転生したらダンジョンコアになってしまった俺、滅ぼされたくないので平和なダンジョンになろうと思います。

ブラック企業に勤めている社畜、それが行武城司の日常であった。唯一の娯楽は人気ゲーム【ダンジョンを守ろう】通称　”ダン守”。プレイヤーはダンジョンコアとして自分だけのダンジョンを作り上げると同時に、冒険者として他のプレイヤーのダンジョンを攻め落とすという両面性があるゲームだ。自分が望む理想のダンジョンを作れるダン守は戦闘だけでなくキャラメイクに施設の強化、育成など様々なやりこみ要素があり、このゲームを城司は何百時間もやりこみトッププレイヤーとなっていた。

そんなダン守の世界にダンジョンコアとして突然転生した城司はこの世界で自分、すなわちダンジョンが攻略されると終わりということを悟る。自分が滅ぼされないため、彼は冒険者たちが逆に保守したくなるようなダンジョンを作り上げると誓う。