世を照らせ、絶えざる光よ

戦記物としては100点、人間ドラマとしては120点みたいな、とにかく素晴らしい作品でした。

固有名詞は確かに多めで、僕もそういう作品はあまり得意ではないのですが、それぞれの言葉にきちんと意味が込められていて単なる記号の羅列になっておらず、それが物語に深い味わいを生み出しています。

良い点をあげるときりがないような非常にクオリティの高い作品ですが、特に好きなのは「残光」というタイトルです。シンプルでありながら過不足なく、畳みかけるようなタイトル回収がとても美しかったです。