第2話小学2年生のプールの時間で

小学2年生から、お互いの家に泊まり合う友達がいた。

川島君(仮)である。

夏の日のことである。

日曜日、川島君家に泊った。お風呂上がり、川島君のお母さんが僕に川島君の白いブリーフを貸してくれた。翌朝、一緒に登校した。

そして、プールの時間。

皆が、女子は更衣室。男子は教室で水着に着替えた。

小学生の時は、必ず警察がいる。

「あっ、羽弦君、パンツにウンコ付いてるぅぅ」

と、警官に言われた。

川島君が貸したブリーフには、ウンコが付いていた。

それを見た、川島君は

「もう、それいらない」

と、言った。

それから、しばらく経って、またプールの時間。

僕は遊んでいて、お尻を擦りむいた。その傷は未だに消えないが、お尻に絆創膏を貼っていた。

また、警官に、

「あっ、羽弦君、ケツにカットバン貼ってる。イヤミだぁぁ」

と言う。おそ松くんに出てくるイヤミがケツに絆創膏貼っていたのだ。

僕は笑われた。

なんとも、愉快な思い出である。

今、地元の川島君は4人の子供のパパである。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る