あとがきにかえて キャラクター紹介(ネタバレあり)

キャラクター紹介

 (原案が書かれていないものは全て筆者作)


■ジェウセニュー・サンダリアン(01 はじまりの熱から登場)

 原案:友人苺

 本作主人公。雷魔法族(サンダリアン)の十七歳の青年。

 元々戦闘センスが秀でた雷魔法族であることに加えて母である<雷帝>の力を引き継いでいるというチート具合。結構な威力の魔法をほぼ無詠唱で行使できる能力は持っている。

 ただ私生活では狩りを中心とした生活やお金を持つ習慣がないと野生児まっしぐら。

 母や友人、幼馴染がいなかったらもっと野生に返っていると思われる。主人公とは……?

 エピローグ後にどうなったかはジェウセニュー次第。どうなったんかね。


■シュザベル・ウィンディガム(02 友人たちの今から登場)

 原案:友人苺

 友人代表といっても過言ではない風魔法族(ウィンディガム)の十八歳の青年。

 前作では彼女のために奔走し、今回は友人のために奔走した。

 本編後は愛する彼女と水入らずで旅行に出た。心配性の母と視線がうるさい未来の義父はなんとか説得した。まずは近場(船で○日)の遺跡から巡る予定。

 頭が良さそうで参謀タイプに見えて結構ばくち打ちで猪突猛進なところがあることが今回判明した。危ないので彼女が手綱を握るくらいが丁度いいのかもしれない。


■ミンティス・ウォルタ(02 友人たちの今から登場)

 原案:友人苺

 友人は大事だがそれより彼女の方が大事な水魔法族(ウォルタ)の十六歳の少年。

 ツッコミ&毒舌家なところがあるし、友人だろうと将来の義父だろうと歯に衣着せぬ物言いをする。でも行方不明の友人のためならさくっと旅立つことを決められる子。割とちゃっかりしている。

 彼女ラティスとは周りが邪魔をしなければこのまま末永く仲良くしていく模様。義父? なんの障害にもならんよ。多分将来はガチで水魔法族の族長になる。


■フォヌメ・ファイニーズ(02 友人たちの今から登場)

 原案:友人苺

 ジェウセニューの喧嘩友達、炎魔法族(ファイニーズ)の十七歳の青年。

 なんだかんだで友人が大事。ナルシストで自分大好きだからその次くらいには。

 でもな、喧嘩って同じレベルの者同士でしか発生しないんやで……。多分そんなこと気付いていない。

 今後はサストレ・ノールド、ハヤット・シャイリーンと共に店を盛り上げていく予定。店がどの程度の大きさになるかは彼ら次第。楽しく頑張っていくつもり。


■ネフネ・ノールド(03 神界へから登場)

 原案:友人苺と鮮枯

 地魔法族(ノールド)の九歳の少年。

 フォヌメの妹シュマに二目惚れしたツワモノ。とりあえずで何故か彼女に弟子入りした。本当になんの弟子入りなんだろう……。

 家に帰ってからはまず両親にしこたま叱られた。でも懲りない。多分またなにかあったらとりあえずで突っ走る。そしてまた叱られる。そりゃそう。両親は強く生きてほしい、こいつは勝手に真っ直ぐ育っていくので。


■イユ・シャイリーン(01 はじまりの熱から登場)

 原案:友人苺と鮮枯

 光魔法族(シャイリーン)の二十二歳の青年。

 龍族(ノ・ガード)の里でメルベッタに対して格好悪いところをぶちまけたおかげかいろいろスッキリした。今後はちゃんとメルベッタ一筋で行く。いやこれまでも一筋だったが。

 まだまだ二人で旅は続けるつもりだが、定期的に魔法族(セブンス・ジェム)の集落には帰ってくるようにはなった。

 あの日どこまで話したかはメルベッタちゃんと二人だけの秘密。秘密ったらヒミツ。


■メルベッタ・ダーキー(01 はじまりの熱から登場)

 原案:友人苺と鮮枯

 闇魔法族(ダーキー)の二十歳の少女。

 龍族の里でイユとたくさん話して前より仲良くなれた気がして嬉しい。今後は特に気にすることもなくイユと二人で旅を続けていくつもり。魔法族の集落にいても疎外感を覚えることもなくなった。

