第2話

『おめでとうございます

 あなたは自由を得ました

 荷物を整理後、この場所へお越しください』


 戦い後にこんなメールが届いた。


 荷物は今持っているものだけなので、すぐにその場所に向かった。



「オマチシテオリマシタ」


 指定された場所には人形のロボットがいて、そいつについてくるように言われた。


 ついていく途中の通路には様々な部屋があり、一つ一つに名前がつけてあった。


「ナオヤ」「ユウト」「ハルカ」「ケイスケ」


 どれも何回も殺した敵の名前であった。


「オハイリクダサイ」


 ロボットに通された部屋は俺の名前と同じ名前の部屋だった。


 扉を開けるとそこには円柱状の装置があり、その中に入るようにロボットに指示された。


 入ると扉が閉じられ、ガスが部屋の中に充満してきた。


 強い眠気に襲われ、そのまますぐに眠ってしまった。



 次に起きたとき、俺はまた戦場に立っていた。


 横には同じ顔をした、同じ名前を持った、しかし違う数字を割り振られた俺たちが立っている。


 そして、視界の端から目標も示された。


 攻めてくる武装集団の迎撃だ。

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自由へのバトルロワイヤル ミンイチ @DoTK

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