現実世界にも通じる「アンラッキー」
- ★★★ Excellent!!!
自分たちはラッキーだった
けれど、その裏ではアンラッキーな人たちもいる
KAC以前からの物語「プギーの憂鬱」を使って、KACのお題に挑戦、連作とされています
「食糧難の世界で、知恵と二足歩行を得たかつての家畜たちも人間はまた食べようとしている」
そんな世界のお話です
それから逃れようとしているのがプギー一家です
背景を知り、連作を追うと、作者さまの軽快な筆致、関西弁の登場人物たちのにぎやかさ、それとは真逆の「寓意」にもきっと気付かされるでしょう
今回ははっきり、それがあらわれているお話でした