第3話 勉強

ネオ・ファルコンとして生まれてから、あっという間に3歳になった。おむつの替えや授乳など、屈辱的なこともあったけれど、私は健康に過ごしている。とは言っても、この3年間、父との接点はほとんどなかった。帝国の軍事を一身に任されるファルコン家当主は、すごく忙しいようだ。


私ははいはいができるようになってから、メイドなどがいない間に部屋を抜け出して、この家の書斎に潜り込んで書籍を読むことに熱中していた。この家の書斎は、家の名に恥じぬほどの書籍がそろっていた。まあ、でも私が今できることは普通の赤子と変わらない。普通の赤子と違うところは、うんこを信仰する力によってうんこが肛門から出るまでに時間を稼ぎ、、、


「おぎやぁぁぁぁあああ!!」


と大声で叫ぶことで、メイドがおむつを変えに来るまでの時間を稼ぐことができる。この能力は、私にとっては非常に大切なものだ。


そんな私だけど、なぜかこの国の言葉はわかるし、読むこともできるのだ。生まれたての頃、父親が喋ったことを理解することができたので、言語がそもそも同じなのかと思ったが、文字を見てみると明らかに異なる言語であった。でも、不思議なことに、その文字を理解することができるのだ。もしかして、私って天才なのかもしれない。


そして、二年間にわたる本の読書が、私に大きな知識を与えてくれた。例えば、女性は男性よりも多くの単語を使うことが分かったり、猫の耳を引っ張ると痛がることが分かったりした。でも、私にとって一番驚くべきことは、トイレットペーパーがなくなった時に使える代替品を知ることができたことだ。


もちろん、私はまだまだ赤ちゃんだけど、これからもっともっと知識を身につけて、天才赤ちゃんを目指すぞ!それでは今日も、うんこを信仰する力を発揮し、メイドさんがおむつを変えに来るまでの時間を稼いでいこうかな。 

それは置いといて


今日は私が二年間本を読み続けた結果分かったことを整理していこうと思う。


ファンタジー世界の中で、出てくる大陸についてお話ししようと思う。その大陸の名前は「アルドレスタ」(Aldoresta)といい、様々な地形や気候帯が存在するようだ。


そして、このアルドレスタ大陸を四割も支配するのがノヴァリア帝国。この帝国は強力な魔法の力を背景に、強力な文化と繁栄を築き上げてきたそうだ。帝国内には多種多様な種族や文化が存在し、魔法を使うものたちによって統治されている。そして、魔法を使う能力があるものたちは、帝国の支配層や優れた職業に就くことができるのだそう。さらに、帝国は日々新たな魔法の力を武器に領土拡大に明け暮れているとか。


でも、その帝国の中でもファルコン公爵家は最も古くから存在していて、かつては独立した小国家だったそうだ。しかし、ノヴァリア同盟に参加し、その後のノヴァリア帝国の建国に貢献したそうだ。現代のファルコン家は、魔法の力を駆使した軍事力の維持と発展に注力しているそうです。さらに、帝国内には最も優れた戦士たちを養成するための学校を運営しており、帝国貴族になるためには10歳からそこに通わなければいけないとか。


そんなファルコン公爵家以外にも、公爵の爵位を頂戴する家が二つある。

一つ目は

「エンライトン公爵家」(Enlighten Duke)

この名前は「啓蒙」という意味を持ち、知識と文化への関心を象徴しているそうだ。この家は帝国の政治を任されているとか。

二つ目は「フェレッティ公爵家」 (Feretti Duke)

この家は「正義の弓」を紋章としており、この名前は法律に関することを任されていることを表しているそうだ。


それぞれの公爵家が大事な役割を担っているようですね。そして、この三つの公爵家を併せた総称として「三大公爵」と言われているそうだ。


この世界の人々は生まれつき固有スキルを持っていることがるそうだ。固有スキルは後天的に身につけるスキルとは異なり、同じスキルを持つ人が現れることは非常に稀なため、所有者が唯一の持ち主とされているようだ。


また、加護は神から授かるものであり、5歳の時に教会で洗礼を受けることで効果が発動する。加護の効果は個人によって異なり、神の階位によって大きく異なると言われている。


さてここからはおまちかね魔法の話をしていこうと思う。


魔法は、この世界において非常に重要な役割を担っており魔法によって、人々は自然の力を操り、様々な奇跡を起こすことができる。


この世界の魔法の属性は火(Fire)、水(Water)、風(Wind)、土(Earth)、光(Light)、闇(Darkness)、


無(Non-elemental)の七種類であり、闇と光になると一気に使用できる人間が少なくなり、無になると使用できる人間は国に十人もいないそうだ。


ここで魔法の基本事項を話していく。


魔法は魔力を源として発動する。魔法の種類というものが属性とは別に存在する。魔法の種類には、治癒魔法、攻撃魔法、防御魔法、召喚魔法、変身魔法、予知魔法などがある。


魔法の強さは、魔法使いの魔力量や才能、技術によって決まる。また、魔法の強さは、魔法の種類や状況によっても異なる。魔法の制御は、非常に重要である。魔法を正しく使わないと、予期せぬ結果をもたらすことがありる。また、魔法の使いすぎは、魔法使いの体力や精神力を消耗するため、制御が重要である。


まあ言えることは魔力の質と総量が大切だということである。


これについてはもう既に解決しており、自己流の訓練方法を思いついている。


その方法は、魔力を司る細胞の活性化である。まず特定の魔法に特化したトレーニングを行う。


まず集中してお腹の下ら変であるであろう魔力臓を意識してこのネオ秘伝の呼吸法で、、、




「ぶりっ」


 


え、、、


あ、うんこもれてもた。


{名前}:ネオ・ファルコン

{種族}:人間

{性別}:男

{年齢}:3歳

{スキル}

支配者の器-v1

血塗られた復讐の守者-v1

{加護}

不明

{ステータス}

レベル:1

身体能力:100

魔力:2000

頭脳:2000

潜在能力:SSS+



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