第6話

俺はテントを出る前に拾っておいた石に付与をかけて重戦士の顔に投げつけた。

重戦士は1歩2歩向かってきた所で前のめりに倒れた、なにが起こったか分からないスマイル君はすこしあっけにとられていたがすぐ長剣を構えてじりじりと向かってきた。俺は全力で付与をかけた石を投げた、長剣を持った手で顔を防御していたがその手に石が当たった。スマイルもその場に倒れた、俺が投げた石に付与していたのは二酸化炭素、衝撃を受けると半径1メートル程の範囲を二酸化炭素100パーセントにする石だ、そこで一息でも呼吸をすればこうなる、俺は長剣を奪いスマイルと重戦士にトドメをさした。倒れている相手なので返り血も浴びずにいけた、すぐに神官の杖を取り上げてスマイルから取り上げた長剣を肩にかかえて神官を軽く蹴って起こした。鼻血を出しながらも起き上がった神官に2人にはとどめを刺してあることを告げて肩を押してテントの中に押し込んだ。

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