第15話「安岡講堂前の決戦3 アメリアvs勉学戦決着 炸裂の木火拳」
1
「コピー能力……。何、その甘くない能力。死ね、アメ」
篠突くアメをアメリアは大量に放つも、勉学はアメ宿りを発動。
大量のアメで出来た
うぉぉぉ、軍団長の能力凄ぇ使えんじゃん!
「ア、 アオサギ、負けたアメ?」
チャラはアオサギに勝ったか。流石、東大だ
「ムーボ、ムーボ、ハツバク。
勉学は隙を見せた彼女に黒い
ネコの魔人だからか、かなり速いな。
「そんな、甘くないアメ」
アメリアはそう言うと更に「
彼女の手に
そして、それを勉学に振るってきた。
こちらも賢者の杖槍モードでその攻撃をいなす。
「いいのか? その手で」
あざ笑うかの様に、勉学は言い放った。
「何アメ?」
「こっちには、アオサギの能力、
あっ、と言う顔を彼女はした。
「食らえ!
と勉学はアメリアの顔に向かって、右手を突き出した。
「や、やめるアメ!」
よし、今一番怖いのは
「パニックハウス。指定アメリア」と呟いた。
「
と
よしよし、接近戦の技も手に入れたぞ!
そのまま、勉学の右手から沢山の木がアメリアに向かって伸びた。
「木が、邪魔アメェェ! 甘くないの嫌アメェェ!」
彼女を
「あばよ、カス!
と叫ぶと
「あどば!」
彼女はそう絶叫すると
ふぅ。相性って大事なんだな。一人だったら殺されてたかもしれん。
周りを見ると雑魚モンスター達は大体、黒焦げ《くろこげ》になって倒れていた。
これで後から来る奴等も安岡講堂に入れるだろう。
まぁ、また直ぐモンスターが湧くだろうが。
「勉学! 勉学!」
とオリーブや文法2号館にいた学生達がこちらに向け、走ってきている。
彼女はアネゴを肩にかついでいた。
「モンスターは
瞬間、体がフラッとして、勉学は地面に膝をついた。
やはり体力と魔力の消耗が激しいな。コスパの悪い能力だ。
チャラが走って抱きついてきた。
「勉ちゃん、怖かったすよ~」
「フン、よくやったな、チャラ」と一応ホメておいた。
オリーブもアネゴをかついで、勉学の所に来た。
「ア、アンタ! 軍団長2人、本当に倒しちゃったの!」
続けて「私と勉学と、チャラで。
おいおい、だから、お前は何もしとらんだろ。
「うぉぉぉぉぉぉ」
門の近くにいた騎士達が歓声を上げた。
「ぐ、軍団長が2人落ちたぞ!」
「
「ありがとう、東大様! オリーブ様」
「勇者様!」
涙を流している者すらいた。
ハーハッハッ。勇者か。
そう、これ! これよ!
こっちの世界は天才の価値をちゃんと見抜いている。良い世界だ。
日本はこの天才に
何と嫌な国だったんだろう。出る
感謝されて、実に良い気分。
「やったな、勉学」
アネゴが笑って言った。
ドーン、ドーン。
何やら、でかいトロルがこっちに向かって走ってきている。
「パ、パワー・トロル!」
オリーブが声を大にする。
今度はパワー・トロルと言うヤツか。
ふぅ、やれやれ。入る前にアイツも倒しておくか。
「べ、勉ちゃん! 俺、安岡講堂入ってるっすからね」
チャラは慌てて、講堂に入っていった。
「やるぞ! オリーブ!」
勉学とチャラはパワー・トロルに向かっていった。
3
パワー・トロルはプスプス言いながら、丸焦げになり、地面に倒れた。
ふぅ、実に弱い! もう、軍団長クラスじゃないと話にならんな
「東大に逆らうとこうなるのだ」
勉学は
「ま、まあまあって所ね」
オリーブはぎこちない笑みを浮かべながら、
「フン。行くぞ、カス」
彼女に声をかけた。
「約束、分かってるわよね? クズ?」
「あぁ、大魔王デスマギアのカスは俺が倒す」
二人は安岡講堂に向け、歩き出した。
勉学は、講堂の扉を開けた。
な、何だ、これはぁぁぁ。
東大軍残り499人 死亡者数465人、誘拐・行方不明者36人。
東大転生~大学ごと転移したら魔王軍に襲撃されたのでチート魔法で倒します~ 綾城輝元 @terumoto8965
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