 あの日どこまで話したかはイユくんが秘密だと言うので秘密。


□ルネローム・サンダリアン(01 はじまりの熱から登場)

 原案:友人苺

 ジェウセニューの母。ヴァーンの最愛の人。かつて<雷帝>と呼ばれた女性。雷魔法族最強。

 息子とたくさん話しをして成長を感じて嬉しく思うと同時にちょっとだけ寂しい。一応ちゃんと息子が思春期で反抗期真っ盛りの年齢だというのはわかっている。

 シンラクについてはジェウセニューの知らないところでちゃんと叱った後だったりする。だからもう言うこともないし、息子にお友だちが増えたのねという気持ち。


□ヴァーン(01 はじまりの熱から登場)

 神族(ディエイティスト)三代目族長。ジェウセニューの父。ルネロームの最愛の人。

 息子とたくさん話しをして自分の罪を改めて突き付けられると同時に溝が埋まったような気がして複雑な気持ち。今後は素直に「ジェウ」と呼べるようになると思う。

 ただシンラクが魔法族の集落に遊びに行くようになるのは計算外だった。めっちゃ近くにおるやん……。でも特に警戒はしていない。だってあの子もうやらかす気ないし。


□カムイ(01 はじまりの熱から登場)

 原案:友人I

 かつて■■■■と呼ばれたシンラクの兄だった人。神族四天王の一人。

 普通の神経をしていたらずっと胃が痛かったであろうポジションの人。痛かったかどうかは本人に聞かないとわからないが、聞いたところで正直には答えてくれない。

 割とあちこち奔走させられた。しばらく休暇ください。


□シュラ(05 鉱物と野生児から登場)

 神族四天王の一人。ヤシャとは双子の兄弟。

 地方を鎮圧して城に戻ったら、交渉中にキレて破談にしたのでラセツにしこたま怒られた。キレた理由は言いたくないとのこと。

 それはそれとして割と奔走させられたので休暇ください。え、無駄な戦闘起こしたから無休?


□ロウ・アリシア・エーゼルジュ(05 鉱物と野生児から登場)

 神族四天王の一人。シュラの部下、コウの兄。

 城下でめちゃくちゃ欠片拾いして腰痛めた。つらい。割と奔走したので休みがほしい。が、普段あんまり働いてないんだからと部下ニアリーに尻を蹴り上げられた(比喩)。休みがほしい。


□シアリスカ・アトリ(06 ドッグスターから登場)

 神族四天王の一人。ヴァーンの幼馴染古株。

 今回神族をまとめあげていたMVP。もうやりたくないのでヴァーンは二度と行方不明にならないでほしい。

 ある程度の事後処理が終わったらマジで長期休暇をもぎ取った。休み中はシリウスとめいっぱい遊ぶ予定。


□ヤシャ(29 神界の現状から登場)

 神族諜報部所属。シュラの双子の兄弟。ラセツの夫。

 大きな衝突を起こさせなかったという意味では影のMVP。地方遠征から帰ってきて廊下で無言のまま妻に抱き着きしばらく動かなくなるくらいには疲れた。妻は真っ赤になって硬直した。

 シアリスカとカムイが戻ってきたらでいいから休暇くれください。


□ラセツ・エーゼルジュ(01 はじまりの熱から登場)

 原案:友人I

 神族族長補佐官。ヤシャの妻。

 あちこちで問題が起こって奔走して情緒が大変だった。ヴァーンは彼女に胃に優しいものでも差し入れてあげてほしい。


□ニアリー・ココ・イコール、カゲツ・トリカゼ、コウ・アマネ・エーゼルジュ

 原案:友人I、友人I、鮮枯

 コウ「だってあの田舎者たち、ヴァーンさまのこと悪く言ったんだもん!」

 神族四天王の部下たち。

 落ち着いたらラセツやリングベル等も加えてお疲れさま女子会をした。……女子会……?


