホという舞台設定で百合の関係を期待して読み始めた本作。とても満足できる展開に百合豚の僕もにっこり。
家出百合は重い作品も多い。しかし、本作はあくまで「いつもの家出」からの変化だ。家出そのものが重くならない導入となっている。
ストーリー上で示される謎やわだかまりも当然すべて解決される。
読みやすく始まり、爽やかに終わる青春百合。望むならこの二人の女女関係をもっと読みたくなった。好き。ありがとう。
最初に一言、とっても良かった!
キャッチコピーとあらすじに目を惹かれ、第一話を読んだところ引きが素晴らしく、気づいたらあっという間に最終回まで読み終えていました。すごく文が読みやすくて頭にスラスラと入ってきました。
ストーリーと設定の完成度が高く、たった20,000字だけで少女達の成長をあそこまで表現していて、作者様の技量に驚かされました。
登場キャラクターも作り込まれており、キャラ同士の掛け合いやラブホテルに対する態度が違ったりと、緻密にキャラ設定が描かれており、一字一句無駄なところがなく感嘆しました。
そして何よりこの作品において欠かせないのが、久保田アスカの恒例行事である家出についての美学です。あそこまで深い意味が込められた家出の美学は、きっと作者様自身が家出をしまくっていたのでしょう、だからこそあの素晴らしいく美しい家出について語れたのだと、私はそう考えます。……すみません取り乱して熱く語ってしまいました。
個人的に、良作の割に作品に対するフォロワーが足りなさすぎでは?と思いました。
あらすじは読んだけどまあ読まなくていいかなーと思った人に向けていいます。是非読んでください。後悔はしないはずです!