親友という呪い

いやーすっげえ面白いです
文章も話の構成もすごく丁寧かつ繊細に書かれています。ご都合主義ではない現実に近いと言った方がいいでしょうか。
作者の人生経験が豊かじゃなければ書けないシーンがかなりあります。そこに映える見えない主人公の気持ちであったり、キャラクターが見えてる世界はまさに生きていると言えます。

以下、本作の内容
青葉というキャラは、一言で言えば「便利な人」です。誰かのために役立つことが史上の喜びであり、親友の司を顔を立てるためあれこれその場で計画を立て実行します。
確実に青葉は善良な男ですが、決して報われることもなく、かといって彼等から離れることもしない。
司という男に心底入れ込んでいるからこそ、友情を証明し続け、ヒロインに使われる形で存在意義を得ようとしています。
それらが行き着く先はどこへ向かうのか。


本当に下手な商業モノよりも普通に面白い。続き待ってます。

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