□リングベル・リーン・ジングル、イーグル、ハウンド

 原案:友人苺

 神族諜報部所属。ヤシャの部下。

 それぞれ頑張ったのでヤシャにたくさん褒めてもらった。が、それはそれとして問題点も多かったので特別指導強化合宿コースが発生した。死にかけた。


□シリウス(06 ドッグスターから登場)

 神族と獣人族(ビァニスト)の合いの子。かつて暴走して大変なことになりかけた。

 シアリスカの休暇でたくさん遊んでもらって幸せ。


□陽炎、黒雷(06 ドッグスターから登場)

 原案:友人I

 図書館の管理人と補佐。シアリスカの友人でシリウスの預かり先。

 神界が大変なことになっているとは知っていた。知っていたが陽炎は本を読んでいた。黒雷はため息を吐くだけで陽炎に殉じるくらいのつもりだった。ある意味日常のまま平和だった人たち。


□ティユ・ファイニーズ(09 (友)出発から登場)

 原案:友人苺

 風魔法族の二十歳の少女。シュザベルの彼女。フォヌメの姉。

 大好きな人と大好きな遺跡巡りが楽しみ。ただ妹に弟子入りした少年はなんなのだろうと首を傾げた。

 港で疲れ果てて倒れるシュザベルたちを見たときは心臓が止まるかと思ったのでしばらく過保護にはなった。それはそれとして遺跡巡りには出る。


□レフィス・ファイニーズ(09 (友)出発から登場)

 原案:友人I

 炎魔法族の二十歳の青年。ティユの弟、フォヌメとシュマの兄。炎精霊神官。

 ノノカが戻ってきてほっとしたし、姉と弟も治療すれば傷一つなく回復すると知って安心した。不甲斐ない兄弟でごめんな。

 だが日々の精霊神官としての仕事は暇で面白くないからこれからも真面目にやるつもりはない。炎精霊(ファイラ)も安定しているのでよし。


□シュマ・ファイニーズ(03 神界へから登場)

 炎魔法族の十六歳の少女。ティユ、レフィス、フォヌメの妹。

 この度、何故か弟子ができた。シンラクのことについてはあまりよく知らないので今のところなにも思っていないが、そのうちうっかり姉を害した原因と知りめちゃくちゃ敵視する未来がある可能性。


□モミュア・サンダリアン(04 いってきますから登場)

 原案:友人苺

 雷魔法族の十七歳の少女。ジェウセニューの幼馴染。シンラクの二人目の友人。

 ジェウセニューのことは大切だし、でもシンラクも新しい友人として大切。シンラクと再会したときは流石にやらかしたことについて怒った。今はジェウセニューとの言い合いなども楽しんでいるようでほっとしている。自然な笑顔を見れて嬉しい。

 え、お土産? ……ジェウセニューとの秘密である。


□リーク・サンダリアン(18 (セ)早さで勝負!から登場)

 原案:友人I

 雷魔法族の十七歳の少女。モミュアの友人。シンラクの一人目の友人。

 なんかいろいろ大変なことがあったけど、シンラクのことはモミュアと一緒にしっかり叱ったし特にわだかまりはない。ただまたニトーレさんに害を為すことがあったら友達止めるからね!


□ニトーレ・サンダリアン(08 親子の行方から登場)

 雷魔法族の二十七歳の男性。ジェウセニューの師であり雷精霊神官。

 クロアが戻ってきて本当に安心した。ジェウセニューも無事だったし、送り出した子どもたちも帰ってきたしほっとした。が、それはそれとしてちょくちょく遊びに来るシンラクには少し苦い気持ち。え、リークと友達? ……マジかよ……(頭抱え)


□ラキア・ウォルタ(33 魔法族の集落ではから登場)

 水魔法族の二十一歳の青年。水精霊神官。不運属性。

 ミシアが帰ってきて、水精霊(ウォルティーヌ)が戻ってきて本当に本当に安堵した。なんなら少し泣いた。これでラドミッドさま(前水精霊神官)に×されずに済む……。

 なお港にみんなを迎えに行って躓き海に落ちた。


□ミシア・ウォルタ、ミズナギ・ウォルタ(33 魔法族の集落ではから登場)

