大きなエゴ

杠明

大きなエゴ

先に断っておく、私はありとあらゆるイデオロギーや主義、特定の団体の主張に肩入れするつもりは全くないということを。


さて皆さんは学生の頃もしくは学生諸君は世界の人口は何人と学んでいるだろうか?

私は約60億人と学んだ。

それが今や(2023年3月現在)80億人を突破している。

調べてみると世界人口が10億人を突破したのは1803年とのことだ。

さらに人口の推移を見ていくと第二次世界大戦が終わりしばらくした1950年に25億人を数え、1998年に60億人まで増えている。


大雑把に計算して、

1803年から1950年の約150年で15億人、年1000万人

1950年から1998年の約50年で35億人、年7000万人

1998年から2023年の約25年で20億人、年8000万人

文字通り爆発的に増えている。


これらの要因は幾らでも考えられるであろう。

医療をはじめ技術の進歩、途上国での労働力確保としての多産等。


この人口爆発、皆さんもどこかでこれによって引き起こされる問題を目にしたことがあることでしょう。

水、食料、雇用、住宅の不足。経済格差などなど。

しかし私がここで語りたいのはこの問題についてではない。


さてここでミクロの視点で見てみよう。

私たちが住む日本――日本だけではないが――は少子高齢化が問題となっている。

2022年には出生数は80万人を割ったとのことだ。

この問題を放置するといずれは国家は緩やかな死を迎えることは考えるに難くない。


さてここで取り上げた二つの問題。

これらが矛盾することに気が付くであろう。

世界の人口爆発が問題となり解決したい、日本は人口が減り続け解決したい。

日本人の視点に立ち極端な意見で言うと

「世界のことはともかく自分たちの問題を何とかしたい」

となるだろう。


ここまで偉そうに語ってきたが私にどうすればいいか聞かれても皆目見当もつかない。

もちろん人口爆発によって伴う問題自体を解決すれば矛盾せず双方の問題を解決できるであろう。が私には具体的な解決策はない。


私の無知と無力を晒しただけな気もするが、ここで筆をおくとする。

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大きなエゴ 杠明 @akira-yuzuriha

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