今回のBANについて、もうちょっとだけ語らせて欲しい。

oz3000

これでこの感情にひと段落をつけたい

 自分が初めてカクヨムに来たのが2016年の多分8月頃、アカウントを作ったのが同年の10月頃だったようです。

 その後他へ移り、長い断絶期間を経て2021年の初夏頃に戻ってきて、そこから今までカクヨムで活動していました。


 そして2023年3月15日の昼頃。前のアカウントが利用停止措置を受けました。


 すぐには状況を把握出来ず戸惑いながら何度かログインを試みたものの叶わず、ふと思いついてメールを確認すると12時直前くらいの時間に利用停止告知メールが来ていまして。

 以前から多くの評価をしていた方が度々BANの憂き目にあっていること自体は認識していたので、「ついに自分にも誤BANが降りかかって来たか……」と、何とも言えぬ脱力感に包まれました。

 

 告知メールによると「適切に閲覧していない作品に評価をつける」というおすすめレビュー利用に関する「迷惑行為」がその理由だそうで。

 おそらくKAC期間中に多くの作品を読んで評価もしたのが引っかかったのでしょう。

 決め手となった原因が、作品を開いてから評価するまでの時間の問題なのか、一定期間内に評価した作品数の問題なのか、はたまた他の何かなのかは分かりませんが。

 いずれにせよ、多分評価せずに読むだけ(応援もOKかな?)ならこういう措置を受けなかったんじゃないかな? と考えると、楽しめた作品はなるべく評価したいという自分の姿勢が仇になった形にはなるのでしょう。

 つらい。

 評価まで至る読者の割合を考えると事実とはいえ、運営的には読後にほぼ必ず評価までするような利用者は異端ということなのでしょうか。

 

 あと一番釈然としなかったのは、そのメール内に存在した「修正警告を送った」「期日までに改善が確認出来なかった」という旨の文面でしたね。

 自分の場合そもそも警告とやらが来ていませんでしたし。

 それっぽい単語で検索しても出てこず、KAC期間中のメールを遡ってみても見当たらず、迷惑メール等にも入っておらず。どうしようもない。

 これ多分、作品における不適切な表現などの修正を警告するメールを使い回してるからこういう文面になってるだけじゃないんでしょうかね?

 だから実は警告のような前段階のようなものなんて無くて、いきなりBANだったんじゃないか? 

 ……と個人的に思っています。


 そもそも考えてみると、仮に警告メールがちゃんと届いていたとして評価の修正って何をどうすればいいんでしょうね。

 

 

 

 思えば2021年にカクヨムに戻ってきてから色々ありました。

 

 何も分からないのでとにかく目についた&気を引かれた作品を読みつつ、徐々に連載を追う作品が増えていったり。

 気軽に面白さを味わえる短編にハマり次々読み進めたり。

 作品へ向けた応援コメントやレビューを通して作者さんとの交流が生まれたり。

 作品を読んでいて色々思ったことを吐き出すためエッセイを書き始めたり。

 それを通して更に交流が広がったり。

 追っていた連載作品が完結したり、また新たな作品に出会ったり。

 書いたレビューがカクヨムgoodレビュワーに選ばれたり。

 レビューに関する私的心得をカクヨム金の卵に紹介してもらってガクブルしたり。

 様々な作品に刺激を受けた&コンテストという場の「縛り」具合が化学反応を起こした結果、自分にとって初となるエッセイではない「物語」を完成させたり。

 それを機にコンテストなどを切っ掛けにちょくちょく物語を書くようになったり。

 それら短編の中の一つを膨らませたものではありましたが、初めて物語としての長編作品を書いたり。

 元々書く方としては「思いついた時に何か書ければ良いなあ」くらいに思っていたKACでしたが、うっかり第一回目のお題で作品を思いついてしまったばかりに皆勤賞を狙うか? と思ってしまったり。

 その結果中盤以降の鬼畜お題に頭を抱えるハメになってしまったり。

 

 そしてついにこのお題の作品が書ければ皆勤賞達成というその日。

 全てが消えました。


 作品フォローも、応援コメントも、書いてきたレビューも、全部、全部。

 