 水魔法族の十九歳の青年と少女。二人ともラキアの幼馴染。

 水魔法族だからといって泳げるとは限らない。海に落ちたラキアを助けようとしてミシアは溺れたし、それを助けようとしてミズナギも溺れた。ニトーレが助けた。


□ノノカ、クロア、ストラ(33 魔法族の集落ではから登場)

 炎、雷、水の守護精霊(ガーディアン)たち。普段は小さな子どもの姿をしている。

 彼らが悪いわけではないので叱られたりすることはなかったが、不甲斐なさに落ち込んだ。しかし小さな子どもの姿をしているのでおやつを与えてお昼寝したらすっきりした。


□<龍皇>(10 (セ)龍族の長から登場)

 原案:友人I

 龍族の長。神族と魔族(ディフリクト)の調停役。

 のんびりとしすぎて古アーティファクトであれこれ起こったのは少し反省したらしく、整理整頓を始めた。ところでこれ作ったときのこと覚えてる? うわ、懐かしいもの出てきた! ……<龍皇>さま、それはいかんフラグです……。

 またジェウセニューたちが里に遊びに来てくれたら楽しいのにと思っている。ちょっとヴァーンに打診してみた。苦い顔をされた。


□スハイルアルムリフ(10 (セ)龍族の長から登場)

 龍族穏健派の長。<龍皇>の右腕。

 小さいものが好きなのは本当。でも怖がられるのが嫌なので自分からは近付かないようにしている。ジェウセニューは物怖じしないので内心とても嬉しかった模様。

 流石に古アーティファクトの件は龍族にも非があるとして菓子折り持って神界に行った。



□フェリシテパルマンティエ(11 (セ)指南役、参上から登場)

 龍族過激派の長。<龍皇>の左腕。

 しばらくしてフォヌメの店からとても素敵な青いストールが届いた。これに合わせるにはまた服を新調した方がいいのか、それとも今あるものでもいいのか悩んでいる。多分そのうち自分で魔法族の集落に突撃する(人型で)。


□マースティルダスカロス(11 (セ)指南役、参上から登場)

 龍族穏健派。ジェウセニューの指南役として派遣された。

 ジェウセニューがいなくなってしばらく退屈していたが、これを機にもう少し自然な人型になれるようにと奮起する。どこかの街に出没するようになるかもしれない。


□アルゴストロフォス(14 (セ)今、必要なのは休息から登場)

 龍族穏健派。ジェウセニューの龍族の友。

 ジェウセニューがいなくなってしばらく気落ちしていたが、約束を果たすために人型への転化を極めるべく奮起する。いつか魔法族の集落に遊びに行く日を夢見て今日も頑張っている。


□アーティア・ロードフィールド(23 (友)西の街にてから登場)

 神族と魔族の合いの子。旅人でヴァーレンハイトの相棒。ジェウセニューの従姉妹。

 しばらく神界で休んで地上に戻り旅を再開した。一応気にはなったので魔法族の集落には立ち寄った。従兄弟どのが元気そうでなにより。


□ヴァーレンハイト・ルフェーヴル・メルディーヴァ(24 (友)ご依頼、承りましたから登場)

 原案:友人I

 人間族(ヒューマシム)の魔術師。旅人でアーティアの相棒。ジェウセニューたちの友人。

 しばらく神界で休んで地上に戻り旅を再開した。別に依頼があったからなんて理由をつけずとも好きなときに魔法族の集落に行ってもいいのになと思いながら相棒を眺めている。


□シンラク・フォート(18 (セ)早さで勝負!から登場)

 原案:友人I(と鮮枯)

 神族。前神族族長アドウェルサ・フォートの親族。

 この度、正式に神界を追放された。特殊な術がかけてあるので神界に踏み入れることはできない。

 が、あれこれやらかして吹っ切れたのか、度々魔法族の集落に顔を出すようになった。ここに来れば構ってくれる人がいるので。

 自分の居場所と言える場所はまだよくわからないが、いてもいい場所というところができた。リークとモミュアのことは友人として好き。二人ともそれぞれ幸せになってほしい。

 ジェウセニューのことは別に嫌いではない。突っかかってくるが構ってくれるので。割とかまってちゃんなのかもしれない。


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雷来!! 伊早 鮮枯 @azaco_KK

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