本当にザリガニは登場します、それこそガメラのように。
- ★★★ Excellent!!!
内容が完全にタイトルそのままなことに気がついた瞬間、謎の歓喜が私の中で沸き起こったし、ラストがスッキリ終わってよかったです。私が村上春樹の小説を初めて読んだのは『羊たちの冒険』なのですが、羊が登場しないことに気がついた瞬間の残念さがなぜか払拭されました。何がどうした。まぁいいか。今も謎の解放感に襲われています。サラッと読める文章なのに、何でこんなに記憶に残ってしまうのか。今ガメラを観ていることもあるのか、いや読み終えてからガメラが始まったので、巨大なカメがおるなら巨大なザリガニがおってもおかしくないと思ってしまいました。文章だけではなく漫画や映像として見てみたい気もします。