【こういうのが読みたかった!】王道だけど新感覚なガールミーツボーイ

「こういうのが読みたかった!」
とまず一声。

 ファンタジーの世界観の中に純愛ストーリーが成立するこの作品の見どころは、やはり「主人公シャイラと少年フィスクの関係」でしょう!

 未来を変えようとする中で、シャイラはフィスクと距離を縮めていきます。時にすれ違ったり、ぶつかったりしながら……。けれどそれは、お互いを思い合うからこそなんです。

 この「相手を思うからこそ」は、主人公と少年に限ったことではありません。他の登場人物たちにもそれが多く当てはまり、それがまた、物語に深みを生み出してます。もう、登場人物たちみんな「生きてる……!」て感じがします。すごい。

 ネタバレになるので伏せますが、某話のとあるセリフがシャイラとフィスクの思いの強さが分かって好きです。ただ「一緒に乗り越えていこう」じゃなくて、綺麗事だけじゃなくても例えそこが地獄でも側にいたい……くらいの重さ、強さがあって、本当に……この作者さんの台詞回しは本当にお見事としか言いようがない。

 拙い感想で申し訳ないのですが、本当におすすめの作品です。是非是非皆様お読みになってくださいまし!

 最後に、素敵な作品をありがとうございました!