タイトルは、ちょっと拙いですが、平安時代では詩には詩で返すって言うじゃないですか。そういう感じで、ちょっと、やってみました。
ほっこりとした田舎に住み、毎日台所で、お義母さんの口に合うものを作るという静かなる戦いを繰り広げられていて、なおかつすごい巧い小説を書かれるお方、その名は小烏つむぎさんです。
小烏さんの短歌は、僕と同じ二十首連作! テーマは「ゴールデンウィークに帰省してきたお子さん一家との風景」です。
――この短歌二十首を読んだ結果、言えることはただ一つ!
巧い! やっぱり、この人、全てにおいて巧い!!
っていうわけなんですね。
ちょっと昔っぽい言葉……ちょい文語で語られているのは、どこか田舎とかも連想させられます。
さらに、お子さんとの久々の料理や、珍しいものがたくさんの田舎に興味津々のお子さん……そんな情景がひしひしと浮かぶんですよ。
すごい、巧い、としかいいようがないんです。
いやぁ、僕も田舎に住んでますけど、一度小烏さん一家の団らんの間に侵入してみたくなりました(笑)
僕がここまで見た作品ではもう短歌部門殿堂入りです! 自分の作品ももちろんあるんですが、選ばれてほしいなぁと思える傑作です!