2023/05/17

第006頁 『創作論①』




 毎度どうも、chomochoです。ぺこり。




 以前、このエッセイにて述べた通り、先日Twitterをし始めまして、そうしましたところ……まぁ、色んな方の様々な意見を拝見する機会が増えまして。


 そこで、タイトルの『創作論』について、私も私なりに考えてみようかな?なんて、思った訳です。


 今回は、覚え書きみたいなものですね。今後も、何か思い付いたり気付いたりしたら、書き留めていこうと思います。




 さて。




 今回の『気付き』なんですが、切っ掛けは先程も申し上げました通り、Twitterでして。そこで……、


『売れるジャンルとテーマが思い付かない』


 この様な感じのツイートを拝見したのです。


 実際にはもう少し長い文章だったと思いますが……どうやら、既に書籍化の実績も有るプロの方らしかったのです。


 そこで、私は思いました。


『なるほどな?』と。


 何が『なるほど』なのかは後述しますが、ともかく、執筆力が高く、プロの方はジャンルとかテーマに拘るのかな?と。


 まぁ、プロに限らず、プロ作家を目指す、多くのアマチュア作家の皆様も、その部分には拘るのでしょう。


 しかし、ですよ。


 それこそが、実は『アマチュアが陥る罠』なのでは?と、思ったのです。


 どういう事かと言いますと、プロの方は、それらさえ定めてしまえば面白い作品が書けるのでしょう。執筆力が高く、一定水準以上の作品を生み出す能力を、既に有しているのでしょうし。


 ですが、アマチュアはそうで無い場合がほとんどでは?と。


 やれ、プロットだ、テーマだ、コンセプトだ、設定だ、なんだかんだ、と、プロの真似事から入るじゃないですか?アマチュアって。小説に限らず漫画とかでもそうではないでしょうか。


 それらを真似し、意識し、執筆前に定めておくのは、確かに重要なのかもしれません。


 でも……それらに力を入れて、いくら拘ろうとも、執筆力が低ければ何の意味も無いのでは?と、そう思った訳です。


 事細かに設定を組み上げても、他人には理解し難かったり、伝わり難かったり、そんな事に拘ってる場合じゃ無いのでは?と。


 そういう拘りって、ある種のオナニーじゃないですか。独りよがりと言うか、自己満足と言うか。それが作品の魅力に繋がる事も多々有るとは思いますし、拘りたければ好きなだけ拘っても良いのでしょうが、人気を得る為にすべき事では無いだろうと思った訳ですよ。だってオナニーですし。


 で。


 そのプロの方が悩んでたのは、ジャンルとテーマなのですよ。


 つまり、プロットなんて用意するのが当たり前、設定なんてさして重要では無く二の次、コンセプトも後からで良し。と、そういう事なのではないでしょうか。


 ある程度の執筆力が有る、というのが先ず大前提で、あとはジャンルとテーマさえ決めてしまえば、他の事はスラスラと書けてしまうのでしょう。


 ……まぁ、実際にはスラスラとはいかないのかもですが、資料を漁るなり流行を探るなりして、自分なりに落とし込んで、面白い作品へと昇華させる技術は持っているのだと思います。


 つまり。


 私が『なるほど』と思ったのは、その能力を有していない私が設定だのなんだのを考え、悩んで、試行錯誤しても意味が薄いのではないか?と言う事なんです。


 そのツイートを見た時、私はこう思いました。


『へぇ、プロってそれさえ閃けば売れる作品が作れるのか』


 と。


 それで逆に、自分はどうなんだ?と考えました。そして、私ではそれだけを決めたって、人気作品は作れないよな?それはどうしてだ?と考えを進めてみた結果。


『ああ、結局は執筆力、か』


 と、思い至った訳です。プロットだのなんだの、そんな部分だけをプロの真似事をしたって面白い作品になる訳が無いよなと。


 今迄、様々な事で悩んで迷走したりしてきました。


 何をどうしたら、設定はああしてこうして、世界観はこうで、矛盾が無いように気を付けて、人気を得るなら先に別の事で人気を得ようとか、ロビー活動がどうの、とか。


 でも、そんなもの。最低限の執筆力を得てから励むべきなのかなぁ、と、今ではその思いが変化しつつあります。


 今迄の悩み一つ一つ、それらが不必要だったとは思いません。アマチュアだからって意識しちゃ駄目って事も無いでしょう。


 ですが、『アマチュアが陥る罠』だったのかな?と。或いは沼と言っても良いのかもしれませんね。


 時間は有限です。


 有限であるのだから、無駄な事に時間を掛けている暇は無いでしょうし、早いところ迷走状態から抜け出さなくてはならない。


 ですので、現状を脱すべく。具体的には執筆力ってヤツを高められる様に、今後は意識していってみようかと思います。


 先ずは、良作……に限らず、様々な作品に触れてみる事からなのでしょう。


 時間の許す限り、読み耽ってみようかと思います。


 書きたいように書いてるだけじゃ、或いはプロの真似事をしてるだけじゃ、何時まで経っても、人気作家になんてなれないでしょうしね。


 先ずは意識からでも。


 励んでみようと、今日、思いました。




 と、言う事で。今回のエッセイは以上です。ぺこり。




──追伸。

 しっかし……学生時代には国語が一番嫌いなくらいで、私は自分では理系人間だとばかり思っていたのですが……。こうして最近、執筆活動の事で頭を悩ませる日々が訪れるのですから、人生とは不思議なものですね。私の人生設計が下手糞なだけかもしれませんが。……いや、勉強の得手不得手と趣味は別なだけ、か。

嗚呼……下手に考え始めたら追伸の長さで無くなってしまいそうなので、この辺で。ではでは。ぺこり。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

神である執筆者の『いいわけ』 chomocho@処女作執筆中 @chomocho

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