決して振り返ってはならぬ

これは見事な怪異譚である。
そして、怪異に抗う物語でもある。

村の因習により神の元へと連れ去られた子供たちは、ある時真実を知ってしまう。
そして知ったが故に知恵でもって逃げ出すことを画策する。

果たしてそれは神か化け物か。
本当に「終わり」などあるものか。

綺麗にまとまった怪異譚ですが、読了後のゾワッとくる恐怖と、ただでは終わらない結末がまた魅力です。
ぜひご一読ください。

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