第15話

心を病むのに強さも弱さも関係ありません。

誰だって何か些細なキッカケで簡単に病みます。

原因は1人1人それぞれですが、心は繊細です。機敏です。もしかしたらキッカケに気づかないかもしれないくらい些細な事で病むでしょう。

でも心が病んだからと言って自分を責めないで下さい。「自分が悪いから」と思わないで下さい。

心が病むのは環境と状況だと私は思います。

私の場合は色々な環境と状況が重なりました。

心が限界を超えてしまいました。これ以上心が壊れないように無意識に心を守ろうとした結果です。

私は強くも弱くもありません。普通に心を守ろうとしたたけです。今も心を守ろうと必死ですよ。

心を守る方法が他にたくさんの人格達を作る事でした。心を守る方法はたくさんあります。

もし誰か苦しい、心が壊れそうだと思ったら迷わず心を守って下さい。SOSを必ず出してるので無視しないで下さい。自分を助けてあげて下さい。

誰かに助けを求めるのは難しいけど恥ずかしい事ではありません。


勇気がいりますが「助けて」と言ってみて下さい。

「助けて」と言う言葉を無視しないで下さい。

心を病む事は他人事ではありません。

心を病んでいる人は苦しんでいる人です。

偏見や差別する対象ではありません。「助けて」と言っているのです。

「助けて」と言っている自分や周りの人達を助ける勇気を持って下さい。

心は見えません。見えないからこそ壊れたのか治ったのか分かりません。

私だっていつこの障害の治療が終わるのか分かりません。一生続くのかもしれない…。

しかし他の人格達のおかげで今生きていられます。

たくさんの人格達が私の心を守ってくれています。

感謝こそすれ忌避するものではありません。

多重人格だからと変な目で見られる筋合いはありません。心を守ってくれている人格達は私を困らせる事は多々ありますが、何も知らない人達から面白おかしく思われる存在ではありません。

周りの人達に迷惑をかけてしまう事もありますが、

心を守っている最中なのに面白がらないで下さい。

心を病んだからと避けないで下さい。

話を聞くだけで良い。知って下さい。こういう心の守る方法がある事を知って下さい。

理解しろとは言いません。知るだけでいいのです。

知っているのと知らないのとでは天と地ほど違います。正しく知ると自ずと理解してきます。

知ろうとするか無視するかは本人または周りの人達次第です。

最後にもし心が助けを求めているなら簡単に死なないで下さい。最後まで足掻いて下さい。死んでも良い事はありません。何も残りません。

どうか生きて下さい。

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心を病むって事 立花万葉 @sumire303

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