 何が起こっているか? という戸惑いが気付きに変わり、上記全てが一瞬で消えたことを現実逃避すら許されずに悟ってしまった時の気持ちは、なんとも筆舌に尽くしがたいものでしたね。

 

 


 しかし今思うと、この瞬間の気持ちは「ショック」ではなかったと思います。

 多分「失望」や「虚無感」と表現する方が適切なものでした。

 

 自分で言うのもなんですが、カクヨムにおいて自分は様々な面で配慮を欠かさなかったと思っています。

 元来自分には「人に迷惑を掛けていると自分も楽しめない」という性質があり、まず相手に失礼が無いことを前提として自分も楽しもうとする所があるものですから。

 だからこそ規則やルールを破るようなことが無いように注意を払ってもいました。


 前述したように、様々な報告や体験談を通じて短期間に多くの評価を付けるのが誤BANの危険性があるとは認識していましたが、それでも自分の方針を変えなかったのはその自負からでした。

「例え評価を付ける頻度が高くとも、自分のコメントやレビューなどその内容を見てもらえば不正や違反かどうかはすぐ分かるだろう」

「今までの活動を見てもらえばそういう利用者じゃないのはすぐ分かるだろう」

 なんて思っていたのだと思います。


 全くそんなことは無かった訳ですが。


「どういう風に活動してきたか」に一切配慮してもらえず、ただ何かしらの数字を基に、何の挽回の機会も与えられずBANされた。

 約二年ほどの積み重ねがそんな風に一瞬で消された。

 今までの様々な配慮は全くの無駄だった。

 その事実にただ打ちのめされていました。




 ただ、ひとしきり打ちのめされた後に思ったのは、これによって「自作品へのコメントやレビューが消えた(☆数が減った)作者さん達が困惑してしまうんじゃないか?」ということでした。


 そもそも自分がレビューを書く大きな理由の一つに面白い作品自体とそれを生み出してくれた作者さんへのお礼というものがあったので、もし今まで評価してきた作品の作者さんに「何か消されるようなことをしたのだろうか?」みたいな困惑や不快感を与えてしまったらと思うと気が気でなりません。

 恩を仇で返すにもほどがある行為になってしまうのですから。

 

 かといってもはや自分にはどうしようもないことなので、該当する作者さんがもしこの作品を読んでいたら、この場を借りて謝罪をさせて頂こうと思います。

 変な不安を与えてしまっていたら申し訳ありません。

 そして決して作品自体に問題があってのことではありませんのでご安心下さい。




 ……この一連の出来事を通して感じたことや思ったことについては以上になるでしょうか。


 垢BAN後、取り急ぎ新垢取得→よく考えたら垢BANの言い訳で不満を述べがてら一作書けるじゃん! という流れでKAC最後のお題だけ一作参加しましたが、時間が経つにつれ「いや冗談じゃねえわ」とじわじわ痛みがやってきてました。


 何が起きたか理解できない、徐々に状態を把握して痛みがやってくるという流れから、多分全く意識していない状態で片腕吹っ飛ばされた時ってこんな感じになるんだろうなと思いましたね。

 自分の場合四肢が吹っ飛ばされたようなものでしたが。ハハッワロス。


 でも頭は残っていたんですよね。

 今まで出会ってきた作品の記憶や、出会った作者さんの記憶は。

 

 今はまだ失ったものが大きい&多すぎて何をしたらいいか全く分からない状態ですが、その記憶を辿りつつ徐々に歩き始めたいなあとは思っています。

 失った物の多さで足が止まっている現状ですが、そう思えるのもまたこれまで積み重ねてきた様々なものや出会ってきた人たちのお陰ではありますね。

 



 そうは言っても出会ってきた作品の数々や自分で書いたものなどサイト上に存在した形あるものは全て消えてしまいましたし、特に自分で書いてきたものに関しては外部に保存していなかったこともあり完全な消滅です。


 とりあえず新垢取得したものの、モチベやら気分の低下が著しいこともあり、少なくともしばらくは低浮上でしょうし、この先自分がどうなるかは全く分かりません。

 

 それでも。少しでも良い方向に戻っていけると良いなあという、願望とも目標ともつかない想いを持ちながらこの作品を〆させて頂こうと思います。


 長々とお付き合い頂きありがとうございました。

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