殺戮系は共感できない。でも、理解と納得ができてしまう。

 数多くの、主人公が多くの人間を殺害する話があるが、この作品ではタグにもついてあるように主人公の価値観として【命が軽い】(自他ともに)という特徴がある。
 このような殺戮を行う作品は、面白いものの主人公に対する没入感が基本的に薄くなる傾向にあると感じるが、この主人公とは境遇が違うため共感はできないが、理解ができてしまうということに面白さがあると思う。
 また、殺人を純粋に殺人に対する好奇心といったサイコパス的な思考による殺害ではなく、人と関わらない独りの世界という目的のために行うという点も面白い点だと思う。
今後の展開が楽しみ。