エタりのお知らせ

題名の通り、残念なお知らせです。


ナイツ・オブ・タンクですが、こちらの更新を諦めました。


ミリタリーは運用面のうんちくがキモですが、対決となるとそのキモをだせない。

また主人公側が完全なファンタジーの住民だと描写や理解のズレから無駄な描写が増えるという無視できない問題が多々出てきました。


プロットはあくまで概要であり、細かい「気づき」や描写までは書きません。

詳しく書き始めるうちにこれらが大きなズレとなっていき、無視できないものになっていったのです。


問題の解決には戦車をよく知る戦車側の人間(あるいはAI)が必要でした。戦国自衛隊において、人も共に転移するのはドラマ的な理由があったわけです。


ファンタジーの住民×近現代装備の戦いのネタ自体を扱うのは調理が難しいです。

ミリタリーの面白さは運用あってこそなので、単に敵として扱う場合、やたらと説明が長いだけの敵になるだけでした。


史実車両を出した場合、説明のターンが長くなるので作中の時間が止まります。

この展開の遅さは如何ともしがたいものがありました。


このネタを扱う場合、戦車は上位概念の説明に留めるか(軽戦車、中戦車、などの説明で終わらせるという意味です)早々に鹵獲させる必要があると感じました。


いやぁ、力不足……。

ただ、ファンタジー×戦車自体には可能性を感じるので、また挑戦したいところです。


ーーー以下は制作資料ですーーー

ハイ・コンセプト=戦車と騎士。

対立軸はそのまま、戦車と騎士。


現実における騎兵化と戦車の争いを、更に過去に戻す。


つかみの部分は?

騎士が戦車に勝つ唯一の方法。


主人公が地獄のような目に遭う部分は?

生まれ故郷の完全破壊。コミュニケーションのとれない鉄の怪物との対面

そしてあてのない逃避


対照的な登場人物は?

コテコテの騎士のロンメルと、開明的な対戦車戦術を生み出すフラン。


主人公の逆境の環境は?(陸に上がった河童)

騎士と先進的銃器の現れた世界。鹵獲した機関銃で野盗と戦うとか。


アイデアの隠し味は?何か一つ

想像してみてください。騎士が戦車と戦うんです。魔法を科学して。


時間、空間的制約は?

ラーテの速度。一行は崖を越えなければならず、その間の時間稼ぎが必要となる。つまりラーテには確実に追いつかれる。

戦車は冷却水を求めているので、水源を求めて移動する。

人間と同じ移動経路をたどる。


★ラーテとの決戦のため、道中で戦車を狩って、武器を集める

(ラーテは一番足が遅いため、装甲車、軽戦車、中戦車、重戦車の順番でフランたちに追いついてくる)


主人公の肯定要素は?

人間としてのひらめきの強さ


敵役の否定要素は?

機械としての定形的な強さ


主人公・フラン

敵・超重戦車ラーテ


主人公のタイプは?>負け犬

主人公は女騎士、爆発魔法を使うが、使い勝手の悪さから冷遇されていた。

物理的には弱いがその分弱い人間のことを知っている。


主人公は何を求めているのか?

安全・集団への承認、所属、プライド。

フランは爆発騎士として戦車狩りの象徴になる。


失敗したらどうなるのか?

・多くの人々が戦車によって死ぬ、世界的な代償。

and

・フランの自分の命と、愛馬のマリオン(マリオンはフランの爆発魔法でも驚かない、唯一の馬)


騎士と戦車・メインプロット


 とある国が召喚魔法を使い、戦車を呼び出す。

 この国は魔法研究で権勢を誇っており、魔法の研究が大事にされていた。

 悪い大臣は召喚士たちをブラック労働で虐げ、未知の召喚魔法に手を出した。

 そして、魔法陣の中にそれは現れる。不細工な鉄の塊。それはまるで生き物のように動き、大臣に長い鼻を向けた。せせら笑う大臣。が、次の瞬間、彼はその肉体を細切れにされた。

 彼らが召喚したのは戦車だった。大臣が鼻と思ったのは主砲だったのだ。


魔法陣から続々と現れる戦車。そして、史上最大の戦車、ラーテが現れたことで魔法陣は限界に達して破損する。これによって送還は不可能になり、この世界に戦車が残り続けることとなった。


爆発魔法を使う騎士のフランは、フランツに乗って騎兵襲撃の練習をしているときにそれに気がつく。なんやかんやあって王国は滅び、避難民とともに逃避行を始める。しかし追手の装甲車(M8グレイハウンド)に捕捉され、フランは初めて戦車と戦う。機関銃と37mm砲に制圧されそうになるが、爆発魔法を利用してこれを倒す。


 装甲と砲を鹵獲したフランは、37mm砲やM2ブローニングに「火槍」と名付け、これを利用することにした。しかし、古参の騎士団長ロンメルはこれを気に入らない。フランをバカにして、自分たちだけで撃退を試みる。


 次に現れたのは軽戦車。

 機関砲を装備した2号戦車L型と97式チハ(新砲塔)だった。

 手数の多い機関砲によって、防御魔法も打ち破られ、なすすべなく破れる騎士団の戦車狩り部隊。しかしフランがその危機を救う。


 ロンメルはフランを認め、二つ名を与える。

 これは騎士にとっては、とても名誉なことだった。


 湖にたどり着いた一行は、そこで水を飲んでいる中戦車、T-34とシャーマン戦車だった。中戦車には37mm砲は通用しない。そこでフランは戦車の弱点をつく。


 装甲自体は強力だが、戦車は足回りが脆弱だ。

 キャタピラを破壊して、肉薄攻撃を仕掛ける。


 そして、戦車のエンジンが水没に弱いことに気がつく。

 エンジンが水没すると、一部の戦車は砲塔の動きが鈍くなるのだ。


 ★転★


 戦車狩りに自信を持ち出したフランたちだが、ラーテの影が見えだす。ラーテは圧倒的な射程をもつ280mm砲で、彼らの野営地を砲撃する。


 そしてついに現れる「本当の戦車」たち。重戦車たちの登場だ。

 フランたちは雪のように白いティーガー戦車と対決する。


 ティーガー戦車はあらゆる攻撃を跳ね返し、37mm砲もそのキャタピラには通用しなかった。弱点を狙って撃つが、ことごとく跳ね返される。

 そこでフランたちはある策にでた。窪地に追い込み、非戦闘員も生活魔法である水魔法を使って、エンジンを水没させる手に出たのだ。


 白い煙を吐き出して、沈黙する虎戦車。フランたちはティーガーから分厚い装甲板と、88mm砲を手に入れる事に成功する。


 一行が崖に到達すると、彼方の地平線にラーテが現れた。

 騎士団とラーテの決戦がはじまる。


 まずは取り巻きの戦車たちをなんとかしなくてはならない。これには37mm砲とM2機関中による足止め、そして爆発魔法による地雷が有効だった。

 中戦車まではこれでなんとかなったが、ラーテの直援にあたっているティーガーたちが厄介だった。


 虎たちは遠距離から砲撃戦を仕掛けてくる。騎士たちの魔法はとても届かない。

 そこで、フランは一計を案じる。


 戦車は近距離の反応が鈍い。大きいラーテも死角が大きいのだ。

 接近したほうが有利に戦えるのだ。


 フランはなんとかラーテに取り付き、これを撃破する。


 ラーテの最後は?

 全員の魔力を足したムカデ砲で撃破。

 騎士団に認められたフランと、仲間たちの戦いにしてまとめる。

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ナイツ・オブ・タンク ~女騎士が戦車とガチバトル。第二次大戦の戦車と剣と魔法で戦います~ ねくろん@カクヨム @nechron_kkym

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